よみもの|聞くトリビア(読む編)

25年前、日の丸のデザインが変わった。どこが?
【朗読動画】眠らずに聞きたくなる雑学【聞くトリビア】

『クロロホルムを吸わせて相手を眠らせることは、ほぼ不可能!?』

寝落ちするつもりでつい最後まで聞いてしまう、面白雑学動画!

驚きの雑学の数々を、フリーアナウンサー大橋俊夫氏の朗読とともにお楽しみください。

 

フリーアナウンサー大橋俊夫氏の朗読とともに、誰かに話したくなる雑学の数々をお楽しみください。


こちらは動画の内容の書き起こし記事です。

音声と一緒にお楽しみください。

メジャーリーグでは、ピッチャーがバッターにボールを当てても謝ってはいけない

プロ野球の試合でやってはいけないことは、もちろんルールブックに書かれていますが、中には暗黙の了解として、記載がないにも関わらず、選手内で守る必要がある「アンリトンルール」と呼ばれる非公式ルールがあります。アメリカのメジャーリーグではこのアンリトンルールが実に140ほどもあるそうで、選手たちはこのルールを守りながら戦っています。

たとえば、ピッチャーがバッターにボールを当てても謝ってはいけないというものがあります。これは、デッドボールはピッチャーが勝負を挑んで際どいボールを投げた結果、たまたま当たってしまったもので、その報いとしてランナーが塁に出るというペナルティを受け、立場はイーブンであるという考えから生まれたのだそうです。

他にも、大差がついている試合では、勝っているチームは盗塁してはいけない、ノーヒットノーランや完全試合になりそうな試合では、やられている側はバントヒットを狙ってはいけない、などがあります。これらは相手チームをリスペクトするという意味合いで作られたものです。これを破ってもルール的には問題はありませんが、わざとデッドボールを与えてくるなどの報復措置を受ける可能性があるようです。

讃岐うどん店でおなじみのセルフ方式が誕生したのは、香川ではなく岡山

香川県にある讃岐うどん店では、利用客自身でうどんを茹でて、サイドメニューや薬味を盛り付けて食べる「セルフうどん」という方式を取っているところをよく見かけます。このシステム、讃岐うどん店で多く見られることから、当然香川県で誕生したと思いがちですが、実は瀬戸内海を渡った岡山県の店が初めて取り入れたシステムでした。

そのお店とは岡山市にある「手打ちうどん 名玄」で、1976年の創業当初からこのスタイルでした。これは、うどん1杯100円という価格を最初に決めたため、それが成り立つにはどのようにすればいいか考えた結果、採用したものだそうです。

最初は、なかなかこのシステムを理解してもらえず、説明するスタッフをわざわざ配置するなど、苦労したそうですが、大人よりも子どもたちがこのシステムに興味を抱いて楽しんだことから、次第に家族連れのお客さんが増えてきて、人気店になっていきました。

人件費を抑えることでお客さんに安くうどんを楽しんでもらえるということから、セルフスタイルは、岡山県内はもとより、瀬戸内海を飛び越えて香川の讃岐うどんに取り入れられるようになりました。

日本の国旗、日の丸は、平成に入ってからデザインが変わっている

日本の国旗、日の丸。長年そのデザインは変わっていないと思われているかもしれませんが、実は1999年に少しだけ変わっていたというのはご存知でしょうか?

とはいえ、たとえ両方を見比べてみても、同じじゃないかと思うくらい、大きな変化はありません。しかしそれまで旗の縦と横の比率が7対10だったものが、現在は2対3になっているという細かい変更が加えられています。また、赤い丸も現在は旗の中心に描かれていますが、かつては100分の1というほんの少しだけ、旗竿をつける側にずれて描かれていました。

これは1999年に「国旗及び国歌に関する法律」が施行されたことに合わせての変化によるもので、それまで日の丸は1870年、明治3年に制定された「商船規則」に基づいてデザインされていましたが、ちゃんと法律で縦横比などが定められたことにより、現在のものへと変わりました。もしかしたらこの先にも我々が気づかないような細かい変更があるかもしれません。

七五三が11月15日になったのは徳川将軍が関係している

子どもの成長に感謝し、今後の健康や長寿を祈るお祝い、七五三。毎年11月15日に行われますが、この日となったきっかけは徳川幕府第5代将軍・徳川綱吉によるものでした。

綱吉は幼い頃は非常に体が弱かったそうです。そこで父である3代将軍・家光は、縁起が良いとされている旧暦の15日に綱吉の健康を祈願しようと儀式を行いました。その結果、彼は無事に育つことができ、5代将軍に就くことができました。この儀式が行われたのが11月15日だったということで、七五三がこの日に定着したそうです。

当時は現在のように医療も発達しておらず、幼くして亡くなってしまう子どももたくさんいました。そのため、親としても子どもに健康に育ってほしいという気持ちは強く、3歳、5歳、7歳という節目でその願いを込めると同時に、それまで無事だったことを神様に感謝するという意味合いを込めたイベントとなっていきました。

ちなみに、七五三で売られている千歳飴があれだけ長いのは、長く生きる、すなわち長寿の祈願を込めているからだと言われています。

サンマには、胃がない

はらわたの苦味がたまらない魚のサンマ。実はこのサンマには内臓の胃がないということはご存知でしょうか。そしてこの胃がないことが、我々がはらわたを美味しく食べられる理由でもあります。

