よみもの|聞くトリビア(読む編)

人間は、ほんのわずか光っている!? /【朗読】安心して眠れる雑学
【Youtube動画公開!】

プロのアナウンサー大橋俊夫さんによる朗読雑学動画「聞くトリビア」です。

こちらは動画の内容の書き起こし記事です。
音声と一緒にお楽しみください。

人間は、ほんのわずか光っている

「あの人は輝いて見える」というたとえがありますが、実際に光っているというわけではないというのが一般的な常識です。しかしカナダのカルガリー大学とカナダ国立研究機構の研究者は、人間をはじめとする生物が実際に光を発して輝いているということを確認しています。

これは「バイオフォトン」と呼ばれる現象で、生きている細胞がストレスを受けることで発生させる「活性酸素種」と呼ばれる化学物質の働きによって光を放っているのだそうです。この現象は、研究者たちがマウスなどによる実験により確認したもので、この光は生きているときは強く、死後には弱くなるなど、生命活動の有無によって明確な違いが見られたということです。ただし、この光は非常に弱く、日常生活では他の光によってかき消されてしまうため、肉眼では確認はできません。

今後、研究がさらに進めば、光の変化を利用して病気の早期発見につながる可能性があるとして、現在注目を集めています。

レンブラントの絵画『夜警』は、実は昼の様子を描いていた

17世紀オランダの画家レンブラント・ファン・レイン。彼の代表作のひとつ『夜警』は教科書などにも掲載されていて、美術に詳しくない人でも知っている人が多いのではないでしょうか。そんな『夜警』ですが、タイトルに夜とついているとおり、暗い印象が強い作品です。しかし、実はあの背景は、もともとは黒くありませんでした。それどころか、夜の様子を描いていたものでもありませんでした。

実は『夜警』というタイトルは正式なタイトルではありません。正しくは『フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ライテンブルフ中尉の市民隊』という長い名前で、これは中央に描かれた2人の指揮官の名前からつけられたタイトルです。また背景も明るく、実際には昼間の様子を描いたものでした。

しかし、時間が経つにつれ、絵の表面を覆っていたニスが黒ずんでしまい、全体が黒く見えるようになりました。そして、描かれた当初の状態を知らない人たちが、この黒さから夜の様子を描いたものと誤解したため、『夜警』と呼ばれるようになり、それがタイトルとして扱われるようになりました。

チェコのプラハには、テレビ塔に登る赤ちゃんの像がある

ヨーロッパの国チェコの首都プラハの市街地にそびえる「ジシュコフ・テレビ塔」。1992年に建造された高さ216mにもなる塔で、プラハのランドマーク的存在として国民に親しまれています。そんなテレビ塔をよく見ると、柱の部分になぜかそこにハイハイしている赤ちゃんの像が何体も貼り付くように設置されています。

これはチェコの芸術家ダヴィッド・チェルニーによる芸術作品で、赤ちゃん像の数は全部で10体にもなります。もともと別の場所で展示されていた赤ちゃん像がプラハで公開されるとなった際、この塔に貼り付ける形で設置されたというわけです。もともとこの赤ちゃん像はしばらくして取り外される予定だったのですが、プラハ市民の反対の声もあって、現在もそのまま設置されています。

ちなみに、これらの赤ちゃん像、実は顔がなく、代わりに何かしらのバーコードがついています。これは赤ちゃんの可愛らしさと、コードを埋め込むことでテクノロジーの発展に対するある種の恐ろしさを同居させる意味が込められているということだそうです。

インドワインは、ちょっぴり辛い

現在、ワインはヨーロッパだけでなく、アメリカやチリ、日本など、世界各国で生産されています。中には、こんなところでもという驚く地域もあります。それがインドです。1990年頃から、高地の涼しい気候を活かしたインドワイン作りが始まっています。しかも驚くべきことに、インドワインは他のワインと違う、インドならではという特徴があります。

というのも、インドワインには黒コショウやシナモン、ハーブといったスパイスが含まれているのです。インド料理はさまざまなスパイスによる味付けがおなじみですが、ワイン作りにもそれらの特徴が活かされています。そのため、他のワインでは感じられない辛みのある味わいを楽しむことができます。また、柑橘系のさわやかな甘い香りも感じられ、その相乗効果による独特な飲み口には多くの愛好家もみられます。

インドワイン誕生当時は品質もそれほど良くなく、評価も高くありませんでしたが、2013年にはフランスでワインの賞を獲得するなど、現在は高品質なワインも生産できるようになり、新たなワイン生産国として注目を集めています。

アインシュタインは、靴下を履かなかった

ある道を突き詰めた人は風変わりな人が多いようです。その一人として、かの有名な物理学者・アインシュタインが挙げられます。

相対性理論や光量子仮説などさまざまな論文を発表し、物理学界に大きな功績を残したアインシュタインですが、「真実は美しく単純である」というポリシーを持っていたため、非常に質素な生活を送っていたそうです。食事も大学教授時代は、いつもソーセージとパンのみだったといわれています。ファッションもこだわりはなく、古いジャンパーやジャケットを着て、ネクタイもつけることはありませんでした。また、靴下は履かず、いつも裸足にスリッパで出歩いていました。

そのため、周囲の人は困惑していたようですが、アインシュタインはそのような評判はどこ吹く風で、まったく気にせずに行動していました。そのようなことに気を配る時間があるのなら、研究に没頭したいと考えていたわけです。

