9つの星座が描かれている国旗がある国は？

2021年現在、国際連合に加盟している国は193あり、それぞれには国旗が存在している。

日本の国旗といえば白い背景に赤い円が中心部に一つ、すなわち日の丸が描かれた日章旗である。

日章旗を正確に描写すると、以下の通りとなる。

一 寸法の割合及び日章の位置

縦 横の三分の二

日章

直径 縦の五分の三

中心 旗の中心

二 彩色

地 白色

日章 紅色

(国旗及び国歌に関する法律の別記第一より引用)

世界の国旗を見てみると、動植物が描かれていたり文字が書かれているものがある。

動植物が描かれている一例としてはメキシコを挙げてみよう。

メキシコの国旗は中心部に、「蛇を加えたワシがサボテンに止まっている」ところが描かれている。これはメキシコに存在していたアステカ帝国の建国伝説に由来している。

文字が書かれている国旗は中東系が多く、サウジアラビアもその一つ。

サウジアラビアの国旗に描かれている文字はアラビア文字で「アッラーの他に神は存在しない。マホメットはアッラーの預言者である。」と聖書コーランの冒頭文が書かれている。

では国旗に9つの星座が描かれている国はどこかご存じだろうか。

9つの星座とはおとめ座、こいぬ座、おおいぬ座、うみへび座、りゅうこつ座、みなみじゅうじ座、はちぶんぎ座、みなみのさんかく座、さそり座である。

キリスト像やカーニバルがよく知られており、サッカーの強豪国といえば・・・

そう、ブラジルである。

ブラジルの国旗は緑地に群青色の球が中にある黄色いひし形が描かれている。

ブラジルの国旗に描かれている星の数は27だが、これは州と連邦直轄区の合計数にちなんでいる。

またブラジルの国旗の球の帯に描かれている文字は「秩序と発展」を意味したポルトガル語である。

ちなみにブラジルが共和国として樹立された際の国旗の第一弾は、アメリカの国旗をモチーフとしたものだった。しかし当時の大統領が拒否権を示したため、たった4日しか使われていない。

世界の国旗の歴史はその国の歴史と密接に関わっており面白さが出ている。ぜひみなさんも探ってみては？