よみもの|聞くトリビア(読む編)

「人生の糧になる名言」100選【偉人たちの名言雑学集】

「失敗は、成功を引き立たせるための調味料だ」

アメリカの作家 トルーマン・カポーティ

成功の裏には失敗もつきものです。むしろ、そのほうが割合が多いかもしれません。しかし、その分、喜びもひとしおです。そうなれば、それまでの失敗についてもポジティブにとらえることができます。それを調味料として、味の引き立てにとらえるのは言葉としても非常にユニークです。

「想像力さえあれば、無限の力を発揮できる」

アメリカの作家 ジョン・ミューア

ミューアは植物学者でもあり、「自然保護の父」とも言われた作家です。想像力はどんなに楽観的であれ常識外れなことであれ、無限の広まりを見せるものです。うまくいかないことがあったとしても、それを上回るほどの想像力があれば状況を打開できるかもしれません。ネガティブな気持ちでいるよりは、前向きに考えをはたらかせるほうが有意義かもしれません。

「最高の夢は目覚めてる時に見る」

イギリスの編集者 チャールズ・ギルダーブルーム

確かに夜寝ているときには夢を見ます。中にはそれはとても幸せな内容のものもあるでしょう。しかし、現実で望む夢は、努力次第ではリアルとなります。高い目標であったとしても、苦労が絶えなかったとしても、実現した時の喜びは消えるものではありません。実際の世界での夢も大事にしてください。

「兵は詭道なり」

中国の兵法家 孫子

「詭道」とは人を欺く手段のことです。戦いにおいては様々な状況に応じて、相手をうまく陥れることが大事です。陽動作戦などともいいますが、何事も正面から挑むのはすがすがしいことかもしれませんが、勝利が必要な局面では相手の裏をかくのも重要なことです。ビジネスマンなどに『孫子』を愛読する方もいますが、まさにからめ手も必要なこともあるのです。

「稽古は強かれ、情識はなかれ」

能楽師 世阿弥

この「情識」とは傲慢や慢心のことです。何事も経験を積んで慣れてくると油断が生じるのが人間というもの。しかし、それが失敗につながっては元も子もありません。しっかりと稽古に励みそれで技術を磨くのはもちろん、そこに油断の入り込む余地がなければより完璧なものに仕上がります。さらに、いかにベテランでも心がけでより高みに行けるということでもあります。生涯が修行と伝わる言葉です。

「努力に逃げ道はない。努力を愛せ」

スイスのテニス選手 ロジャー・フェデラー

レジェンドのひとりに数えられるテニスの名選手の言葉らしく、努力の大切さを訴えたものです。結局、上達には練習・努力しかありません。誰しも厳しいのは嫌なことではありますが、頑張った先には成果が出てきます。それを考えれば、成功への道筋と考えて努力を愛することは、より前向きに物事に向かえるのではないでしょうか。

「叱ってくれる人がいなくなったら、探してでも見つけなさい」

放送作家 永六輔

歳を取っていくにつれて、自分のことを叱ってくれる人がどんどんいなくなっていきます。その結果自分のやっていることが間違っていることに気づかずに、いつの間にか孤立していくなんてこともありえます。そんなことのないように、叱ってくれる人を見つけるべきである、永六輔はそのように我々に伝えてくれています。

「未来に向き合うには二つの方法がある。ひとつは心配、もうひとつは期待だ」

アメリカの講演家 ジム・ローン

人間、先のことに心配があるのは誰しも同じです。楽しみなことがあれば当然ワクワクしますが、不安でつぶれそうになることも少なくはありません。しかし、ネガティブな予想ばかりして取り越し苦労をするよりは、多少楽観的といえどもポジティブな気持ちでいることは大切です。どうせわからないことなら、前向きであるほうが気楽に過ごせるかもしれません。

「之れを知る者は之れを好む者に如かず」

中国の思想家 孔子

『論語』に見られる一説です。ある物事を理解している人には知識があるが、好きな人には敵わない、という意味。日本にも「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、何事も楽しんでできる人のほうが上達は早いのは当然です。仕事にしろ何にしろ、嫌々やらされるよりは楽しんでトライしてみたほうが良い結果になるのはあきらかです。多少苦手なことでも、面白い部分を見つけ出せば克服できるかもしれません。

「一番高い利息が得られる投資、それは知識への投資である」

アメリカの政治家 ベンジャミン・フランクリン

どんなに良い設備などを揃えてもいずれは劣化しますし、時代遅れになってしまうかもしれません。しかし、知識はなくならず、いずれ何らかの役に立つことが多いといえます。雷が電気であることを発見するなど、科学者としての顔ももつ好奇心旺盛なフランクリンらしい、勉強の大切さがよく伝わる言葉です。

「人生で必要なものは、無知と自信だけだ」

アメリカの作家 マーク・トウェイン

何事にも知識が必要ですが、それにとらわれすぎてしまうと逆にうまくいかないということは珍しくもありません。時として、無知であるように新しい視点で物事を見てみるのも大切なことです。そして、この後には「これらがあれば、成功は間違いない」と続いています。