ふつうの魚は、口から食べたものを一度、胃で溜め込んで、消化してから腸へと送り出し排出をしますが、サンマはプランクトンといったあまり消化を必要としないものをエサとしているため、胃を持つ必要がありません。そのため、サンマの体には胃がないというわけです。ちなみにサンマ以外にも胃を持たない魚はいるそうで、これらの魚を総称して「無胃魚」と呼んでいます。

ではなぜ、胃がないことではらわたを美味しく食べられるかというと、魚の内臓には本来臭みがあるからです。この臭みの原因は胃の中に残っている消化中のエサで、たとえばタイの場合は固いエビやカニをエサとして食べているため、消化するのに10時間ほどかかります。消化中に釣り上げられた魚は、胃の中にエサが残った状態のまま、やがて腐敗していき、嫌な臭みが発生して、はらわたにもそれが伝っていきます。ところが胃のないサンマはエサが腐敗することがないため、その臭みがなく、はらわた本来の味をいただくことができるというわけです。

時速250kmの投球にチャレンジできるバッティングセンターがある

現在、プロ野球の世界では、ピッチャーの投球の最高速度は160kmほどです。しかし、バッティングセンターでは時速200kmを超えるスピードの球速を体験できるところがあります。

福岡県北九州市の「三萩野(みはぎの)バッティングセンター」のマシンが投げる球の速度は、なんと時速250km。これはどうやら世界最速のスピードのようです。なぜここまでのマシンが設置されたかというと、もともと2006年に、当時巨人に在籍していたクルーン投手が時速160kmの球を投げたことに合わせて、160kmを投げるマシンを設置したのが始まり。それをお客さんが攻略してどんどん打っていく姿を店の人が見て悔しく思い、さらにスピードを上げていき、またそれをお客さんが打ち、店がスピードを上げるということの繰り返しが続き、最終的に時速250kmにまでいたったそうです。

驚くべきことに、すでに何人かのお客さんは実際に250kmの球を打ち返しているとか。これが増えると、さらなるスピードアップも視野に入ることでしょう。時速300kmのマシンが置かれる日もそう遠くはないかもしれません。

鮭の皮には、身に負けないほどの栄養が含まれている

皆さんは焼き鮭を食べるときに、皮も残さず食べているでしょうか?塩辛いなどの理由で苦手にしている人もいるかもしれません。しかし、実は鮭の皮には豊富な栄養素が含まれているため、食べないと非常にもったいないと聞くとどうでしょうか。

焼き鮭の皮を食べない場合、オメガ3脂肪酸であるDHAやEPA、ビタミンEやカルシウム、タウリンといった体にいい物質が、食べたときに比べてなんと25%も少なくなってしまいます。野菜や果物は皮に栄養があると言われますが、実は焼き魚でも同じようなことが言えるのです。

オメガ3脂肪酸は、血流を良くしたり、アレルギー症状を緩和する効果があり、またビタミンEは抗酸化力が強く、摂ると若返ると言われたりします。これらの栄養素の量が大きく減ってしまうと考えると、皮を残すことは非常にもったいないというわけです。今まで残してきた人は、今度、トライしてみてはいかがでしょうか。

お城の壁の色で、城がいつ頃、建造されたかがわかる

姫路城や松本城をはじめ、日本各地で見られるお城、これらがいつの時代に建てられたのか、簡単に見分ける方法があります。それは城の壁を見ればいいのです。

城の壁が黒いものは、関ヶ原の戦い以前に建てられたものがほとんどです。松本城、熊本城、岡山城がこれにあたります。それに対して白いものは、関ヶ原の戦い以降、すなわち江戸時代に築城されたものが多いのです。名古屋城、彦根城、姫路城などが該当します。

では、なぜ時代によって分かれているかというと、黒い壁だと敵の目を欺きやすいという利点があるからです。関ヶ原の戦い以前、すなわち、戦国時代には敵から城が攻撃されることは多々ありました。そこで敵から攻められにくいようにするために、城には様々な工夫が取り入れられたそうで、黒い壁もその一環だったようです。

対して江戸時代、徳川家康が関ヶ原の戦いで勝利をおさめ、それまで織田信長や豊臣秀吉が統率していた時代を終わらせました。そこで黒に対抗して、反対の色である白色を使うことで、自らの時代が到来したことを知らしめる狙いがあったと言われています。他にも、美しさを表現するためという理由や、白色が膨張色であるため、城を大きく見せる効果があったからという説もあるそうです。

選挙事務所でケーキをお客さんに出すと、公職選挙法違反

日本では「公職選挙法」という法律が定められており、これにのっとって選挙が行われます。しかし、中にはこんなものもあるの?と思わずにはいられない変わった条文も存在します。

それが139条の「何人も、選挙運動に関し、いかなる名義をもつてするを問わず、飲食物(湯茶及びこれに伴い通常用いられる程度の菓子を除く。)を提供することができない」というもので、選挙に出る人は手伝ってくれる人や応援してくれる人に飲食物を出すことを禁止する内容です。これだけ聞くと、買収を防ぐためには普通じゃないかと思われるかもしれませんが、この条文の中の「通常用いられる程度の菓子を除く」という部分が曲者で、この菓子はおまんじゅう程度なら大丈夫ですが、ケーキはだめだそうです。というのも昔、ケーキは贅沢品だったため、それを出すことは買収につながるのではないかと考えられているから。ならばどこまでなら大丈夫かというと、そのラインは非常に曖昧なようで、クッキーなら大丈夫かもしれませんが、チョコ菓子ならアウトのようです。

