よみもの|コラム|モミジDr.のリカバリー日記
vol.267

モミジDr.のリカバリー日記第268回「花火」

夏といえば、「花火」。

地元・広島では、毎夏、太田川花火大会、宇品花火大会、宮島花火大会などの花火大会があり、子供の頃から楽しんでいた。コロナなどの影響もあり、現在では大きな花火大会がほとんどなくなってしまったが、全国的には、復活の兆しが見えているようなので、今後は広島でも復活を期待。

先日、花火大会で火事が起きたが、準備する方々の大変さはドキュメント番組などでも紹介されている。命がけの厳しい仕事なのだな、とつくづく思う。

花火大会のことを書いたが、個人的には、家庭レベル、とくに「線香花火」が一番好きだ。線香花火には西日本に多い「すぼ手」(竹ひごや藁の柄の先に火薬が付いたもの)、東日本に多い「長手」(和紙のこよりの先に火薬が包まれているもの)という2種類存在する。また、線香花火の燃え方には段階があり、「つぼみ」「ぼたん」「まつば」「やなぎ」「ちりぎく」と呼ばれる。ちなみに豆知識として、「線香花火」は夏の季語。また、和名を「センコウハナビ」、別名を「フットボール・リリー」という花火のような赤い花を咲かせる植物がある。

今日は、「花火」をテーマに四択クイズにしてみたので、ぜひ解いていただき、満点にチャレンジしていただけたら。

 

【今週のテーマ「花火」】

 

グルメ・生活の分野から「花火」

 

問題01 江戸花火といえば、「玉屋」と何? ① 川屋 ② 山屋 ③ 錠屋 ④ 鍵屋

問題02  岩井俊二の名作ドラマのタイトルは『打ち上げ花火、下から見るか?○○から見るか?』。○○に入る言葉は? ① 上 ② 空 ③ 川 ④ 横

問題03 横一列に並んだ状態から火花が落ちる仕掛けの花火を、ある有名な滝になぞらえて何という? ① ビクトリア ② イグアス ③ エンゼル ④ ナイアガラ

問題04 日本煙火協会の検査に合格した「おもちゃ花火」につけられるマークを何という? ① STマーク ② SFマーク ③ SHマーク ④ SBマーク

問題05 花火をこよなく愛し、「去年の夏は諏訪湖の花火を見たが、今年はどこに行こうかな」と言って亡くなった芸術家といえば? ① 棟方志功    ② 山下清   ③ 高村光太郎   ④ 岸田劉生

問題06 様々な種類の打ち上げ花火を何百発も連続して仕掛けることを星になぞらえて何という? ① スターバースト ② スターフラッシュ ③ スターマイン ④ スターダスト

問題07 臨終の際に着物に花火を仕込んで、火葬の際に人々を驚かせたという逸話がある江戸の人物は? ① 葛飾北斎 ② 井原西鶴 ③ 十返舎一九 ④ 小林一茶

問題08  かつて「花火」「大花火」「花火百景」などの名作パチスロ機を販売したメーカーは? ① アルゼ ② 北電子 ③ サミー ④ オリンピア

問題09 ヘンデルの名曲『王宮の花火の音楽』は、何という条約を記念して作曲された? ① ウェストファリア条約 ② アーヘン条約 ③ ユトレヒト条約 ④ ヴェルサイユ条約

問題10 2014年に成功した「正四尺玉」の打ち上げにより、「世界最大の打ち上げ花火」としてギネス認定されている花火大会は? ① 長岡まつり ② 片貝まつり ③ 柏崎まつり ④ おぢやまつり

 

正解【花火】

 

問題01 ④ 鍵屋(日本における「花火」の最古の記録は室町時代の日記『建内記』に記されている。日明貿易により、中国からの伝来と考えられている。江戸時代、唯一火薬の製造・貯蔵を公式に認められていたのは岡崎で、徳川の発祥地である三河を中心として発展した。1648年、墨田川以外での花火を禁止したことにより、1659年、江戸に「鍵屋」(初代・弥兵衛創業)が誕生し、その後、1810年、鍵屋の手代であった清吉が暖簾分けする形で「玉屋」が誕生した。両国の川開きは、両国橋を挟んで、上流を「玉屋」、下流を「鍵屋」が受け持ち、「たーまやー」「かーぎやー」という掛け声が生まれた。)

問題02  ④ 横(1993年、フジテレビのドラマ枠「ifもしも」のスペシャル版で放送され、1995年には劇場公開、2017年にはアニメ版も公開された。)

問題03 ④ ナイアガラ(「綱仕掛け」と呼ばれる花火の種類。1953年、長岡花火で、長生橋に初めての「ナイアガラ瀑布」が登場)

問題04 ② SFマーク(セーフティー・ファイアーワークス・マーク)

問題05 ② 山下清(やました・きよし、千葉県の知的障がい児施設「八幡学園」での生活の中で「ちぎり紙細工」と出会う。そのとき、学園の顧問医である式場隆三郎の目に留まり、指導を受けた。「日本のゴッホ」「裸の大将」として親しまれた。花火が好きで、代表作『長岡の花火』は有名)

問題06 ③ スターマイン(「星の地雷」という意味を持つ)

問題07 ③ 十返舎一九(じっぺんしゃ・いっく、本名・重田貞一、『東海道中膝栗毛』などの作品で知られる。火葬の際の花火仕掛けの逸話は、辞世の句にかけた初代林家正蔵による創作とされる)

問題08  ① アルゼ(個人的には「大花火」は大好きな機種)

問題09 ③ アーヘン条約(第二次アーヘンの和約ともいう。1748年にイギリス、フランス、オランダなどの間で結ばれたオーストリア継承戦争の講和条約)

問題10 ② 片貝まつり(かたかいまつり、新潟県小千谷市片貝町の浅原神社の秋季例大祭の通称。「越後三大花火」の一つで、キャッチコピーとして「海の柏崎、川の長岡、山の片貝」として紹介される。水中花火として、洞爺湖温泉で世界最大のものが使用されているため、「打ち上げ花火世界一」として表記されることが多い)

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いしい記念病院 副院長
森隆徳

学生時代、クイズ番組の出場経験があり、広島でクイズサークル「モミジQ楽部」を友人と立ち上げた。精神科医になり、元祖クイズドクターとしてテレビ番組への出場、自身の大会を開催するなどクイズ活動を行う傍ら、医療の中でクイズを使った活動を行い注目を集めている。

クイズに関するニュースやコラムの他、
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