よみもの|聞くトリビア(読む編)

オドロキの職業の雑学
【聞くトリビア 読む編】

隕石を拾ってコレクターに売る「隕石ハンター」という仕事がある

地球には毎年数千個もの隕石が落ちてきているそうです。世界にはそれらを手に入れようとする「隕石ハンター」と呼ばれる職業があります。

彼らは手に入れた隕石をコレクターやオークションに売ってお金を手にします。2020年にはサハラ砂漠で発見された月の隕石がなんと日本円にして2億6千万円で売れたというニュースがありました。希少価値が高いものであればそんな値段で取引されているんですね。

これだけ聞くと良い職業のように思えますが、全世界に多くのライバルが存在し、どんな危険な場所でも隕石を手に入れるためには行かないといけないというまさに命がけの仕事なのです。

カナダには、「レンタル泥棒」なる仕事がある

普通、泥棒なんてお店や家などに来てほしくないものですが、カナダではそんな泥棒を貸し出すサービスがあり、多くのスーパーなどで利用されています。

どういうことかというと、レンタルした泥棒に店の商品を盗んでもらい、それを店員が見つけて叱責するという「やらせ」を行い、いわば見せしめとして使われるのです。

これが結構効果があるらしく、万引きの数も減っているそうです。日本でもこんな職業が出来る日も遠くないかもしれませんね。

ペットフードを実際に食べて感想を言う職業がある

ペットフードのCMで「美味しくなりました」と言っているのを見て、ペットにどうやって聞いてるんだ?と思う人もいるかもしれません。ところが、実はアメリカには実際に食べて味を調べる仕事があるのです。

その名も「ペットフードテスター」という職業で、実際にペットに食べさせて反応も見ますが、自分でも食べて味のリポートを書いたりします。単に味のリサーチだけでなく、栄養の基礎知識やそれぞれの動物の好みなども調べたりするのでかなり専門的な知識が必要となります。

かなり大変な仕事なようですが、動物好きな人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

ベッドに寝ているだけでお金がもらえる仕事があった

2008年、アメリカ航空宇宙局、NASAからユニークな求人広告が出されました。どのような仕事かというと、90日間、指定された姿勢でベッドで寝続けるというもので、その報酬として170万円がもらえるという内容でした。

これは、重力がわずかにしかない状態のとき、人間の体にどんな影響があるのかを調査するためのもので、骨などの状態も調べたりします。

パソコンやテレビ、ゲーム機もあるので、一見楽そうな仕事に思えますが、何人かは途中で辞めてしまったとのこと。同じ姿勢をキープするのは相当しんどいようです。

戦時中まで、天皇陛下の写真を販売する職業があった

第二次世界大戦まで、天皇陛下は神様として崇められていました。そのことから各家では陛下の写真を飾るところも多かったようで、その写真を販売する業者もあったそうです。

販売を担当していたのは民間業者で、政府も見て見ぬふりをしていたので、国の愛国心を高める政策だったというわけではありませんでした。

1枚の価格は現在の金額で1万円と結構高いものでした。それでも飛ぶように売れたそうなので、稼げる職業だったようです。敗戦後、昭和天皇が人間宣言を発したことから写真を飾るところも減り、業者の姿も見なくなりました。

その昔、女性がおならをしたときに身代わりになる職業があった

女性にとっておならが恥ずかしいことであるというのは昔も今も変わらないもの。身分が高い人になるとそれこそ立ち直れないぐらいの恥となるかもしれません。

江戸時代、そんな身分の高いお姫様や良家の娘たちのために、代わりにおならをしたと宣言する「屁負比丘尼(へおいびくに)」という職業の女性がいました。彼女たちは、普段は身の回りの雑用などを行うのですが、もしおならの音が聞こえたならば、「私がやりました」と宣言して周囲の気を引いたとのこと。

この仕事柄のせいか、上流階級の女性から非常にかわいがられており、常に頼られていたそうです。

英語圏の名前のスミスとは、もともと鍛冶屋のことを指した言葉

英語圏でもっとも多いファミリーネーム、スミス。これはもともとは鍛冶屋を表す言葉でした。

かつてアメリカではヨーロッパから移住してきた鍛冶屋が人々の生活を支えたことから、社会的に高い地位を築いていたのです。そして自分たちの仕事に誇りを持っていた彼らは、仕事の名前をファミリーネームにしようということからスミスと名乗るようになりました。

他にも職業由来の名前は多くあります。たとえばベーカーはパン屋、テイラーは仕立て屋、スチュワートは執事からつけられました。これ以外にも色々とあるそうなので、調べてみるのも楽しいかもしれません。

第1回国勢調査では、国民の半数以上の職業が農業だった

1920年、大正9年、日本で初めて国勢調査が行われ、日本人がどのような職業についているかの統計が発表されました。

それによると、一番多い職業は農業で、実に半分以上の51.6%が従事していることが判明しました。まだそれほど他の業種が発達していなかったというのもあったのか、第2位に2倍以上の差をつけての1位となりました。

その第2位は19.4%の工業で、第一次世界大戦が終戦し日本を復興させようということで様々な製造業が発達してきたことからこの順位となったようです。いわば、ここが後に製造業が農業を逆転する第一歩だったのかもしれません。

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