また、「湯茶」についても現在は大丈夫ですが、かつてはケーキと同じ贅沢品であるということから、コーヒーを出すことも禁じられていたそうです。

あまりにも恣意的な感じのこの法律、万が一のことを考えて、破らないために、候補者から何かもらうのは避けたほうがいいのかもしれません。

人間は、1日に1リットル以上の唾液を出す

物を食べるときに口の中に作られる唾液。もともとは血液の成分だったものから唾液腺という場所で作られますが、その作られる量は1日のどのぐらいかご存知でしょうか?なんと1リットル、多いと1.5リットルも作られています。

この量はあくまで平均的なもので、若い人の場合はこれよりも多く、年を取った人やストレスを感じやすい人、糖尿病の人はこれより少ない量になります。

唾液には食べ物を消化する以外にも、口の中の菌を抑える効果もあります。もし唾液が少ないと虫歯がひどくなったり、菌が繁殖して口が臭くなるなどの弊害も。そのため、唾液の量は直接、生き死にに影響しないものの、体調管理に大きく関わってきます。

唾液量を増やすためには食事をよく噛んで食べることが重要です。よく噛まずに飲み込んでしまうと、唾液の分泌量は減ってしまいます。ふだんあまり意識することのない唾液の量ですが、減らないように気をつけたほうが良いようです。

トナカイは、食事しながら寝ている

私たち人間はどんなに頑張っても、食べながら寝るというのはおそらくできないのではないでしょうか。しかしサンタクロースのお供として知られるトナカイは夏の間、食事と睡眠を同時に行います。

夏場にエサを食べているときのトナカイの脳を調査したところ、ノンレム睡眠と呼ばれる深い睡眠をしているときと同じ脳波が確認されました。トナカイはウシと同じ反すうと呼ばれる、一度胃に入れて分解した食べ物をまた口に戻して、再び噛んでさらなる栄養を吸収する消化を行います。トナカイは夏場にずっと草を噛み続けることで冬に向けて栄養を蓄えているというわけです。

トナカイが暮らす北極圏では夏が非常に短く、かつ白夜となって一日中太陽が沈まない日があります。一方、冬は長く、太陽が昇らず、一日中闇に包まれる日もあります。そのため、非常に冬場は活動できる時間も少なく過酷であるため、夜行性であるトナカイが少しでも太陽が出ている時間を有効活用しようと、このような行動を取っていると考えられています。

ゲームで鬱が回復するというデータがある

最近でこそ、コンピュータゲームに対する偏見も少なくなってきましたが、つい最近まで、ゲームは脳に多大なるダメージを与えるという「ゲーム脳」という理論が誕生するなど、一部では、ゲームは子どもなどに悪影響を与えるものと考えている人もいます。しかし、それに待ったをかけるような研究報告が、ドイツのボン大学のグループにより発表されました。

それは、任天堂のゲーム『スーパーマリオ オデッセイ』をプレイすると鬱の症状が軽くなるというものです。研究グループは鬱病患者を、いくつかに分けて、そのうちのひとつに『スーパーマリオ オデッセイ』をプレイさせながら治療するというグループを作り、どれだけゲームが鬱に影響を与えるか調査する実験を行いました。その結果、プレイしていないグループよりもしているグループのほうが、治療の効果が見られたそうです。

この実験はあくまでまだ規模が小さいため、これからさらなる研究が必要と思われますが、以前のようなゲームに対する偏見はさらに無くなっていくのではないかと期待させる報告です。

人間の脳を食べるアメーバがいる

2020年、アメリカで湖で泳いでいた2人の少年が、その数日後に亡くなるという事件が起こりました。なぜ彼らが亡くなったか調査した結果、フォーラーネグレリアというアメーバが鼻などから脳に到達したことが原因とわかりました。

このフォーラーネグレリアは別名「脳食いアメーバ」と呼ばれ、脳に到達すれば「原発性アメーバ性髄膜脳炎」と呼ばれる炎症を引き起こします。そして脳を破壊して患者を死に至らしめますが、その期間はわずか5日間ほどだそうです。

この症状は子どもに限らず、大人でも起こるそうで、アメリカでは年間十数人ほどがこのアメーバが原因で亡くなっているそうです。感染すると死亡率も高く、現在のところわずか5人ほどしか生存例が報告されていません。

このアメーバの発生原因として、地球温暖化による、湖などの水温上昇があるそうで、もしかしたら、今後日本にもこのようなアメーバが誕生するかもしれません。川や湖で泳ぐ際には要注意です。

ブラジルで、二日酔いの人にハンバーガーを割引するキャンペーンがあった

2023年、ハンバーガーチェーン、バーガーキングがブラジルで面白いキャンペーンを行ったことで話題となりました。

そのキャンペーンとは、二日酔いのお客さんにハンバーガーを割引で提供するというもので、スマートフォンの公式アプリで自分の顔を撮影して、顔認識技術を使って二日酔いかどうかを測定し、二日酔いであれば、そのアプリにクーポンが配布されるというシステムです。

しかも、その二日酔いのレベルによって、クーポンがもらえるハンバーガーのランクも上がるそうで、もっとも低いレベル1だと「ワッパージュニアダブル」、レベル2は「ワッパー」、もっとも高いレベル3は「ワッパーダブル」のクーポンがもらえました。

