よみもの|聞くトリビア(読む編)

宇宙の雑学
【聞くトリビア 読む編part.19】

太陽系の最高峰は、標高およそ2万5000メートル

世界最高峰のエベレストの標高は8848メートル。その3倍近い高さの山が太陽系の惑星にあるのです。

 

その山とは火星にあるオリンポス山で、測り方にもよりますが、高さはおよそ2万5000メートル。裾野にいたっては直径約550キロメートルと東京-大阪間を超える長さとなっています。これが太陽系の惑星にある山の中で一番高い山とされています。

 

ちなみに火星にはアルシア山、パポニス山、アスクレウス山といった2万メートルを超える山がいくつもあります。登山好きの人にはたまらない星に映っているかもしれません。

 

宇宙のにおいの香水が作られている

昨年、宇宙のにおいを再現した香水を発売するために、クラウドファンディングで予算が集められたニュースが発表されていました。

 

その名も「オーデスペース」といいます。「宇宙の水」という意味の名前がつけられたこの香水は、もともとNASAがシャトルを打ち上げる前に宇宙に慣れさせるための訓練用として開発されたもの。

 

長年、この香りは門外不出となっていたのですが、このたびメーカーと提携したことにより開発に至りました。

 

この匂い、どんなものかは説明しづらいそうですが、嗅いだことがある人に聞くと、発砲した後の拳銃の匂いがするとのことだそうです。

 

もしかしたら、近く一般に発売される日も遠くないかもしれません。

 

1億年後には、土星の環がなくなる

土星の環は早ければあと1億年で消滅する、そんなニュースをNASAが発表して話題となりました。

 

この環の正体は水や氷の粒が円の形に並んでいるもので、それが遠くからだと環の形に見えるということなのですが、この水や氷の粒が土星の重力により分解され、どんどん雨として土星に降り注いでいるのです。

 

そしてこの雨の量から計算していった結果、1億年ほどで環が無くなってしまうということがわかったのです。我々が生きている間は大丈夫ですが、将来的に土星のトレードマークともいうべきあの環がなくなってしまうと思うと、少しさびしくなりますね。

 

ちなみに土星ほどはっきりはしていませんが、巨大ガス惑星である木星、天王星、海王星もにも環が確認されています。

 

地球上で宇宙に最も近い場所は、エベレスト山頂ではない

世界一高い山といえば標高8848メートルのエベレストということは誰もが知る所ですが、実はその山頂よりも宇宙に近い場所がこの地球上にあるのです。

 

それはどこかというと、南米チリにある標高6268メートルのチンボラソ山の山頂。

 

どうして、こんなエベレストより2000メートル以上低い山が一番宇宙に近いのか。

それは地球の構造的理由があるのです。

 

地球の形は完全な球の形をしておらず、赤道を中心に東西に膨れた楕円形になっています。具体的には赤道方向の直径はおよそ1万2756kmで、北極と南極の方向の直径はおよそ1万2714kmと、その差は42kmもあります。

 

というわけで、地球の中心から見ると、チンボラソ山が赤道付近に位置していることから、結果エベレストよりも宇宙に近くなるというわけです。

 

人間は宇宙に行くと、身長が伸びる

宇宙飛行士は宇宙という特殊環境に長時間いるため身体に様々な変化が生じるそうです。

 

身長が伸びるというのもそのひとつ。平均的には1センチから2センチほどだそうですが、中には7センチも高くなるという人もいるそうです。

 

これは脊髄の椎間板が重力による押さえつけが無くなることで解放されることから起きる現象で、1つの椎間板につき1ミリほど伸びるそうです。

 

しかし、この状態も宇宙にいる間だけ。地球に戻ると重力によりもとに戻るそうです。

 

海王星に吹いている風は、時速2000キロ

海王星の表面には「大暗斑」と呼ばれる地球ほどの大きさの渦があります。この正体は時速2000キロにも達する嵐。

 

日本にやってきたもっとも瞬間最大風速が強い台風は時速85.3キロ。その20倍以上の嵐が吹き荒れているわけです。

 

なぜこれほどまでの強い風が吹いているのか、原因はわかっていませんが、このような巨大な嵐が吹き荒れているのは海王星のような水素とヘリウムなどから構成されているガス惑星の特徴です。同じくガス惑星である土星にも「大白斑」という巨大な嵐があります。

 

地球がガス惑星でなくて本当によかったと思えますね。

 

アルコールを噴出している星がある

2015年にラヴジョイ彗星という衛星が地球に接近したことはご存知でしょうか?

