よみもの|聞くトリビア(読む編)

「最高学府」という言葉の本当の意味は?
【朗読】春風のように穏やかな雑学【聞くトリビア】

『死んではいけないという規則ができた自治体がある!?』 『68年間○○○○○し続けた人がいた!?』

春の陽気を感じられる今日この頃にぴったりな面白雑学動画!

驚きの雑学の数々を、フリーアナウンサー大橋俊夫氏の朗読とともにお楽しみください。

 

フリーアナウンサー大橋俊夫氏の朗読とともに、誰かに話したくなる雑学の数々をお楽しみください。


こちらは動画の内容の書き起こし記事です。

音声と一緒にお楽しみください。

水に濡れると、花びらが透き通る花がある

初夏から梅雨にかけて咲くサンカヨウという花があります。この花、ある変わった外観からSNSなどで写真があげられ話題となったことがあります。それは雨に濡れて水分を含むと白い花びらが透明になるというものです。

実はサンカヨウの白い花びらはもともと透明で、中の細胞にたくさんの小さな空気の泡が含まれていて、この泡が光を乱反射することで白く見えています。しかし、雨が降ってその水分が花の細胞に入り込むと、光の乱反射が起こりにくくなり、花びらは白から、本来の透明な姿に戻るというわけです。

サンカヨウは高山植物の一種で、街中で簡単に見られるというものではなく、尾瀬や志賀高原といった、標高が高く涼しいところでしか見ることはできません。しかも咲いている期間が5月から7月のうちの1週間ほどしかないため、実際に見ることができた人は、かなりレアな体験ではないかと言われています。

サイコロで、もっとも出やすい目は「5」

ボードゲームや麻雀など、さまざまな遊びで使われるサイコロ。1から6まで、どの目も平均的に出ると思っているあなた、実は間違っています。出やすい目、出にくい目というのが存在しているのです。

では一番出やすい目は何かというと「5」で、逆に出にくい目は、その裏側にある「2」です。なぜこのようなことになるかというと、「5」の裏側の「2」の彫られている穴の部分が、すべての面の中でもっとも少なく、その分少し重くなるため、重心に偏りが出るためです。もっとも少ないのは「1」ではないかと思うかもしれませんが、「1」は他の目に比べて大きく深く彫られていて、「2」の2つの穴を合わせたものより大きくなっています。そのため、一番重い「2」の目が下になりやすいというわけです。

ただ、これはおもちゃ屋などで普通に販売しているサイコロに限る話で、カジノで使われているサイコロは、確率に狂いが出るとギャンブルが成り立たなくなる可能性があるため、重心の偏りをなくす工夫がされていて、ちゃんとどの目も6分の1の確率で出るようになっているそうです。

自動車の助手席には、かつて本当に運転手の助手が座っていた

自動車で運転席の横の席を助手席と言いますが、よくよく考えると、ここに座っている人は運転を助けてくれることはほとんどありません。ここが助手席と呼ばれるようになったのは諸説ありますが、今から100年以上前、日本で初めてタクシーが誕生したときの名残であるという説があります。

当時はまだ洋服は主流でなく、多くの人が和服を着ていました。そのため、お客さんは座席に座るときに服がひっかかるなど、大変苦労していたそうです。それに対応するため、当時のタクシーには運転手とは別に助手が乗っていて、お客さんの乗り降りを助けていました。

他にも助手は、お客さんの荷物を出し入れしたり、運転手の代わりに周辺の地図を見て目的地までガイドしたり、お客さんに観光案内をするといったこともしていました。そんな助手が座っていたことから、運転席の隣の席が助手席と呼ばれるようになったそうです。

伊東市の公衆トイレには、変わった名前がつけられている

観光地としておなじみの静岡県伊東市。ここでは観光客を喜ばせたいという思いから、公衆トイレに変わった名前がつけられています。市内に全部で30か所以上あるトイレすべてにそれぞれ名前がつけられていて、「伊東駅前観光トイレ」「奥野ダムトイレ」といったそのままのものもあれば、「ビーナス達の控え室」「さくらのお陽殿(ひどの)」といった変わった名前のものもあり、調べるだけでも楽しかったりします。

変わっているのは名前だけではなく、建物自体も和風だったり、公衆トイレのイメージとは程遠いものもいくつか見られます。「磯菊の詩野箱(いそぎくのしのばこ)」という名のトイレは、名前に菊と入っているだけあり、壁が菊のような黄色に塗られており、トイレらしくない雰囲気となっています。「赤沢の静々庵(あかざわのせいせいあん)」の庵は「いおり」のことですが、茶室をイメージした和風建築となっていて、ちょっと見ただけではトイレとは思えない外観をしています。