この撮影した自分の顔写真はSNSを通じて投稿することも可能でした。こんなユニークなキャンペーン、日本でも行われるといいのにと思ってしまいますね。

昔、国道には特別の「特」がついた「特1号線」があった

国道といえば通常、1号線や58号線、507号線など、数字だけの番号で振り分けられていますが、かつては特1号、特2号と、頭に特別の「特」という字がつけられた国道も存在していました。

これは大正時代に整備された軍事国道に割り振られた番号です。軍事国道とはその名の通り、軍事的な目的で作られた国道で、終戦時には全部で41路線が存在していました。

この軍事国道、当時の陸軍が管轄する演習地や要塞、砲台へアクセスしやすいように設置されたため、本土にはもちろんですが、要塞が置かれていた離島に多く見られました。現在国道が通っていない小笠原諸島にもあったそうで、太平洋戦争終戦の1945年に主要4島以外にあった国道は、淡路島と沖縄本島のものを除きすべて軍事国道でした。

戦争が終わり、軍事国道はその役目を終え、1952年から新しく国道が指定されたために、それらは、ただの道へと戻りました。

インドのコブラ捕獲作戦で、かえってコブラは増えた

イギリスの植民地だった頃のインドでは、そこら中にいるコブラの存在にイギリス政府は頭を悩ませていました。そこで当局は住民たちに、コブラを捕まえて持ってきたものに報酬を出すというお触れを出したそうです。

イギリス政府の考えとしては、少しでもお金を出してコブラを捕まえてもらえたら、道も安全に歩けるのではないかという考えだったかもしれません。しかし一枚上手だったのがインド人で、捕まえたコブラを差し出さず、家で養殖してコブラの数を増やし、そのコブラを政府へ持って行ってお金を稼ぐという手段に出ました。

それを知ったイギリス政府は、当然その制度を廃止しました。ところがそれを知ったインド人が、金にならないということで、コブラをあちこちに捨てるという手段に。その結果、インドでは以前よりコブラが増えてしまったそうです。

ビジネスの世界では、このエピソードから、ある問題を解決しようとしてかえって問題を悪化させてしまうことを「コブラ効果」と呼んでいます。何かしら計画をたてるときは、しっかり先のことを見据える必要があることを感じさせてくれるエピソードですね。

大相撲の力士は、初めてマゲを結ったあとにデコピンをされる

大相撲の世界では、新弟子が初めてまげを結ったとき、親方や関取たちからご祝儀として「コンパチ」をもらう儀式があります。おそらくこの話しを聞いた皆さんは「コンパチ」って何?と思うことでしょう。実は「コンパチ」とは相手のおでこを指ではじく「デコピン」のことです。

これは昔から行われている風習で、デコピンをした親方や関取は、その後に「鬢(びん)づけ油代」という名目で御祝儀を渡します。お祝いで行うとはいえ、みんな遠慮なく本気でやってきます。体を鍛えている力士の本気ですから、受けるほうも相当大変なことだと思われます。

ちなみに、この「コンパチ」という言葉、「デコピン」を意味する関西弁で、それが相撲の世界でも使われるようになったそうです。

ジーコと伝説を作った名選手は医者

かつてサッカー日本代表監督も務めたジーコは、王国ブラジルでもトップクラスの伝説的選手です。ブラジル代表では、ファルカン、トニーニョ・セレーゾ、ソクラテスとともに「黄金の中盤」を形成し、世界を席巻したことでも知られます。

ファルカンやセレーゾは日本代表やクラブでもなじみがありますが、唯一接点のないソクラテス。彼は実は医師免許を持つという文武両道の人でした。

192cmという長身に対し70kgの細身の体型から「マグロン(痩せっぽち)」などとも呼ばれましたが、ブラジルのクラブのほか、セリエAのフィオレンティーナでも活躍した名選手です。

しかし、医者でありながら、2011年に57歳という若さで亡くなっています。原因は長年の飲酒と喫煙による内臓へのダメージとされており、もっともケアのできそうな人が4人の中で最初に旅立ってしまったのいうのは何とも皮肉は話です。

火星には、「スシ」、「サシミ」と名付けられた岩がある

NASA(アメリカ航空宇宙局)は火星で発見された岩に非常に変わった名前をつけて話題となりました。

2004年、アメリカの火星探査機スピリットとオポチュニティが火星着陸に成功し、探査を進めていました。その過程で火星表面にある岩の成分を調査していたのですが、そのとき、最初に調べしようとした2つの岩に「スシ」「サシミ」と日本の料理名を名付けました。おそらく形が似ているからそのように呼ばれたのでしょう。しかし、これらの岩は砂やほこりがたくさんついていたため、調査対象からは外れたそうです。

また、NASAはこれらのスシやサシミが発見された一帯を「ワサビ地区」と命名しました。スシとサシミからの連想だと思われますが、日本食ファンの局員がいたことがわかるエピソードです。

名投手・沢村栄治は、メジャーリーグに入団しかけたことがある

戦前を代表するプロ野球投手、沢村栄治。日本プロ野球史上初のノーヒットノーラン達成などの大記録も残し、その年に活躍した投手に贈られる賞にもその名が冠せられるほどです。そんな沢村が日本人初のメジャーリーガーになるかもしれなかったというのはご存知でしょうか?