 

この彗星、お酒の成分であるエチルアルコールを吹き出していたことで話題となりました。

どれぐらい吹き出してたかというと、1秒間にワインボトル500本分というかなりの量で、お酒好きの人が聞くともったいないと思われるかもしれません。

 

さらに、アルコールと一緒に糖分も放出していることもわかっています。この発見は、かつて地球に同じような彗星が衝突したことで、生命の誕生に影響したのではないかという説の証拠としても注目されています。

 

 

肉眼で見える星の数は、およそ8600個

銀河系にはいくつぐらいの星があるのでしょうか?

 

太陽のような恒星が2000億個ほどで、その中で人間が肉眼で見ることができるのはおよそ8600個だそうです。

 

しかもそれはあくまで地球全体から考えてのことで、われわれが暮らす日本がある北半球だとその半分ぐらいなので4300個ほど。さらに地平線ギリギリの星などはほとんど見えないので実質一度に見ることができるのは約3000個となります。

 

もちろん環境などによって見える数もより少なくなります。われわれが見ている星の数なんて、銀河系にしてみればほんの一握りでしかないのです。

 

北極星は、そのうち別の星になる

北の方角の目印になる北極星。こぐま座のアルファ星であるポラリスがそう呼ばれているのですが、実は時代によって違う星になるというのはご存知だったでしょうか?

北極星というのは北極から地球の自転軸にそって延ばした直線上にある星のことなのですが、月や太陽の引力によって自転軸は長年かけてずれてしまうのです。

実際、今から5000年前にはりゅう座のアルファ星であるトゥバンが北極星と呼ばれていました。そして1万2000年後には織姫星として知られること座のベガが北極星の座を引き継ぐ予定です。

 

「たこやき」という名前の小惑星がある

2002年、小惑星番号6562番の星に「たこやき」という名前がつけられました。

 

これはその前年に開催された「宇宙ふれあい塾」というイベントで子どもたちにより選出された名前で、その後国際天文学連合に申請し、翌年に正式に命名されました。

 

「たこやき」は地球から4億キロも離れたおうし座の近くに位置します。18等星という暗い星なので望遠鏡を使っても見ることはできませんが、選んだ子どもたちの心には永遠に残るのではないでしょうか。

 

さそり座のアンタレスの直径は、太陽の700倍

夏の夜空に浮かぶさそり座のアルファ星、アンタレス。この星の直径は実に太陽の720倍もあります。たとえば太陽の位置にアンタレスを置いたとしたら、地球はおろか、火星の軌道をもすっぽり包み込んでしまうほどの大きさです。

 

しかし、星は直径が大きければ大きいほど寿命が短く、アンタレスの寿命は残り1000万年から2000万年ほどと言われています。こう聞くとまだまだ長いと思われるかもしれませんが、星の一生を考えるとそれほど長くないのです。

 

寿命を終えた星は最終的に大爆発を起こします。その爆発で地球に何か影響を与えるのではないかと思われるかもしれませんが、かなり離れたところにあるので、影響はほぼないそうです。

 

月の模様は、中国ではカニの姿と言われている

月の模様といえば、ウサギが餅をついている姿にたとえられていますが、海外ではその見立てはいろいろで、たとえば中国ではカニが右のハサミを大きくかかげている姿といわれています。日本でいうウサギの頭の部分がカニのハサミとなっているのです。

 

また、北アメリカでは髪の長い女性、南アメリカではワニ、アラビア諸国ではライオンにたとえられています。

 

地域や文化の違いが様々な解釈として現れているようです。他にもいろんな形にたとえられているので、興味がある方は調べてみてはいかがでしょうか。

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