しかし、食事に関しては、年齢を重ねるにつれ、胃の調子が悪くなるなど、体調を崩すことが増えてきたため、次第に気を遣うようにはなったようです。

野球で、一球も投げずに勝利投手になった選手がいる

2000年、日本プロ野球で非常に面白い記録が誕生しました。それは7月2日、千葉ロッテマリーンズ対オリックス・ブルーウェーブ戦でのことでした。オリックス・ブルーウェーブは、現在のオリックス・バファローズの前身となる球団です。

8回裏、ロッテが3対4と1点リードを許した状態でオリックスの攻撃、2アウト1塁の状態で、ロッテは小林雅英投手がリリーフとしてマウンドに上がりました。しかし、小林は打者の小川博文に対し暴投してしまい、その間に一塁走者だったイチローが二塁に進みました。しかし、イチローは二塁だけでなくさらに三塁を狙いましたが、その間にボールが間に合い、三塁でアウトとなってしまいます。この結果、小林は打者と対戦することなく8回を終えることとなったのです。

続く9回の表、ロッテが2点を挙げて逆転を果たし、その裏にはリリーフを務めたウォーレンがオリックスを抑えたことで、ロッテが勝利しました。そして8回を無失点で切り抜けた形となった小林が勝利投手に。

しかし、小林は打者をアウトにしたわけではありません。そのため、小林は対戦打者ゼロで勝利投手という珍記録を達成することになりました。2014年には、ヤクルトの久古健太郎投手も2人目の対戦打者ゼロ勝利を記録しています。

クロアチアには、失恋に関する博物館がある

ヨーロッパの南側に位置する国・クロアチア。その首都・ザグレブには変わった博物館があります。その名も「壊れた関係の博物館」。失恋に関するものが集められた博物館です。

中には人形や本など、一見どこにでもあるようなものばかりが展示されていますが、実はこれらはすべて、世界中から集められた、失恋に関する思い出の品なのです。たとえば先ほど挙げた人形は、付き合っていたときに一緒にかわいがっていたもの、本は女性が別れた彼氏からもらったものなどで、これらはいたって普通のものではあります。しかし、中には恐ろしいものもあり、初恋の人からどうやって手に入れたのかわからない「かさぶた」も展示されています。

また、単なる失恋だけでなく、テロに巻き込まれて亡くなった彼氏との結婚式で着る予定だったウェディングドレスなど、考えさせられるものもあります。

もしクロアチアに行く予定がある人がいたら、訪れてみてはいかがでしょうか。言葉がよくわからない人でも大丈夫なように、展示物を日本語で説明したガイドブックも用意されているため、楽しむことができるでしょう。

背骨がない魚もいる

哺乳類や両生類、魚類などを総称して脊椎動物といいます。体の中心に脊椎、すなわち背骨があることから、このように呼ばれていますが、魚類の一種であるヌタウナギというウナギにはその背骨が見られません。

このヌタウナギ、現在でこそ原始的な脊椎動物として区分されていますが、かつては脊椎動物に含まれるかどうかについて議論されていた時代もありました。同じく原始的な脊椎動物に分類されるヤツメウナギと似ていることから同類と考えられていたこともあり、脊椎動物として考える学者もいました。しかし、やはり脊椎がないため、脊椎動物ではないという意見もあり、一時期は脊椎動物に含まれないこともありました。

しかし、近年のDNA鑑定によると、ヌタウナギはヤツメウナギと系統が近いことがわかり、脊椎動物として位置づけられるようになりました。また、2011年にはヌタウナギの体に、かつて背骨をもっていた痕跡ではないかと考えられる軟骨の塊があることが明らかになりました。このことから、大昔にはヌタウナギは背骨を持っていたものの、それが退化して失われたのではないかと考えられています。

マリー・アントワネットは「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」と言っていない

「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」。これはマリー・アントワネットの有名な言葉で、彼女の庶民に対する考えや冷酷な性格が表れているとされています。しかし実際、彼女はこんなことを言っていないのではないかと言われています。

この言葉の出典は思想家、ジャン・ジャック・ルソーの自伝『告白』だとされています。この中で、マリー・アントワネットを思わせる王妃がパンがなくなった農民たちに「それならブリオッシュを食べればいいんじゃない」と答えたと書かれています。ブリオッシュはパンの一種で、お菓子とはこのことだろうと考えられます。しかし問題なのは、この本が出版されたのは1765年頃、実は彼女は10歳ほどで、ルイ16世にまだ嫁いでいなかったのです。

では、なぜこの言葉がマリー・アントワネットの発言と考えられるようになったのでしょうか。それは、フランス革命の時代、民衆は華美な暮らしをしていた王妃を憎んでいました。そこで革命派のジャーナリストたちが、彼女に悪いイメージをつけるために、この言葉を彼女が言ったようにでっちあげ、民衆を鼓舞したというわけです。

ジャーナリストの思惑は、当時の人はもちろん、200年以上たった現在でも私たちを誤解させることができるほど成功したといえるでしょう。

バナナを使って作られるビールがある

世の中には変わった材料を使ったビールが存在します。アフリカのケニアやウガンダなどで作られているビールもその一種で、原料にバナナを利用しています。

この地方ではバナナが豊富に収穫されており、食べ物としてだけでなく、飲み物として有効活用できないかと考えられて開発されたのが、このバナナビールです。収穫したバナナを潰して麦芽に浸して発酵させ、そこに雑穀やトウモロコシの粉を加えて作られます。アルコール含有量は5パーセントほどで、普通のビールとあまり変わりません。白っぽい色としっかりとした泡が特徴的で、苦味も少なく、バナナの香りも楽しむことができるおいしいビールとなっています。