1934年、当時、東京ジャイアンツに所属していた彼は、全日本チーム、今で言う侍ジャパンのような日本代表チームの一員として、アメリカ、メジャーリーグのオールスターチームと対戦。わずか1失点に抑えたことから、その名前はアメリカでも知られていました。

その翌年、東京ジャイアンツの一員としてアメリカに渡った沢村は、地元のファンにサイン攻めにあいましたが、そんな中、差し出された紙の中に、メジャーのカージナルスの入団契約書があったそうです。何も知らない沢村は勢いでその契約書にもサインしたそうで、後にその球団のスカウトがジャイアンツ側に対して契約書を見せて、いつ沢村を渡してくれるかと迫ったそうです。さすがに、そんな契約で沢村を渡すことはできないということで、必死で説明してなんとか断ることができたとか。

もし、そのまま押し通されていたら、日本プロ野球界も大きく変わっていたのかもしれません。

もたもたしている様子を指す言葉「ちんたら」は、焼酎づくりに由来している

「ちんたら歩いてるんじゃない」などといったときに使われる表現「ちんたら」。これは薩摩地方で行われていた焼酎の蒸留法に由来する言葉だそうです。

江戸時代、薩摩地方では焼酎は「ちんたら蒸留器」と呼ばれる機械を使って作られていました。これは鉄釜を熱したときに出る「ちんちん」という音と、蒸留して気体となった焼酎が冷めて「たらたら」と1滴ずつ流れ出てくる様子から命名されたものです。そして、この様子が非常にゆっくりであることから、のんびりしている様子やのろまな様子を蒸留器にたとえて、「ちんたら」と呼ぶようになったそうです。

昔は、このような機械を使っていたため、焼酎ひとつを作るのにものすごく時間がかかったそうです。もしかしたら、「ちんたら」という表現にネガティブなイメージが強いのは、作っているときの職人のイライラした気持ちが表れているのかもしれません。

右利きより、左利きの人のほうが、認知症になりにくい

平均寿命がどんどん長くなっている昨今、認知症は避けては通れない問題となっています。そんな中、海外である研究が発表され話題となりました。それは右利きの人よりも左利きの人のほうが認知症になりにくいというものです。

脳は左脳と右脳に分かれていて、左脳には新しい記憶を脳に定着させる働き、右脳には記憶したことを引き出す機能があると言われています。左利きの人は、これら両方の脳を、橋渡しとなる脳梁を通じて、活発に使っている可能性があると調査の結果で判明しています。

また、左手と右手の両方を使って生活をしている、すなわち両利きの人は、過去の記憶などを思い出す能力に長けていると報告されていて、利き手と記憶には非常に強い関連性があるとわかっています。

さらには、握力が弱くなると記憶力も低下するというデータもあります。手をいかにうまく使うかが、今後、認知症を防ぐカギとなるかもしれません。

世界で初めて手術の輸血に使われた血は、羊の血だった

1667年、フランスである手術が行われ、そのときに歴史上初の輸血が行われました。しかし、このときに患者に注入された血液は、人間のものではなく、子羊のものだったそうです。

過去に血液に様々なものを注入してどのような効果があるかという調査は行われていました。動物の血管にビールや尿などを入れてどのような反応をするかなど、今聞くと非常に恐ろしい実験も行われていたようです。その結果などを参考にしたうえで、おそらく大丈夫であろうということから、子羊の血液の輸血が行われたようです。

手術の結果、患者は一時回復し、輸血も続けて行われましたが、後に一変し、次第に体調が悪くなり、最終的に亡くなってしまいました。輸血を行った医者は殺人者として扱われていましたが、それに対して不当に思い裁判を起こし、最終的に無罪となりました。しかし、その後、フランスでは法律で、輸血が禁止となりました。技術が発展し、近代において輸血が認められるようになったのはイギリスにおいてで、19世紀のことでした。

車のウインカーの点滅速度は、人間の緊張したときの心拍数と同じ

車の前後左右に設けられているウインカー。あの点滅スピードは毎分60回以上120回以下であるように法律で定められています。実際に多くの日本車では1分間に70回から90回点滅します。実はこのスピード、人間が少し緊張したときの心拍数とほぼ同じになるように設定されているそうです。

というのも、ウインカーをつける左折や右折、車線変更をするときが一番交通事故が起こりやすいシチュエーションであると言われていて、そのため、油断せず、少し緊張感を持って操作させるために、人間の緊張感に近い状態のスピードで点滅させているというわけです。

ただ、ウインカーの電球が切れてしまった場合や、新しくLEDの電球に交換した場合は、通常時より高速で点滅を繰り返すことがあります。何かしら普段より点滅のスピードが早いかな、と思ったときは、すぐに電球をチェックして交換するなどの対応をお願いします。

消防車は、赤色に塗る前に一度ピンク色に塗る

火事のときに、消防士を乗せて現場へと駆けつける消防車。その真っ赤な車体は、否が応でも我々の目をひきつけます。そんな消防車、車体を赤く塗る前に、一度全体をピンク色に塗っているというのはご存知でしょうか。というのも、一度ピンク色に塗っておくことで、上に塗る赤のペンキをより鮮やかに見せることができるからです。

ペンキ業界では、「隠ぺい力」という言葉があります。これはそのペンキが透けやすいか、透けにくいかを表現した言葉で、赤いペンキはこの隠ぺい力が弱いため、下地の色が少し表面に現れたりするそうです。そのため、一度ピンクを塗ったほうが、うっすらと赤いペンキの中にピンクが浮かび、より鮮やかな赤として発色させることができるというわけです。

