よみもの|コラム|モミジDr.のリカバリー日記
vol.311

モミジDr.のリカバリー日記 第311回「甲虫類」

昨年秋から同僚の先生に頂いたノコギリクワガタを飼っている。
冬の間はずっと土の中で見えないし、生きているのかどうかさえ分からなかったが、餌を定期的に新しいものに交換し、毎日湿度環境を整えるために霧吹きを行っていた。春になり少し暖かくなると、ごそごそと姿を見せるようになった。
餌を入れるプラスチックが増えてきたので、最近、飼育している籠のインテリアを一掃してみた。
インテリアと言っても、土を変えてみたり、おがくずのマットレスをふかふかにしたり、登れる太い幹を作ってみたり、プラスチック類を排除したり。
そうすると、みるからに行動が活発化する。(環境が変わり、落ち着かないだけなのかもしれないが、こちらからは、はしゃいでいるように見える。)
飼ったことのある方なら分かっていただけるかと思うが、日ごろ、寝てばかりいる姿から一変し、行動が盛んになると元気が出てきたような気がして、嬉しくなる。こちらのベッドがいいかな、あちらのベッドが寝心地いいかな、と自分の好きな場所を探すのが楽しそうにも見える。
クワガタは二年虫なので、今年の秋にはお別れとなるが、できるだけ心地よく過ごせるようにときどき、部屋中(自室)自由に飛んでもらっているが、それとて自然に比べると狭い空間だよな、と考えてしまう。でも、自然に戻すと、死んでしまうそうなので解き放つわけにもいかない。なにが正解はわからないが、飼っている以上、愛情をもって最後まで過ごしやすい環境を整えることくらいだろうか。
子供の頃から猫、鳥、犬、カメ、ハムスターなどいろいろな動物と接してきたが、「甲虫類」もなかなかかわいいな、と思う今日この頃である。

【今週のテーマ「甲虫類」】

科学の分野から「甲虫類」

問題01

世界最大級のカブトムシの名前に使われている、ギリシャ神話の英雄といえば?

⇒□□□□□

問題02

黒い色で、胸に十字型の紋があるのが特徴の、日本最大級のホタルの種類は?

⇒□□□ボタル

問題03

水に潜っている姿がカブトムシに見えることから「ダイビング・ビートル」という別名を持つ水生甲虫といえば?

⇒□□ゴロウ

問題04

どのようにも解釈でき、はっきりとしないものをある甲虫に例えて、「何色」という?

⇒□□□□色

問題05

昔、大ブームとなった「甲虫王者 ムシキング」で、使うことのできる二種類のカードとは「ムシカード」と何?

⇒□□カード

問題06

英語で「ビートル」といえばカブトムシのこと。では、「レディービートル」といえばどんな甲虫を指す?

⇒□□□□ムシ

問題07

英語では「タイガー・ビートル」という、人間が近づくと前へ前へと飛ぶ習性があることから「道教え」という別名を持つのは?

⇒□□□□□

問題08

ヒョウタンのような形状をしたオサムシ科の昆虫で、世界の他地域には分布していない日本の固有種であり、カタツムリを食べることから名前が付いたのは?

⇒□□□□カブリ

問題09

南米のベネズエラやコロンビアに生息する、体長が160㎜に達し「オバケカミキリ」という別名を持つ世界最大のカミキリムシといえば?

⇒□□□□オオウスバカミキリ

問題10

アフリカに生息するコガネムシ科の甲虫で、世界一重い重量を持つことで知られるのは?

⇒ゴライアスオオツノ□□□□□

正解【甲虫類】

問題01

ヘラクレス

(ヘラクレスオオカブト。カブトムシの王様である。また、世界で最も全長が長い甲虫類である)

問題02

ゲンジボタル

(日本で「ホタル」といえば、この「ゲンジボタル」のことである。和名の由来として、平家打倒の夢破れた武将・源頼政の思いが夜空に飛び舞う蛍に例えられたとする説がある。「ヘイケボタル」という種類もある。)

問題03

ゲンゴロウ

(幼虫を「孫太郎虫」という。かつては「タガメ」と並んで、水生昆虫の代表格であったが、最近は絶滅危惧種となっている。)

問題04

タマムシ

(光の具合で、羽の色が変わって見えることから「玉虫色」と呼ばれるようになった。法隆寺の宝物「玉虫厨子」も有名。)

問題05

わざカード

(主人公は「ポポ」。森の王者カブトムシを「ムシキング」と呼んでいる。ムシキング研究所の所長は「ネブ博士」。)

問題06

テントウムシ

(漢字では「天道虫」「紅娘」「瓢虫」という)

問題07

ハンミョウ

(オオエンマハンミョウは、世界一強い昆虫として知られている。)

問題08

マイマイカブリ

(昆虫の卵としてはクマバチと同じ最大級のサイズ)

問題09

タイタンオオウスバカミキリ

(ヘラクレスオオカブトは180㎜に達するが、半分は角であるのに対し、タイタン~の場合は160㎜のうち、ほとんどが体長なので並べたらはるかに大きく感じる。)

問題10

ゴライアスオオツノハナムグリ

(「ゴライアス」という名称を持つ生物には「ゴライアストリバネアゲハ」や世界最大のカエル「ゴライアスガエル」が有名。)

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いしい記念病院 副院長
森隆徳

学生時代、クイズ番組の出場経験があり、広島でクイズサークル「モミジQ楽部」を友人と立ち上げた。精神科医になり、元祖クイズドクターとしてテレビ番組への出場、自身の大会を開催するなどクイズ活動を行う傍ら、医療の中でクイズを使った活動を行い注目を集めている。

クイズに関するニュースやコラムの他、
クイズ「十種競技」を毎日配信しています。
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