また、バナナビールはヨーロッパでも生産されています。ベルギーで販売されている「シャポーバナナ」は、ビールながらバナナの風味が強く、甘くて飲みやすい味わいが特徴です。

ビールが苦手でも楽しみたいという人は、このバナナビールから試してみるのも良いかもしれません。

指揮者のいないオーケストラがある

日本の東京アカデミーオーケストラ。ここの演奏を見た人は、きっと驚くことでしょう。というのも、本来オーケストラになくてはならない人がいないのです。その人とは指揮者。彼らは指揮者なしという変わったスタイルで演奏をしています。

では、彼らはどのようにして演奏しているのかというと、メンバーの中に「コア」と呼ばれる中心人物がおり、そのコアが曲の方向性を決めていきます。そこから入念なリハーサルを重ねていくことで、曲のテンポや演奏スタイルを決定し、ひとつの曲を作り上げていくのです。

このようなオーケストラは海外にも存在します。アメリカのオルフェウス室内管弦楽団も有名で、彼らも指揮者なしで素晴らしい演奏を聴かせてくれることで知られています。

東京アカデミーオーケストラは、春と秋の年2回、定期演奏会を行っています。指揮者がいなくてもオーケストラが成立するのか、興味がある人は足を運んでみてはいかがでしょうか。

黄色いコーラがある

炭酸飲料の代表格、コーラ。その色は黒というイメージが強いでしょう。しかし、中には変わった色のコーラも存在します。

それが「インカコーラ」です。カルディなどで販売されているため、ご存知の人もいるかもしれません。ペルーで生まれたこのコーラは、なんと黄色い色をしており、その見た目から別名「ゴールデンコーラ」とも呼ばれています。

この「インカコーラ」は、ペルーではコカ・コーラよりも人気で、コーラの中では国内シェア1位という、国民全体に愛されている飲み物だそうです。派手な色だけに、味も独特で、通常の黒いコーラに比べてかなり甘みが強く感じられます。また、炭酸はあまり強くなく、刺激が苦手な人にとっては飲みやすくなっているかもしれません。

なぜ、このような黄色い色になったのかは、はっきりとわかっていません。一説では、インカ帝国の別名「黄金文明」にちなんだからとか、インカの人々が崇拝していた太陽をイメージしたからといった理由によるのではないかといわれています。

ルーブル美術館は、もともと要塞だった

パリを代表するどころか、現在では世界を代表する美術館となっているルーブル美術館。開館したのは1793年と18世紀のことです。ただ、このルーブル美術館の建物は、美術館として新たに建造されたものではありませんでした。実は、もともと外敵の侵入を防ぐために築かれた要塞だったのです。

1180年に新たにフランス王に即位したフィリップ2世は、その後40年ほどの在位期間中に、イングランドに支配されていた領土を次々と奪還し、フランス王国の基盤を広げていきました。フィリップ2世はそのことから「尊厳王」と呼ばれています。

その過程で、新たに増やした領土をそう簡単に奪われまいと考え、各地に要塞や城壁を築いていきます。パリにもその要塞は置かれ、そのひとつが現在のルーブル美術館にあたるものでした。この要塞はその後、歴代フランス王によって王宮として使用され、ルイ14世が住まいをベルサイユ宮殿に移すまで、宮殿の役割を担っていました。その後、宮殿としての役目を終えたこの建物は、どのように転用するか検討され、そこで、美術館にすれば良いのではないかという話があがり、時間はかかったものの、後に美術館へと生まれ変わったというわけです。

世界初のマウスは、木で作られた

現在、パソコン操作においてなくてはならないツールとなったマウスですが、その誕生は1962年までさかのぼります。

アメリカの技術者、ダグラス・エンゲルバートが論文の中で、コンピュータ上で自由にアイコンなどを動かすことができる装置について言及していました。これがマウスの原型につながっていると考えられています。その翌年、NASAがコンピュータ上の操作装置の懸賞を行うことになり、そこでエンゲルバートは、温めていたアイデアをもとにマウスを作り出し、それをNASAに応募し、採用されたというわけです。

その際に作られたマウスの原型は、なんと木の箱のようなものでした。底にローラーが取り付けられ、それにより画面上のポインタが上下左右に動くようになっていました。このとき、エンゲルバートの研究所のメンバーが、この箱の後部から出ているコードが、まるでネズミの尻尾のようだと言ったことから、それ以来この箱を、ネズミを意味する「マウス」と呼ぶようになったのです。

そして1968年、試行錯誤の後に、現在の形となるマウスが一般にも公開され、好評を博しました。その後、パソコンが普及すると同時にマウスも普及し、現在に至っています。

お遍路巡りの代行サービスがある

弘法大師こと空海が人々の災難を除くために訪れた四国八十八か所霊場の寺院を巡るお遍路さん。本来は本人が訪れることでご利益があると思われるのですが、昨今、さまざまなことに関する代行サービスがあるように、なんとこのお遍路さんを代行してくれる会社もいくつかあるそうです。

そのひとつである埼玉県の会社、ここではさまざまな代行サービスメニューの一つとして、お遍路さんの代行巡礼サービスを行っており、依頼者に代わり、スタッフが真心を込めて四国八十八か所を巡ります。しかも基本的に車などを一切使用せず、すべて徒歩で巡るとのこと。全行程ははおよそ1400km。東京からの直線距離だと鹿児島や北海道最北端の宗谷岬あたりまでに相当します。ちなみに実際にスタッフが巡るとなると、2か月ほどかかるといいます。