我々に赤い消防車の姿を印象づけるために、なかなか気づきにくい、細かい工夫がなされているというお話でした。

映画会社の松竹(しょうちく)は、もともと「まつたけ」だった

東宝、東映と並び、日本三大映画会社のひとつに数えられる松竹。この名前は創業者兄弟の、大谷松次郎、竹次郎の「松」と「竹」から名付けられました。ところでこの名前、現在は「しょうちく」と呼ばれていますが、かつては「まつたけ」と名乗っていたのはご存知でしょうか。

もともと「松竹(しょうちく)」という名前は、大谷兄弟が興行主として活動していた時、大阪朝日新聞が勝手に松次郎と竹次郎の頭文字を取って「松竹(まつ・たけ)の新年」という記事を掲載したものを、後に合資会社を設立するときに拝借して命名したものです。新聞記事では、ふりがなとしてつけられていたのが「しょうちく」ではなく「まつたけ」だったため、社名の読み方も「まつたけ」にしたそうです。また、高級キノコの「松茸」と同じ読みで縁起がいいということも、理由のひとつでした。

しかし、後に映画の自社制作を開始するにあたり、新たな会社を設立することになり、その際に名前を「まつたけ」から「しょうちく」へと読み方を変えました。するとその変更で縁起がよかったのか、立て続けに映画がヒットし、今では日本を代表する映画会社のひとつとして発展するに至ったわけです。

2つの国をまたいでいるゴルフコースがある

スウェーデン国境近くにあるフィンランドの町、トルニオにあるゴルフ場は、池や谷などがあり変化に富む人気のコースとなっていますが、それとは別に、あることでゴルファーを大きく驚かせるコースとしても知られています。それはプレイ中に何度もフィンランドとスウェーデンの国境をまたぐ、すなわち2つの国の国境線上にあるということです。

拠点となるクラブハウスはフィンランドとスウェーデンのそれぞれにあり、どちらの国からでもプレイを楽しめるそうです。また、国境をまたぐということで、パスポートの提示が求められることもあるのだとか。プレイ中は、2つの国を行ったり来たり。ティーショットがフィンランド、グリーンがスウェーデンというホールや、グリーンの真ん中に国境が走っているというユニークなホールもあります。

しかし、もっとも驚くべきことは、それぞれの国に時差があることで、プレイ中は何度も、1時間進んだり戻ったりするそうです。そのため、ホールを終わらせるのに1時間かかる、またはティーショットの1時間前にボールがカップインするという奇妙な現象が起こります。

泉ピン子は、40歳のときに女子高生役を演じていた

ベテラン女優の泉ピン子。今まで映画やドラマなどで様々な役を演じてきましたが、その中でも異色だったのは、1987年放送の連続ドラマ『おんなは一生懸命』。ある女性が女優として活躍するまでの姿を描いた橋田壽賀子脚本の作品ですが、この中で泉ピン子は体当たりの演技をして話題を呼びました。それは当時40歳だった泉が、女子高生の役を演じているというものでした。

40歳が女子高生を演じるということで見た目や話し方の違和感は当然あったにも関わらず、泉は見事にその役を演じきったそうです。しかもすごいのは、これがワンシーンというわけではなく、数話に渡って演じていたということです。

このドラマ、視聴率も20パーセントを超えていたそうで、そう考えると、泉ピン子の女子高生の演技もあまり違和感を感じさせないものだったのかもしれません。その姿はネットで探せば見ることもできますが、みなさんはどう思われるでしょうか。

オーストラリアには、国民5人の小さな国家がある

オーストラリア南東部のシドニー近くに位置するモスマンという市に、2004年、ある「国」が独立しました。その国の名前は「ワイ公国」、ポール・デルプラット1世という人物が国家元首で、彼が住んでいる面積およそ700平方メートルの自宅の敷地が領土、彼とその妻、そして3人の子どもの5人を国民とした、あくまで自称の国で、当然、オーストラリアはもとよりどこの国も国家として認めていません。

なぜ、このような国を作ったかというと、1993年にモスマン市の都市開発計画によって、すべての住宅の周辺の道路を舗装させることが決まりました。ポールも舗装の申請をしましたが、市の手違いによりこの申請が却下され、それに対して激怒したポールが、ワイ公国を独立させたというわけです。

このワイ公国、オーストラリアには認められていませんが、なんとモスマン市はこの独立を認めています。しかし、このきっかけとなった道路舗装は、公共利用に支障が出るという理由により、まだ実現していないとのこと。ワイ公国の抵抗はまだまだ続きそうです。

刑務官は、死刑囚を絶対に名前で呼んではいけない

現在も議論を巻き起こしている死刑制度。その存続について反対する声も根強くあります。当然、死刑が行われる刑務所では、人の命を終わらせるということもあり、かなりピリピリした雰囲気に包まれ、様々な気配りをしないといけません。そのひとつに、刑務官は死刑囚の名前を絶対に呼んではいけないというものがあります。

死刑囚は刑務所の他の部屋に誰が入っているかわかりません。これは、もし誰が入っているかわかると、事件の内容を知っていれば、誰がいつ死刑になったというデータから、自分がいつ死刑になるかをだいたい予想できてしまうからだそうで、死刑囚に配慮して生まれた制度ということです。常に死刑囚と接している刑務官は、つい名前を呼んでしまいそうになりますが、それを抑えて受刑者番号で呼ぶ決まりとなっています。

このような規則や死刑制度反対を訴える人たちの声、そして人の命を終わらせるという仕事に対する責任、これらの様々なことに気を使わないといけない刑務官は、我々が思う以上に心労ははかりしれないものがあるのかもしれません。