もし伊東に行く機会があれば、いろんなトイレ巡りも楽しいかもしれません。

現存する最古の日の丸は、平安時代のもの

山梨県甲州市にある雲峰寺(うんぽうじ)は、およそ1200年前に建立され、歴代の武田家の人々から深く崇拝された由緒あるお寺です。また、この境内にある宝物殿には、武田軍の旗などの武田家に古くから伝わるさまざまな品々が収められていて、そのひとつに、平安時代の1056年に作られたという、日本最古の日の丸があります。

これは、後冷泉天皇が源頼義に与えたもので、後に頼義の三男である新羅(しんら)三郎義光が武田家に贈ったことにより、同家の家宝となりました。1582年に武田勝頼が天目山の戦いで敗れ一族が滅亡した際に、雲峰寺に運ばれ、宝物殿に保管されるようになったそうです。

ちなみにこの宝物殿、あらかじめ電話で伝えれば内部を見学することができます。日の丸だけでなく他のさまざまな武田家の遺宝を見る貴重な体験ができ、歴史ファンのみならず、足を運ぶ価値はあるのではないでしょうか。

高知県には、ごめん駅と、ありがとう駅がある

鉄道の駅名にはいろいろと変わったものが多くあります。そんな駅のひとつに高知県南国市のJRと土佐くろしお鉄道が接続する「後免駅」がありますが、土佐くろしお鉄道の隣の駅には「ありがとう駅」という名前の駅が存在します。

「後免駅」という名前は、駅の住所が南国市後免町ということから名付けられましたが、「ありがとう駅」という名前は、そういう地名が周辺にあるというわけではありません。実はこの駅名は通称で、正式には「後免町駅」という名前です。ではなぜ「ありがとう駅」という愛称がつけられたかというと、幼少期に後免駅周辺で過ごしていた、アニメの「アンパンマン」でおなじみの漫画家・やなせたかしが、地元を盛り上げたいということで、市に駅の名前の変更を提案し、それが受けいられる形で2004年に「ありがとう駅」という愛称が決まりました。もちろん、「ありがとう駅」という名前を提案したのはやなせたかし本人でした。

また、この駅にはやなせたかし直筆の案内板があり、彼がデザインした「ごめんまちこさん」というキャラクターも描かれています。

乾電池を発明したのは、日本人

現在でも時計やリモコンなどに使われる乾電池。これを発明したのは実は日本人の実業家、屋井先蔵(やい・さきぞう)という人物でした。

明治時代、屋井は東京の時計店で働いていました。そのとき、電池で正確に動く「連続電気時計」を発明し、特許も取得しましたが、使われていた電池が輸入もので、手入れが必要なうえ、冬場は中の液体が凍って使えないなどの欠点があったため、これに代わるものを作らないと、ということで開発したのが乾電池でした。

この乾電池、東京帝国大学理学部がシカゴで開催された万博に出品した地震計に使用されたことで、世界的に注目を浴びました。しかし屋井は特許などの知識に疎く、特許を取得した頃には、他のメーカーが同じような電池を開発していました。日本にはアメリカで作られた乾電池が逆輸入される形で伝わります。シカゴ万博で乾電池を知ったアメリカのメーカーがその優れた性能に目をつけて、真似して販売したようです。

また、屋井は乾電池を製造する会社を興しましたが、後継者に恵まれず、彼の死後、会社は無くなっています。素晴らしい業績を挙げたにもかかわらず、後世にきちんと伝わっていないのは残念です。

ラグビーのユニフォームに横縞が多いのは、日本人の体を大きく見せるため

日本のラグビーチームのユニフォームの柄は、2色の横縞、ボーダーのものが多く見られます。実はこの柄、日本人ならではの理由で使われているというのはご存知でしょうか。

日本にラグビーが伝わった頃、他の国ではラグビーはおなじみのスポーツで、各国の代表チームもすでに存在していました。日本の代表チームのユニフォームを決める際、他の国が使っていない色を採用しないといけませんが、どの色もほとんどの国に使われていたため、単色のユニフォームは断念することに。そこで独自の柄としてボーダーのユニフォームが採用されるようになりました。それがいつしか普及してラグビーのユニフォームはボーダーというイメージが出来上がったようです。

では、なぜボーダーが選ばれたかというと、ボーダーは目の錯覚で体格を大きく見せる効果があるからと言われています。日本人は他の国の人に比べて体が小さいため、それをユニフォームでカバーしようという考えだったのでしょう。

カメラメーカーのキヤノンの社名の由来は、観音さま

世界的なカメラメーカーとして知られるキヤノン。この社名の由来にはいろいろな意味が込められていますが、そのひとつに「観音様」に響きが近いからというものがあるそうです。

1933年、キヤノンの前身である精機工業研究所が設立され、カメラの最初の試作機が作られました。その試作機の名前は「KWANON(カンオン)」。観音様の御慈悲にあやかって世界で最高のカメラを創りたいという願いを込めて名付けられたそうです。また、カメラのロゴマークにも千手観音が描かれていました。