このようなものを他人に頼んで、果たして依頼した本人にご利益があるのかと疑問にも思う人もいるかもしれませんが、お遍路さんとして訪れてみたいが、時間がないという人も多いようで、年間に2、3件の依頼があるそうです。

アメリカでは、星条旗柄の服を着てはならない

愛国心が強そうなイメージの国のひとつにアメリカがあります。その愛国心は国旗である星条旗に対する思いにも表れていますが、その思いが行き過ぎている例も存在します。それが、国旗を服として使ってはならないという法律です。

これは1942年に制定された、星条旗がどのように使用されるべきかを示した法律「連邦国旗法」によるもので、これには、イメージダウンなどを目的として星条旗を使用させないためのさまざまなガイドラインが定められています。その中のひとつとして「国旗を衣服や寝具、カーテンとして使ってはならない」と規定されています。

しかし、この連邦国旗法には法的拘束力がなく、違反した場合でも罰則は規定されていないため、処罰されることはありません。実際、星条旗が描かれた服などは多く販売されています。このガイドラインは事実上の努力義務にとどまっていますが、法律があることは事実です。

ただ、最近はトランプ大統領による移民政策に抗議する目的で星条旗を焼く人が出てきています。これまで星条旗を燃やすことは、最高裁が表現の自由にあたるため罪にならないと判断してきましたが、トランプ陣営は国旗を侮辱しているのではないかということで問題視しています。もしかすると今後、連邦国旗法が厳しくなり、星条旗柄の服が着られない日が来るかもしれません。

演奏した人に不幸が起こる「呪いのバイオリン」がある

ノルウェーのベルゲン博物館には「チェリーニのバイオリン」なるものが所蔵されています。このバイオリンには、実は恐ろしい伝説が残っています。というのも、演奏した人が次々と不幸な目に遭っているからです。

これは、16世紀頃のイタリアの職人が、後のローマ教皇・クレメンス8世に、装飾が入った最高のバイオリンを作ってほしいという依頼を受けて作られたもので、その際、当時イタリア最高峰と呼ばれていた装飾作家・チェリーニが飾りなどをデザインしました。完成したバイオリンはクレメンス8世がかつて恋心を抱いていた少女に贈られましたが、この少女はその演奏に取り憑かれたようにのめり込み、次第に命を削るほどになり、やがて亡くなってしまいます。

その後、20年以上たってからクレメンス8世は、彼女の命日に供養の意味を込めて、ある演奏家にこのバイオリンを弾いてもらいました。しかし、この演奏家も少女同様に演奏にのめり込み、ついには倒れてしまいます。

その後も、このバイオリンを演奏した奏者は、自殺を遂げたり、原因不明の病気になったりするなど、散々な目に遭っています。最終的に、このバイオリンの持ち主となったノルウェーの音楽家が、この呪いを止めようと、ベルゲン博物館へ「誰にも演奏させない」という条件付きで寄贈したと伝わります。

ガソリンの色は、もともと透明

自動車などの動力として使われているガソリン。給油する際に見たことがある人はご存知だと思いますが、その色はオレンジや茶色っぽい色をしています。しかし、ガソリンのもともとの色は無色透明で、私たちが目にしている色は、わざと着色されたものなのです。

ガソリンは原油を加熱炉で熱して蒸留させ、さらに硫黄分などの不純物を除去するなどの工程を経て作られますが、この時点のガソリンはまだ無色透明です。その後、日本で販売される段階で色付けが行われて、私たちの手に渡ります。

では、なぜそんな色付けがされているかというと、ガソリンが非常に危険な燃料だからです。ガソリンスタンドではガソリンとともに軽油や灯油も販売されています。その際、同じ無色透明だと、灯油を求めている人に間違ってガソリンを販売する危険性があります。そこで、ガソリンや軽油はそれぞれ見た目で区別できるように色付けされたというわけです。灯油は他の商品が色付けされているため、無色透明のまま販売されています。

これらはJIS規格(日本産業規格)により定められたもので、そこでは、ガソリンはオレンジ系、軽油は薄い黄色に着色することとあります。

愛知県豊橋市のカレーうどんには、とろろご飯が入っている

愛知県東三河地方の中心都市・豊橋市。ここの名物カレーうどんを食べ進めていくと、中から珍しいものが表れて驚くことでしょう。そのものとは、なんと、とろろご飯。あのネバネバした食感の食材が、カレーうどんの下に潜んでいるというわけです。一見、ミスマッチに思えますが、これが美味しいということで評判を呼んでいます。

これはもともと豊橋市のあるうどん屋さんがまかないとして始めたものでした。これが一部の客の注目を集め、メニューとして加わるようになりました。カレーうどんは最後にルーが残りがちということで、そのルーもすべて美味しく食べられるとあって評判となり、他の店にも広がっていったというわけです。

まかないのときは、とろろがかかったカレーうどんにご飯を入れるスタイルだったのですが、底にとろろご飯を入れておくことで、最初はカレーうどんを、あとからとろろご飯と絡めて食べられて、二度、別の美味しさを楽しむことができると、このスタイルになったそうです。そのため、最初から混ぜて食べることは推奨されていません。

チーズを入れて楽しむコーヒーがある

コーヒーにミルクを入れるのは特に違和感は感じられません。しかし、同じ乳製品でもコーヒーにチーズを入れるとなると、どこか不思議な感じがします。このチーズを入れる飲み方、北欧のスウェーデンやフィンランドでは伝統的な飲み方として多くの人に好まれています。