生食用と加熱用の牡蠣の違いは、新鮮さの違いではない

スーパーで販売されている海の牡蠣には、生食用と加熱用があります。生食用の牡蠣は新鮮で、時間が経てば加熱用に変えられると思いがちですが、実は牡蠣が穫れる海域や、処理の仕方まで、すべて違うものとなっています。

生食用は各都道府県が定めた指定海域で穫れたもので、ウイルスや雑菌などに汚染されないように、排水などが流れ込む川の河口から離れたエリアが指定海域として定められていて、そこで生食用の牡蠣を育てる決まりとなっています。加熱用はそれ以外の海域で穫れたもので、熱処理するとある程度の菌は死んでしまうため、そこまで気を使う必要がないということで、指定海域以外でも構わないとなっています。

また、生食用は、収穫後に浄化と呼ばれる工程を行います。これは牡蠣を無菌化した海水に2、3日漬けておくもので、菌のない海水を取り込むことによって、さらに安全な状態にしているそうです。

同じ牡蠣でもここまでの違いがあります。加熱用はカキフライや鍋など、ちゃんと火を通して食べるようにしましょう。

東京スカイツリーには、雷の研究所がある

日本でもっとも高い建造物、東京スカイツリー。周囲に同じぐらい高いビルや建物がないため、雷も年に10回ほど落ちているそうです。電力中央研究所はその特性を利用しようと、スカイツリーの高層地点に雷の観測所を置いています。

この研究所では高さ497m地点に雷の波形を計測する測定器を設置して、高さ300mの地点にある屋内設置室までデータを送って記録しています。普段は無人ですが、スカイツリーに直接落雷した際などにはデータ回収のために研究員が訪れているそうです。

これらのデータはあらゆる建造物の雷対策に活かす以外にも、スカイツリーの運用・防災にも役立てられています。他にも様々な観測装置が置かれており、エアロゾル、風や大気中の温室効果ガスなどが計測されています。

東京スカイツリーは単なるランドマークというわけではなく、気象関係の観測の拠点になっており、我々の生活向上にも一役買っています。

唐揚げは、もともと豆腐を揚げた料理の名前だった

唐揚げは江戸時代初期に中国から伝来した普茶料理の中ですでに伝えられていたそうです。ただ、そのときに出されていた唐揚げは、私たちが現在食べているものとはまったく違うもので、豆腐を小さく切ったものを油で揚げて、さらに醤油とお酒で煮た料理でした。現在、私たちがよく食べている魚や野菜に小麦粉などをまぶして揚げたものは、「煎出(いりだし)」や「衣(ころも)かけ」と呼んでいたそうです。

では、現在よく見られる鶏肉の唐揚げはいつ頃誕生したかというと、昭和に入ってからで、銀座に店を構えた鳥料理専門店が、営業不振対策に作ったのが最初だったそうです。そして様々な店が真似をして作ったことから、広まっていったということです。

唐揚げが家庭料理として食べられるようになったのは、ここ50年ぐらいのことで、戦後、食糧難にそなえて養鶏場を多く作るという国の政策のもと、鶏肉が普及し始めてスーパーに多く並ぶようになったのがきっかけでした。思ったより新しい調理法だったとは意外ですね。

ヒゲは、午前中が一番伸びやすい

ヒゲが濃い人は手入れに苦労しているのではないでしょうか。朝剃ったにもかかわらず、昼にはもうあごにヒゲが伸びてきて青くなってしまったり。中には電気シェーバーを持ち歩いている人もいるほどです。そんな人はヒゲを剃る時間を変えると、生活がちょっと楽になるかもしれません。

実はヒゲが一番伸びる時間帯は午前中のようです。その中でも朝6時から10時までの時間が伸びやすいとのこと。このことから、朝の出勤・通学前にしっかり剃っても、気づくと伸びていることがあるのはうなずける話です。

一番良いのは、出勤・通学前は軽く剃って、10時以降に再びしっかりヒゲを剃ることで、そうすれば、昼以降はあまりヒゲが気にならずに過ごせるはずです。とはいっても家を出てからのヒゲ剃りは現実的には難しい話かもしれませんが。ちなみに一年でもっともヒゲが伸びやすくなるのは秋だそうです。

マレーシアでは、黄色い服は避けたほうが良い

郷に入っては郷に従えというように、海外旅行に行ったときはその国で失礼がないように、マナーやドレスコードなどは守らないといけません。服装に特に注意しなければならない国のひとつに、東南アジアの国・マレーシアがあります。ここに行く場合は、前もって色々と調べておかないと、大変なことになるようです。

たとえば黄色い服は、マレーシアでは避けたほうがいいとされています。というのも、マレーシアで黄色は、王族の色と考えられていて、王族以外の人が黄色い衣装を身につけることはあまり良くないと考えられているようです。

また、女性の場合はミニスカートなど、露出が多い服装も避けたほうがいいそうです。マレーシアはイスラム教の国であるため、女性はなるべく肌を隠しています。女性の肌の露出は場所によっては失礼に値することもあり、入場禁止を言い渡されるところもあるため、なるべく肌を隠す服を着用したほうが良いようです。

マレーシアに限らず、海外に旅行に行く際は、ちゃんと下調べをして、迷惑をかけないように振る舞いましょう。

クロロホルムを吸わせて相手を眠らせることは、ほぼ不可能

ミステリードラマなどで、ハンカチにクロロホルムを染み込ませて、それを背後から嗅がせて眠らせるシーンをよく見かけます。しかし、現実の世界ではクロロホルムをこのように嗅がせて眠らせることは不可能です。