「自分で薪を割れ、二重に温まる」

アメリカの実業家 フォード

現代で薪を割ってストーブを焚くことはないかもしれませんが、確かに待っているより動いたほうがその間も体は温まります。もしかすると、ストーブすら必要なくなるかも。さらに、それに加えリーダーが自ら下働きのような動きをすることは、部下にとっても良い刺激になることはうかがえます。そういった意味では二重に大切なことを説いているような言葉といえます。

「欠点はかくすものではない。利用するもの」

作家 宇野千代

誰しも欠点というものはあるもの。その欠点もむしろ個性として考えるべきではないでしょうか。個性であるなら欠点を隠す必要はありません。それどころか、ひとつのチャームポイントとして前面に出していくべきでしょう。そのように宇野千代は訴えています。

「月に手を伸ばせ、たとえ届かなくても」

イギリスのミュージシャン ジョー・ストラマー

斉藤和義の曲『月光』にも引用されているフレーズです。伝説的バンド「ザ・クラッシュ」のフロントマンである彼はイギリスでもいまだに人気があります。目標に対して手が届かないことがわかっていても、その努力は無駄にはなりません。むしろ、高い目標を掲げることで自身を鼓舞することができる人もいます。それは決してバカげたことではありません。

「老いは怖くない、目標を失うのが怖い」

冒険家 三浦雄一郎

この言葉には「何のために長生きしたいのか。健康の先に何を見たいのか。その目標がはっきりしないとただの怠け者になってしまう」という続きがあります。三浦雄一郎は80歳にして、自身が持つエベレスト世界最高年齢登頂記録の3度目の更新を果たすなど、様々な挑戦を続けてきましたが、その理由がこの言葉から感じられます。

「愛は目ではなく心で見るもの」

イギリスの劇作家 シェイクスピア

彼の喜劇のひとつ『真夏の夜の夢』の台詞にあるものです。一見、見た目に惑わされないようにという戒めのようですが、実際は「愛は盲目」のような意味で使われています。確かに、恋のキューピッドに射抜かれた人はそれがどんな相手でも魅力的に思えてしまうのかもしれません。それは理屈ではないようです。

「ひとつのドアが閉まっている時、もっとたくさんのドアが開いているんだよ」

ジャマイカのミュージシャン ボブ・マーリー

うまくいかない、くじけそうなときはあらゆる可能性が閉ざされたように見えてしまいます。しかし、その状況は逆にチャンス。ひとつの扉がしまっているようですが、目を他に向ければ無数の可能性があるのです。追い詰められたようなときこそ、別の視点で物事にあたるのはよりよい解決の糸口となるかもしれません。

「空白の部分を考える、それが私の喜び」

作家 松本清張

あらゆるものが表現されているわけではありません。それこそ、文章では行間を読むというのも大切です。ミステリーでいえば、犯人の行動は空白だらけです。そのように空白となっている部分を考えることは、想像力を掻き立てられる面も多々あるといえるでしょう。文学界の巨匠らしい言葉です。

「才能のない者の武器は考えること」

プロ野球監督 野村克也

スポーツなどでは顕著ですが、何となくの感覚でうまくこなせる人はいます。そうした人も言語化が難しいだけで独自の思考があるのかもしれませんが、天才的にも思えます。一方、そうでない人は色々と考え工夫して最善の結果を導く必要があります。選手としても監督としても一流だったのは、考えに考え抜いたからこそたどりついた結果なのかもしれません。

「可能性を超えたものが、人の心に残る」

建築家 安藤忠雄

出来て当たり前のことをしても誰の印象にも残りません。誰かの心に刻みたければ自分の限界を超えるようなチャレンジが必要です。安藤忠雄が設計した建造物は多くのチャレンジが取り込まれており、その結果建築界のノーベル賞と呼ばれるプリツカー賞も受賞するほどの一流建築家となりました。

「幸福は香水のごときものである」

アメリカの哲学者 ラルフ・ウォルドー・エマーソン

これだけだと、幸福は永続的なものではないという意味に思えますが、実際は「人に振りかけると、自分にも必ずかかる」と続きます。自分さえよければというような利己的な思いではなく、皆が幸せであるように思うことは決して無駄なことではなく、自分自身にも返ってくるものなのです。

「親切な言葉に費用はかからない。しかし、多くのことを成し遂げる」

フランスの哲学者 パスカル

確かに言葉をかけるのにはコストはかかりません。さらに、それは人を元気づけたり信頼関係を築いたりと多くのプラス効果を生み出します。せっかくかけるなら良い言葉を選んで、ポジティブな感情を生み出してあげるのはいかがでしょうか。