これは「カフェオスト」という飲み方で、熱々のコーヒーに「レイパユースト」というチーズを入れて楽しみます。このレイパユーストは甘みがあり、脂肪分が高め。またスポンジのような食感があり、驚くほどコーヒーを吸収してくれます。そのため、コーヒーと非常に相性が良いチーズなのです。これを入れれば、ミルクや砂糖なしでもコクがあり、甘みを感じられるコーヒーへと変化します。

この飲み方は、スカンジナビア半島の先住民であるサーミ人が考案したもので、彼らは遊牧民のような生活をしていたため、寒い中、長距離を移動することもよくあり、体を温めると同時に塩分やエネルギーを補給する必要があったようです。そこで、体を温めることと、塩分とエネルギーを摂取することが同時に可能になるチーズ入りコーヒーを考えついたというわけです。

タコは脳が、9つある

海に生息する不思議な生き物、タコ。食材としておなじみではありますが、その生態についてはよくわかっていないところがあります。そのひとつが脳です。実はタコには脳が9つあるとされています。

正しくは、胴体にひとつ存在し、8本の足それぞれの根元に小さい脳があるという形です。中枢となる脳はそれぞれの足にどのように動くかの指示を出し、それを足の根元にある小さい脳が受けて、どのように動くかなどの判断を各自の脳が行っています。そのため、タコは器用に足を動かすことができます。タコの足があれだけ長いにもかかわらず絡むことがないのは、これらの根元の脳のおかげなのです。

脳とは言っていますが非常に小さいなどの理由から、これらは脳ではないという専門家も多くいます。ただ、脳があると言っても過言ではないくらい賢く足を動かすことができるため、9つの脳を持っていると表現されているわけです。

昔の絵の具には、有毒物質が含まれていたものがある

絵画で使われている、色のもととなる顔料。現在こそ安全性は高くなっていますが、かつては非常に危険性もあり、画家が命を削ってまで使っていた素材がありました。

まず、19世紀ドイツで使われていた人工顔料の「パリスグリーン」という色は、鮮やかな緑色で、多くの画家に使われていましたが、この色にはヒ素が含まれており、使った人が中毒になる可能性がある恐ろしい顔料だったのです。このパリスグリーンは絵画だけではなく、本の装丁やろうそく、壁紙などにも使われていたため、当時、ろうそくの煙を吸った子どもや、ペンキとして使っていた労働者が亡くなるなどで、社会問題を引き起こしました。

そして、「鉛白」という白い顔料は、多くの画家に愛されていましたが、漢字で「鉛の白」と書くとおり鉛が使われており、使い続けると鉛中毒になる危険性がありました。ただ、それでも他の白とは違う美しさを求めて使い続けていた画家もいたそうです。

また、絵画とは違いますが、1930年頃にアメリカの陶器などに使われていたオレンジ色は、ウラン酸化物が原材料となっていたため、使い続けることで放射能の影響を受けることもあったそうです。

当時の人にとっては、安全性は二の次で、それよりも色の美しさを求めていたのかもしれません。

イギリスには、電話ボックスを改造した図書館がある

スマートフォンなどの普及により、現在はあまり見られなくなった電話ボックス。いわゆるZ世代の中には、その存在を知らない人もいるかもしれません。そんな中、イギリスでは使わなくなった電話ボックスを図書館として有効利用しているところがあります。

これは、もともと2009年にイギリス・サマーセット州の村で、車を使った移動式図書館の運行が停止されたことをきっかけに生み出されたものです。当時、使われなくなって回収されていた電話ボックスを村が買い取り、そこに本を設置する形の無人図書館としてオープンさせました。次第に他の町や村でもそれを真似するようになって広まっていき、現在ではロンドン市内にも設置されているほどです。

電話ボックスに本を置いているだけなので、返さない人がいたりするのではないかと思うかもしれません。まれにそういう人もいるものの、基本的にはきちんと返却してくれるそうです。中には、破れたりした本を修繕して返してくれる人もいるとのことです。

また、イギリスでは他にも、AEDの装置やATMが設置されたり、無人販売店となっている電話ボックスもあります。イギリス人のもったいないと思う精神が、このような電話ボックスの新しい使い方を生み出したのかもしれません。

私たちが食べている栗の部分は、種

秋の味覚のひとつ、栗。私たちが食べているのは栗の果肉であって、それを硬い皮が覆い、さらにイガが守っているというイメージがあると思いますが、これは実は間違いです。

実際の栗の果肉の部分は、「鬼皮」と呼ばれている硬い皮なのです。では、私たちが食べているのはいったい何なのかというと、あの部分は栗の種です。中の部分とそれを覆う薄くて渋い味の「渋皮」の部分が栗の種にあたります。そして、果肉である硬い鬼皮を包むイガの部分が外皮というつくりになっています。

私たちがよく知っている栗は茶色をしていますが、イガがまだ緑色の時期に開いてみると、鬼皮は白色をしています。これが鬼皮が実であることの名残といえるかもしれません。

ちなみにこの鬼皮に張りがあり、茶色が濃いものは通常よりも美味しい栗だそうです。もしスーパーで栗を見かけた際は、いろいろと見比べて買ってみるのも良いかもしれません。

昆虫をゾンビ化する細菌がある

熱帯雨林地方に生息するタイワンアリタケという菌類は非常に恐ろしい習性を持っています。周囲にいるアリに寄生し、アリの体を乗っ取るのです。

寄生されたアリは、頭以外の体を菌の糸に絡め取られた後、意味もなくうろつくようになり、最後は小枝につかまってそのまま息絶えてしまいます。その後、そのアリの頭から胞子が入った袋を伸ばし、胞子を空中にばらまきます。そして、その胞子は他のアリに感染し、行動を支配して、再び胞子をばらまこうとする連鎖が続きます。

