肉眼で見られる太陽系の惑星はいくつ?
「2020年の惑星夜空観測」をテーマに3問出題。
まずは第一問。
昨年(2020年)の12月21日の日没後に397年ぶりに日本である2つの惑星が超大接近している様子を肉眼で見られることが話題になりました。その2つの惑星とは何と何でしょう?
①水星と金星
②火星と木星
③木星と土星
④土星と天王星
正解は③。天体観測に興味がある方は正解しているだろう。次に大接近が見られるのは約60年後の2080年ごろと推定されている。
続いて第二問。
昨年(2020年の)5月22日の日本の夕方の空に最接近しているのを観察することができた2つの惑星は何と何でしょう?
①水星と金星
②火星と木星
③木星と土星
④土星と天王星
正解は①。ただし太陽のすぐ近くに水星があるため、太陽が完全に沈む日の入りまでは肉眼で見てはいけない。日光を直接見ると失明する危険があるからだ。
最後の問題。
太陽系の惑星が明け方の空で全て見られることができたのは昨年(2020年)の何月の出来事でしょう?
①5月
②7月
③9月
④11月
正解は②。7月下旬に西南西から東北東に向かって、木星・土星・海王星・火星・天王星・金星・水星が並んでいるように見えたらしい。見られるタイミングは朝日が昇る夜明け前だったとか。
ここで一つだけ説明しておこう。天王星と海王星を肉眼で見られるのは困難だ。
天文学において天体の明るさは級で表されており、その大きさは正負まで及んでいる。小さいほど明るく、大きいほど暗いということを指しているのだ。
天王星の明るさは約6級、海王星の明るさは約8級といわれており、光公害で汚れていない夜空でも他の星々が明るいため、普通の人は肉眼で見られない。
どうしても見たければ天王星は双眼鏡、海王星は望遠鏡を用いて観察することができる(かもしれない)。
したがって一般的に肉眼で観察することができる惑星は水星・金星・火星・木星・土星の5つだ。ただし視力がものすごく良い人は約6級の明るさの天王星を見られる可能性がある。
ジャンル | 科学 |
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掲載日時 | 2021/5/25 16:00 |
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