クロロホルムで相手を眠らせるには、クロロホルムを肺の中に行き渡らせて、そこで血液に溶かし、心臓や中枢神経に運ばれていくことでようやく眠ることができます。しかし、成人の一回に呼吸する量はおよそ500ml、肺の容量が4500mlほどだとすると、単純計算で9回以上深呼吸をしないと肺全体にクロロホルムが行き渡りません。そのため、ハンカチで含んだ程度の量を一回呼吸するだけでは、意識を失うことはまずありません。

なぜ、このような誤解が生まれたかは、はっきりわかっていませんが、コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズにクロロホルムが登場するシーンがあります。それを参考にして他の小説で使われたことから広まったのではないかと言われています。

アメリカには、Wi-Fiや携帯電話の使用が禁じられている町がある

アメリカ、ウェストバージニア州のグリーンバンクという小さい町は、近年、あることで注目を集めています。というのもこの町では、携帯電話やWi-Fi、ブルートゥースといった電磁波を使う機器などの使用が法律で禁止されているからです。

実は、この町にはアメリカ国立電波天文台が所有する世界一巨大な可動式電波望遠鏡があります。この望遠鏡は非常に感度が良く、他の望遠鏡で見ることができない天体などを観測できるということから、世界中から使用の依頼が殺到しているそうです。しかし、携帯電話などが周囲で使われると、その電磁波が望遠鏡の感度に影響することになり、正確な観測ができなくなります。そこでウェストバージニア州の法律により、この付近一帯で電磁波を扱う製品の使用制限がかけられるようになりました。

ちなみに、固定電話や有線インターネットは使うことは可能ですが、電子レンジやテレビのリモコンなどの電磁波が強い家電製品の使用も制限がかかっているそうです。

最近ではこの町は、電磁波に対する恐怖心を抱いている人たちが集まり、一種の聖地としてあがめまつられてもいるようです。

オリンピックの開会式で放たれたハトが、聖火で焼け死んだことがある

一大スポーツイベントにとどまらず、平和の祭典としてその地位を築き上げてきたオリンピック。1988年のソウルオリンピックで、そんな平和のイメージを打ち破るような悲劇が起こりました。

それは開会式のことです。聖火リレーで運ばれてきた聖火が聖火台に点火され、式もクライマックスを迎えたそのとき、本来点火後に放つはずだったハトが先に放たれていて、数羽が聖火台にとまってしまっていました。それを知らずして聖火は聖火台に灯されたため、それらのハトはすべて焼かれて死んでしまいました。平和の象徴として放たれたはずのハトが焼かれてしまった悲劇は、全世界にもテレビ中継していたため、多くの人に衝撃を与えました。

そしてこれを見た動物愛護団体が激怒し、抗議するまでに至りました。それまでオリンピック憲章には、開会式で聖火への点火に続いて、ハトを放つように定められていましたが、これを機会に憲章は変えられ、以降ハトを飛ばすセレモニーは行われなくなったそうです。

イランでは、白い部屋に閉じ込められる拷問が行われている

犯罪者やスパイなどに自白させるために、世界では様々な拷問が行われてきました。肉体的に苦痛を与えるものもあれば、精神的に追い込むものもあります。中にはこんなもので拷問になるの?と思うものもありますが、実はこれが地味に精神を病む、非常につらい仕打ちにもなるのです。そのひとつに、イランで行われている白い部屋の拷問があります。

この拷問はただ、対象者を真っ白な防音室に閉じ込めるというもの。真っ白というのはどこまでかというと、床、壁、天井、着ている服と部屋にあるものは当然すべて白で、部屋の照明も影が出ないように設計されており、配膳される食事も白いプレートに白米が乗っているだけという、白以外何もないという完全な白い部屋です。

また、防音室というのがポイントで、誰とも話ができないのはもちろん、自分から発する以外の音を聞くことができないため、どれだけ声を出しても反応がなく、しかも周囲に何もないため、自分自身が何者かわからなくなってしまうそうです。

実際にここに8か月閉じ込められた犯罪者は、解放された今でもそのトラウマが消えないらしく、精神的に追い詰められ、現在では睡眠薬なしでは眠ることもできないということです。

乗っていたエレベーターが75階から落ちても、生き残った人がいる

1945年、エンパイアステートビルにB25爆撃機が衝突する事故が起こりました。その時、75階に位置していたエレベーターのケーブルが2基とも切断され、中に女性の乗客が1人いたにもかかわらず、地上へと落下していきました。さすがに75階もの高さから落ちたのでは女性もひとたまりもないのではないかと思われていましたが、なんと命に別条がなく、無事に生きて戻ってきたそうです。

というのも、落下した際に、300mほどの長さのケーブルが先に落ちていき、それが地上でとぐろ状になっていたことから、落下したエレベーターの衝撃を吸収し、女性を守ってくれたというわけです。

エレベーターが落ちるということは、まず考えられないことで、複数のロープやブレーキが設置されていて、それ以外にも様々な安全機能が乗客を守ってくれています。この出来事は今から100年近く前のことで、航空機の衝突という非常にレアな事故が原因であるため、エレベーターに乗るときにケーブルが切れて落ちるかもという怖いことは考えなくても大丈夫でしょう。

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