他にも、オフィオコルジケプス属に含まれる菌には、このように昆虫をゾンビ化するものがあるとされ、それ以外にも600種ほど同様の性質を持つ菌が存在するといわれています。

もし、このような菌が人間などに寄生してゾンビのようにふらつくとなると大変なことになります。しかし、さすがに菌が進化して人間に寄生するようなことはないと考えられています。ただし、菌が体に入ることで感染症が起こるリスクはあるとのことです。

寝ているときでも、脳は動いている

寝ている間は、脳や体は一時的に休んでいると思われがちですが、実際には脳は寝ているときでもさまざまな活動をしています。

何をしているかというと、神経細胞を修復したり、脳の老廃物を排出したり、また脳の中を整理して、いらなくなった情報を削除するなど、その働きはさまざまです。ただ、活発に動いてはいますが、これらは脳を疲れさせないための重要な工程です。ある種、脳のメンテナンスというわけです。すなわち、寝ているときは脳の働きは一時的に止まっておらず、翌日の脳の動きを活発にするための作業が行われているというわけです。

そのため、ちゃんと睡眠を取らないと脳がおかしくなるだけでなく、老化も進んでしまいます。当然、脳以外にも筋肉や骨、肌といった肉体面でも衰えが出てしまい、不安やストレスも高まります。そうならないためにも、睡眠は十分に取る必要があります。

世界でもっとも小さい花は、肉眼ではほとんど見えない

インドネシアのジャングルに咲くラフレシアは世界でもっとも直径が大きい花とされており、その直径は1mにもなります。では逆に世界でもっとも小さい花は何かというと、それはミジンコウキクサという浮草の一種で、日本のため池などでも群生している植物です。その直径は大きくてもわずか0.2mmほどという、肉眼でも確認しづらいくらいの小さい花を咲かせています。

このミジンコウキクサは、植物全体の大きさでも1mmほどしかありません。その体に0.1mmほどのくぼみがあって、そこにおしべとめしべができ、そこから花を咲かせますが、このくぼみの中に花ができるため、小さくなるというわけです。あまりにも小さいため、顕微鏡で確認しないと花が咲いていることすらわからないようです。

また、このミジンコウキクサ、なかなか花を咲かせないことでも知られており、実際に花を見たことがある人は非常に珍しいとされています。そのため、図鑑などにも写真が掲載されることはほぼありません。

フィリピンのマクドナルドでは、スパゲッティがメニューにある

世界各国に進出しているマクドナルド。日本にもてりやきマックバーガーがあるように、それぞれの国の味覚に合わせたメニューが存在します。フィリピンのマクドナルドでもそのようなご当地メニューがあるのですが、なんとそれはハンバーガーでもありません。

それが「マック・スパゲッティ」というメニューです。甘みのあるトマトソースが絡んだスパゲッティで、そこにカットされたソーセージが入り、上にミートソースがかかっています。また、フィリピンは甘めの味付けが好まれているため、ソースには砂糖やバナナケチャップが含まれていますが、嫌な甘さは感じられないようです。また、スパゲッティはどんな人でも食べやすいように、柔らかめに茹でられています。さらに、セットとしてフライドチキンとご飯が一緒に注文することができ、ちょっとしたディナーとしても楽しめます。

なぜ、マクドナルドでスパゲッティなのかと思うかもしれませんが、フィリピンではスパゲッティは誕生日などに食べられるお祝いの料理と考えられています。そんなスパゲッティを気軽に食べられるようにと、マクドナルドがメニューに取り入れたというわけです。

炎を使った楽器がある

19世紀、フランスの科学者カストナーと音楽家ラヴィニャックが、ある楽器を発明しました。その名も「パイロフォン」という鍵盤楽器で、なんとその演奏には炎が使われるというから驚きです。

これはオルガンのような鍵盤とガラスの管から構成されているもので、鍵盤を押すことで管の中にガスを燃焼させて炎を出し、その振動によって音階を奏でるという仕組みです。その様子から「火のオルガン」と呼ばれ、注目を集めました。

しかし、このパイロフォンを使った演奏会の公演中に爆発事故が起こり、演奏者がケガをした事故が起きてしまいます。それにより観客を怖がらせてしまい、それ以降パイロフォンは敬遠されるようになりました。

現在は危険性の高さから製造もされておらず、イギリスのランカシャー州にある博物館などでその姿を確認することしかできません。

「松・竹・梅」は、もともと「松」が一番上といったようなランク分けはなかった

お寿司屋さんやうなぎ屋さんで見られる「松・竹・梅」というランク付けでは、一般的には「松」がもっとも高く、「梅」がもっとも低く設定されていることが多いと思われます。しかし、これらの3つはもともと優劣はなく、同じ縁起物として扱われていました。

なぜ、このような「松」「竹」「梅」というランクが作られたかというと、始まりは江戸時代のお寿司屋さんでした。当時の寿司はそのランクが「特上」「上」「並」と分かれていましたが、そうなると一番安い「並」は客が恥ずかしかったりしてあまり注文されませんでした。そこで「特上」を「松」、「上」を「竹」、「並」を「梅」と置き換えることで注文しやすくなり、「並」ランクの「梅」も多く出るようになったとのことです。