「変革せよ。変革を迫られる前に」

アメリカの実業家 ジャック・ウェルチ

世の中は常に動いており、ずっと同じというものはありません。そうすると、当然ながら変わらなければならないことはたくさんあります。それはモノだけではなく自分自身のあり方や考え方も含まれます。時代遅れとなってしまう前に動くことは重要といえるでしょう。実業家らしい言葉といえます。

「今を戦えない者に、次や未来を語る資格はない」

イタリアのサッカー選手 ロベルト・バッジョ

苦しいと逃げ出したくなるのは何事もそうです。しかし、今の瞬間を逃げてしまえばそのあとにつながるものはなくなってしまいます。バッジョといえばワールドカップ決勝のPK失敗で非難された経験もあるのですが、それもまさに今を戦った結果といえます。「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持つ者」だったわけです。

「誰かの曇った心の虹になれるよう努力しましょう」

アメリカの作家 マヤ・アンジェロウ

落ち込んでいるときに誰かから言葉をかけてもらうと気が楽になるものです。そんな経験は誰しもあることでしょう。それは自身だけではないのがわかると思います。誰かが困っているときや打ちのめされているとき、手を差し伸べてあげることは大きな助けになるかもしれません。それはまさに雨上がりの虹のような美しさなのでしょう。

「計画のない目標は、ただの願い事にすぎない」

フランスの作家 サン・テグジュペリ

大きな夢を語るのは結構なことではありますが、それがあまりにも現実的でなく、道筋がないものであれば実現のしようがありませんし、大ぼら吹きと思われるだけです。そのためには順序だてた小さい目標を積み重ねるのも手段のひとつです。ひとつひとつそうした段階をクリアしていくことで最終的な地点にたどり着けます。

「人の光を借りて我が光を増さんと欲する勿れ」

作家 森鴎外

「親の七光り」のような言葉もありますが、確かに誰か身内や友人が凄いというだけのことを自慢されてもなんともいえません。一方、自分が得たことについてどれだけ努力したのかという話については、参考になることが多いことでしょう。講演会などはまさにそれ。自身が輝けるように努力する方が大切です。

「今いる場所が嫌なら変えた方が良い。あなたは木ではないのだから」

アメリカのコンサルタント ジム・ローン

確かに植物であれば種が植えられた環境から動けません。大きな木に日当たりを邪魔されても自分ではどうすることもできません。しかし、人ならば環境を変えることができます。転職なども現代は珍しいことではありません。自分自身の置かれている状況を思い切って変えることも大切なことといえるでしょう。

「この世には、勝利よりも勝ち誇るに値する敗北がある」

フランスの哲学者 モンテーニュ

「勝てば官軍」ではないですが、当然、勝利することには価値がありますし、誇るべきことです。しかし、敗者としても正々堂々と戦う、卑怯な手にもひるまない、そのような賞賛されるべき姿勢はあるものです。どうしても勝者の方が目立ちますし、そちらに注目されるのは当たり前ですが、敗者のほうにも目を向けるのは大切なのかもしれません。

「中傷の最高の返答は、黙々と義務を遂行することである」

アメリカの初代大統領 ジョージ・ワシントン

人間というものは目の前の結果に一喜一憂するものです。多少回り道があってもそれに対して不平があるのもわかる話です。しかし、そういったことをいちいち気にせず、最終的な目的をしっかりと達成するのは重要なことです。そうすれば、文句を言っていた人も手の平を返すことでしょう。

「私達の財産、それは私達の頭の中にあります」

作曲家 モーツァルト

すべてのことを言葉や形にして表現できるものではありません。知識や経験についてはもちろんのこと、創造するものについてはまだ頭のどこかに眠っているかもしれません。そう考えると、我々が表に出せるのはごく一部。頭の中には大切な財産がまだまだ眠っているのです。数々の名曲を残したモーツァルトらしい言葉です。

「私は助言を愛す、しかし助言者を憎む」

古代ローマの英雄 ユリウス・カエサル

独裁者としてのイメージも強いカエサル。「助言者を憎む」という部分からはその印象が強くとれますが、前半の「助言を愛す」というところ。耳に痛く、伝えてきた相手に対し不満を覚えるようなことでも、それを「愛す」として受け入れるあたりが大人物たる由縁といえるでしょう。

「見せびらかすのではなくて、ほのめかすといふこと、これが、無限なるものの秘訣なのだ」

芸術家 岡倉天心

特に芸術や技術といった分野は弟子に手取り足取り教えるものではありません。「見て盗む」のような言葉がありますが、優れた技術を見せびらかすよりほのめかしてそれとなく伝えることで、新たな解釈や昇華が起こり、無限なものとして伝わっていくのでしょう。

「ひとりになりたい ひとりはさびしい」

詩人 相田みつを

人間関係に疲れるとひとりになりたくなるものです。しかし、そうなったらそうなったで人恋しくなるのも事実です。人間の勝手な面のようにも思えますが、それが人間の本質であるともいえます。疲れて色々なことをリセットしたくなっている方も、そうなった場合のことを考えてみるのも大事なのではないでしょうか。

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