よみもの|コラム|モミジ院長のリカバリー日記
vol.6

モミジ院長のリカバリー日記第6回

「森羅万象のクイズ知識をどうやったら効率的に覚えられるのか?」という問いかけを、当時、いつも自分自身にしていた。

1990年、ワープロはある程度普及していたが、パソコンはまだ庶民には普及しておらず、高嶺の花であった。NECのPC98シリーズが主流だったと思うが、パソコンブームが本格的に到来するのはWindows95すなわち1995年なので、ワープロで問題を整理するか手書きでまとめるしか方法はなかった。

元々、超アナログ人間であり、ワープロのメリットもあまり見いだせなかったので、自分の場合、手書きでやることにした。クイズの勉強はメモ帳に分からない問題を書き出し、ひたすら覚え、分厚いノートに分野別に整理して手書きでまとめていく方法をとった。

記念すべきメモ帳の第1問目は「問題 世界で初めて実用的なヘリコプターの開発に成功した、キエフ出身の航空機のパイオニアといえば?」という問題。

わぁ、今、見ても難問だな。(正解はイーゴリ・シコルスキー)さらに、2問目もアメリカの伝説の木こりポール・バニヤンの問題。やはり、当時から自分は感覚がずれているな。

さて、森羅万象のクイズ問題をどうやって分類するのか。

当時のスタンダードな分類は、クイズグランプリのジャンルに準じたものだろう。「スポーツ」「芸能・音楽」「文学・歴史」「社会」「科学」そして「スペシャル(ノンセクション)」という分け方であった。また、ウルトラクイズの大判の問題集が当時販売され、少し細かく問題分類されていたので、グランプリ分類と合わせて、以下のようなオリジナルな分類をしてみた。

  •  文学(古典文学、名作文学、SF,推理小説、俳句・短歌、文学賞、・・・)
  •  歴史(日本史・古墳~大和、飛鳥~奈良、平安~鎌倉、・・・)
  •  地理(北海道、東北、関東、中部、近畿、中国四国、九州沖縄・・・)
  •  社会(現在の内閣、歴代首相、世界の政治家、企業、交通、・・・)
  •  科学(巣学・単位、物理学、コンピューター、動物、天文学・・・)
  •  グルメ・生活(日本料理、郷土料理、フランス料理、美容、・・・)
  •  芸術(現代美術、写真、クラシック音楽、茶道、古典芸能・・・)
  •  エンタメ(テレビ・ドラマ、ポップス・演歌、ジャズ、アイドル、・・)
  •  スポーツ(プロ野球、サッカー、陸上、大相撲、ゴルフ・・・)
  •  漫画・アニメ・趣味(漫画、アニメ、声優、ゲーム、将棋、・・・)

現代のクイズにマッチしているかどうかわからないが、1990年から今に至るまでこのクイズ分類を使っており、「モミジの杜杯」という自身の大会でも、この分類に基づいて問題を作成している。10に分けた大分類の割合は同じ数で揃えるようにして出題している。(続く)

 

本日の問題「精神医学・心理学③」

 

第17問 精神科医の傍ら、代表作に『レトルト』や『娘の学校』がある作家で、そのペンネームはスペイン語で「何もなくて何もない」という意味があるのは誰?

第18問 1956年にグレゴリー・ベイトソンが提唱した、矛盾する二つの命令を受けたときに生じる「二重拘束」の概念を何という?

第19問 日本初の公立精神病院である京都府顛狂院が設置されたお寺はどこ?

第20問 『映画スター』や『ロマンス』などの雑誌を発行するなど芸術に造詣が深かった精神科医で、八幡学園の顧問となり、山下清の才能を開花させたのは誰?

第21問 スイスの精神科医ユングが提唱した、兄弟間における妬みや怒りの感情を旧約聖書の登場人物に例えて”何コンプレックス”という?

第22問 記憶のメカニズムで、記銘した直後より、少し時間が経ってからのほうが記憶を想起しやすいことを何という?

第23問 アメリカの心理学者レビンが定義した、2つ以上の集団に所属しているとき、どちらにも帰属できない人間を何という?

第24問 情動の原因をめぐる論争で、「身体変化の認知が感情を生む」としたジェームズ・ランゲ説に対し、「視床が情動を調整する」とした説を何という?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「精神医学・心理学③」の正解

 

問17 なだいなだ(本名を堀内秀という精神科医、アルコール依存症が専門)

問18 ダブルバインド(精神病棟でのフィールドワークから発見)

問19 南禅寺(京都五山の上に立つお寺)

問20 式場隆三郎(第3代日本ハンドボール協会会長でもある)

問21 カイン・コンプレックス(ほかにエディプスコンプレックス、エレクトラコンプレックスなど)

問22 レミニセンス(ワード・ホブランド効果とバラード・ウィリアムズ効果)

問23 マージナルマン(生態学者パークの造語、境界人、周辺人、限界人とも)

問24 キャノン・バード説(他にシャクター・シンガー理論も有名)

 

徳山静養院 院長
森隆徳

学生時代、クイズ番組の出場経験があり、広島でクイズサークル「モミジQ楽部」を友人と立ち上げた。精神科医になり、元祖クイズドクターとしてテレビ番組への出場、自身の大会を開催するなどクイズ活動を行う傍ら、医療の中でクイズを使った活動を行い注目を集めている。

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