ただ、先ほども言ったとおり、「松」「竹」「梅」はあくまで3つの縁起物を並列にならべただけのものであるため、優劣はありません。そのため、店によっては「梅」がもっとも高級である場合もあります。「梅」がもっともランクが下だと考えて注文したりすると、予算的に痛い目にあうかもしれないので、注意が必要です。

石をペットとして飼うブームがあった

1975年、アメリカであるブームが起こりました。それは「ペットロック」という、石をペットとして飼うというものでした。

動物をペットにするとなると、生き物である以上、食事やトイレ、衛生面などで気を使う必要があるため、必ずしも癒やされるとは限らず、逆にストレスを感じてしまう可能性があります。また、食事代などの出費も考えないといけません。そこで、そのようなわずらわしさを考えずに済むということで、ペット用の石が販売されることになり、なんと500万個以上売れる大ヒットとなったのです。このペットロックは、世話やしつけについて書かれたマニュアルや血統書なども同梱されており、一種のジョークグッズとして購入した人も多かったようです。1977年には日本にも上陸し発売されていますが、それほど話題にはならなかったようです。

また、韓国では2021年頃から「伴侶石(はんりょいし)」というものがブームになっています。これは店で購入するのではなく、川に落ちている普通の石を、本当のペットのようにかわいがるというものです。ある韓国の俳優やアイドルグループのメンバーが伴侶石を飼っている様子をSNSで公開したことがきっかけで人気となりました。何も文句を言わず、ただ寄り添ってくれる石が、ストレス解消につながっているようです。

南極が発見される前に、すでに南極が描かれていた地図がある

1929年、イスタンブールのトプカプ宮殿の博物館に収蔵されていた写本の中からある1枚の地図が発見され話題となりました。その地図は1513年オスマン帝国の海軍提督ピーリー・レイスが描いたとされており、彼の名前から「ピーリー・レイス地図」と呼ばれていますが、この地図には、当時まだ発見されていなかった南極大陸が描かれていたのです。

この地図の右半分にはインド洋付近、左半分には大西洋付近が描かれているのですが、はるか南のほうに、大陸らしきものが確認できます。どうやらこれが南極大陸らしく、後の調査によって、地図の海岸線は南極のものとほぼ同じであることがわかりました。しかし、南極大陸は1773年、探検家ジェームズ・クックによって初めて到達されたといわれています。この地図の存在は、それより250年以上前に、南極大陸が知られていたことになりますが、果たしてどうなのでしょうか。

さすがにそんな前に南極が発見されているわけがないということで、この地図自体が偽物ではないかともいわれています。また、この地図作成に宇宙人が関わっているのではないかという、とんでもない説を発表するSF作家もいたりします。

牛乳パックのサイズの容量は、1リットルよりも少ない

スーパーなどで売られている1リットルの牛乳パック。その大きさを測ってみると、上の三角の部分を除くと、縦横70ミリメートル、高さが194ミリメートルとなっています。これを計算してみると、その容積は950.6ミリリットルとなります。上の三角の部分までは牛乳は入っていません。

1リットルが1000ミリリットルなので、50ミリリットルほど中身が足りないということになります。そうなると、容量を1リットルとして販売しているのは詐欺ではないかと思えてきます。

実は、この中にはちゃんと牛乳が1リットル入っています。容積が足りないのに、どうやって入っているのかというと、牛乳パックは柔らかい素材でできています。そのため、実際に中に牛乳を入れると圧力が働き、側面の部分が膨らみ、直方体だった牛乳パックは円筒形に近づくのです。そうなることで容積が大きくなり、パック自体の容積より多い1リットルもの牛乳が入るというわけです。

台湾では、ブタの血が混じった餅がある

台湾の屋台の名物メニューのひとつに「ズーシエガオ」というものがあります。これは漢字で書くと「猪」と血液の「血」という字が使われています。台湾では「猪」とはブタのことを指します。実はこの料理、その字の通り、ブタの血を使って作られた料理なのです。

では実際どのような食べ物なのかというと、ブタの血ともち米を混ぜて固めて、ブロック状にしてから蒸したものです。色もどす黒いため、血を使った料理をほとんど食さない日本人にとっては、非常に気味が悪い料理に思えますが、台湾の屋台では甘辛いタレにつけ、ピーナッツの粉をまぶしたものが串に刺されて売られており、おやつ感覚で食べる人も多いそうです。

味はどうなのかというと、このズーシエガオ自体にはほとんど味はなく、単にタレとピーナッツの味しかしないそうです。食感はもちもちとしており、餅を食べるのとあまり変わらないようです。血の生臭さも特に感じられないため、何も聞かずに食べると、ブタの血を使っているとはわからないでしょう。

EUでは、ペット用のパスポートがある

外国に行くときに必要なパスポートですが、日本では人間以外の動物に発行されることはありません。しかし、EUに加盟している国では、別の加盟国に移動するときのために、ペット用のパスポートを発行してもらえます。

このペット用パスポートは、ペットが4か月以上ほかの国に滞在するときに必要なもので、現在のところはイヌ、ネコ、フェレットだけが取得しなければならず、小鳥やウサギなど、ほかの動物には必要ありません。

中にどのようなことが書かれているかというと、誕生日や毛の色といったペットに関する情報、飼い主の名前や誕生日といった情報、過去に受けた予防接種や健康診断の結果などです。ほかの国でペットが病気にかかったときなどに、その国の獣医がスムーズに診断できるための情報が掲載されています。

動物愛護の国が多いヨーロッパでは、ペットは家族の一員と考えられています。どの国に行っても安心して生活できるように、このようなパスポートが発行されているわけです。

徳川家康は、健康オタク

戦乱の時代を生きてきた戦国武将たちは、みんな豪快な性格で、割と無茶をして生きていたイメージが強いかもしれません。しかし、中には几帳面で、自分の健康管理に気を配っていた人もいました。それが江戸幕府を開いた徳川家康です。

彼はかなり食生活にこだわりがあったようで、普段から粗食を心がけており、また、真夏でもお腹が冷えないように温かいうどんを食べ、もらった果物も、旬でないとわかれば食べることはなく、部下に分け与えたというエピソードが残っています。

さらには、腹痛を起こした際には、その原因も自分で突き止め、自ら作った薬を飲んで回復したとされています。健康のために薬学も研究していたようです。しかし、最期は天ぷらを食べたときの食中毒が原因で亡くなったとされています。

一説では、家康が自分で作っていた薬には、毒物であるヒ素や水銀が入っていたそうです。知ってか知らずか、それらも健康に良いと考えて飲み続けていたそうですが、それが命を縮めてしまったのではないかという歴史家による研究もあります。

犬は人間と目が合うと、幸せホルモンが分泌される

犬を飼っている人はわかると思いますが、犬はよく人間と目を合わせてきます。犬が飼い主をそれだけ信頼しているというサインとして、このような態度を取っているのですが、同時に犬はこのとき、脳内で幸せを感じるホルモンを分泌しています。

そのホルモンとは「オキシトシン」というもので、「幸せホルモン」という別名でも呼ばれていて、不安になったときなどに精神を安定させる物質であるセロトニンの分泌を促す作用があります。オキシトシンは一般的に、人間が家族や恋人、ペットなどと抱擁するなどのスキンシップを図ったときに分泌されますが、これが人間だけでなく犬の脳内でも分泌されているのです。

すなわち、犬にとって信頼できる飼い主と見つめ合うことは、それだけ幸せを感じる行為だというわけです。犬がじっと目を見つめてくれたときは、こちらもじっと見返してあげてください。そうすることで犬も幸せになると同時に、人間も「オキシトシン」を分泌するので、お互いに幸せになれます。

入口も出口もない駅がある

山口県岩国市を走る錦川鉄道。川西駅と錦町駅とを結ぶ、全長32.7kmの錦川清流線という一路線しか持たないローカル鉄道ですが、その路線の駅のひとつが、入口も出口もない不思議なつくりになっています。

その駅とは「清流みはらし駅」。錦川清流線はその名の通り、ほぼ全線を錦川沿いに走っています。この駅は、そんな錦川の絶景ポイントに造られた駅で、その景色を楽しんでもらうために2019年に開業しました。

そもそも周辺には家がなく、この駅から鉄道に乗って移動するという人はまずいません。そのため、出入り口をなくして、景色を見るために特化する形で造られたというわけです。ただ景色をじっくり楽しんでもらいたいという思いから、列車の停車時間は10分から15分ほどと、長めに取られています。

また、通常の列車だけでなく、お酒を飲みながら楽しめる「利き酒列車」などのイベント列車にも有効活用されています。錦川の絶景を楽しみながら飲むお酒は、別格なのかもしれません。

宇宙で囲碁が行われたことがある

日本をはじめ、多くの国で親しまれている囲碁。碁盤と碁石、プレイヤーがいればどこでも気軽に楽しめることから人気となっていますが、そんな囲碁が、まさかこんなところでも?と思わせるような場所でも楽しまれています。その場所とは、なんと宇宙です。

これは1996年、当時初の宇宙飛行に旅立った若田光一が、NASAのダニエル・バリーとスペースシャトル・エンデバーの中で行ったもので、若田とバリーがともに囲碁好きだったことから実現しました。ただ、無重力空間で囲碁を打つと碁盤も安定せず、碁石も宙に浮いてしまいます。そこで、碁盤を固定し、そこに碁石の代わりとなる白黒が描かれたシールを使って対局したのです。このとき使われた囲碁セットは、囲碁の団体・日本棋院の資料館で展示されています。

ちなみに、若田光一とバリーの両名は日本棋院の段位を所持しています。囲碁好きの2人が集まれば、それがどんな場所でも囲碁を楽しむことができることを、この話は証明してくれています。

日本海軍でカレーが食べられるのは、病気対策

海上自衛隊の食事といえばカレーライス。そんなイメージが強いかもしれません。その起源は戦前の大日本帝国海軍の時代にあるそうです。ではなぜカレーだったのでしょうか。それは当時の隊員の健康事情に理由があります。

明治時代、日本海軍では脚気にかかって亡くなる人が多かったそうです。なぜそのようなことが起こったのか調査した結果、食事が原因ではないかと推測されました。海軍では長期にわたって船に乗って移動する任務もあり、そのような洋上任務では食事がどうしても限定されてしまいます。それまでは、白米を主食におかずが少ないメニューが提供されていました。それだと栄養バランスも良くなく、結果として脚気患者を増やすことになったと考えられました。そこで当時、イギリス海軍で採用されていたカレーが、栄養バランスも良く、調理も簡単で大量に作ることができることから着目されたのです。そして海軍でも正式メニューとして採り入れられることになり、その結果、脚気患者がみるみる減っていきました。

ちなみに、当初出されていたカレーはご飯にかけられておらず、パンと一緒に出されていたそうですが、これが不評だったため、ご飯にかける形で出されるようになったとのことです。これが現在に伝わるカレーライスの原型と言われています。

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