後にカメラの本格的な発売に向けて、世界で通用する名前を考えようということで、1935年に「キヤノン」と命名、商標登録をしました。この「キヤノン」には、英語で「規範」や「標準」という意味があります。世界の標準、業界の規範を目指すという志を表すのにふさわしいネーミングです。また「キヤノン」の発音が「観音」と似ていることで、試作機の名前とつながりもあるということも大きな理由になっているようです。

ちなみに「キヤノン」の正しい表記では「ヤ」の字が大きくなっていますが、これは社名を書いたときの見た目の文字のバランスを考えてのことだそうです。

暗い部屋でガムテープをはがすと、光る

暗い部屋で段ボールなどにくっついているガムテープを引き剥がすと、ガムテープから青白い光が放たれるのが確認できます。

なぜ、このような現象が起こるかというと、ガムテープの粘着面同士が引き剥がされるとき、粘着面にある物質の電子が静電気による刺激を受けて、運動の乱れを起こしてしまいます。このとき、電子は余分なエネルギーを光として放出するため、青白い光が発せられるというわけです。

これは「摩擦ルミネセンス現象」と呼ばれるもので、似たような現象は氷砂糖をハンマーで割ったり、岩同士をぶつけた場合も、暗いところで行えば光を確認できます。

ただ注意しなければいけないのは、火花が発生するため、ガスが充満してたり、燃えやすいものが近くにあった場合は火事になりかねません。実験する場合は、場所や環境に注意して行いましょう。

墨汁のシミは、歯磨き粉をつければ簡単に取れる

小学生の子どもをお持ちの人で、子どもが書道の練習でうっかり服に墨汁をつけて困ったという人がいるのではないでしょうか。これは一度つくとなかなか取れないと思われがちですが、実は、上から歯磨き粉をつけて歯ブラシでこするという方法で簡単に落とすことができます。

これはリン酸カルシウム、酸化アルミニウム、無水ケイ酸といった研磨剤が含まれた歯磨き粉限定の話であるため、成分表示を見て、これらが表示されているか確認してからためす必要があります。まず、タオルなどを下に敷いて服を置き、墨汁で汚れた部分に歯磨き粉を乗せます。そしてその部分を歯ブラシでシミを広げないぐらいの力でこすり、しばらく放置してから中性洗剤で洗えば、取り除くことができます。

墨汁は炭素からできた黒い顔料から作られます。この顔料は水に溶けない上に小さな粒子であるため、服につくと、服の繊維の間に入り込んでしまい、落ちにくいシミになります。しかし、研磨剤を使うことで炭素の粒子を取り出すことができるため、シミが落ちるというわけです。

男の子用のひな人形もある

毎年3月3日はひな祭り。家に女の子がいて、ひな人形を飾るという人もいるのではないでしょうか。そんな女の子のためのひな祭りですが、静岡県中西部の志太榛原(しだはいばら)地方では、雛人形とは別に男の子用の雛人形らしきものを飾る習慣があります。

これは「天神人形」と呼ばれるもので、学問の神様である天神様こと菅原道真公をモデルにした人形です。志太榛原地方ではお茶の農家が多く、5月5日の端午の節句の時期は収穫期と重なるためにお祝いができませんでした。そこで3月3日のひな祭りの日に男の子も一緒に祝ってあげようということで、この日に天神人形を飾るようにしたそうです。

現在では、住宅事情や経済的な事情により、天神人形を飾る家庭は少なくなり、人形を作る職人の数も減ってきましたが、一部の家庭ではまだ飾っているところもあるようです。このような伝統はこれからも大事に続けてほしいものです。

日本初の記念切手は、明治天皇の銀婚式を記念して発行された

郵便局では毎年、多くの記念切手が発売されています。その元祖である日本初の記念切手が発売されたのは、1894年、明治27年の3月のことで、明治天皇と皇后陛下の結婚25周年、銀婚式を記念して作られたものでした。

当時、日本には記念切手の概念がなく、逓信省もそのような切手を発売する予定もありませんでしたが、ある日の新聞に、明治天皇の銀婚式をお祝いする切手は出ないのかと、在留外国人による投書があり、それを見た政府が動いたことで、急遽発行されることになりました。

当時、切手の原版を作るには1、2か月かかりましたが、記念切手の発行の指示が出たときには、銀婚式まで1か月を切っていたため、印刷局は不眠不休で作業にあたり、わずか5日で原版を仕上げ、指示から2週間後に無事に製造を完了したそうです。

ちなみにこの記念切手、国内の手紙用の2銭と、外国の手紙用の5銭の2種類が発売されました。このうち5銭のものは発行された枚数が少なかったため、現在では高値で取引されています。

ブラジルには、死んだらいけないという規則ができた自治体がある

2005年、ブラジルの地方都市ビリチバ・ミリン市で、とんでもない法律が制定されたことで話題となりました。それは「死んではいけない」という、とうてい守るのが無理な条例で、市民を大きく慌てふためかせたそうです。

これは、ビリチバ・ミリン市は市内のほとんどが熱帯雨林のため保護する必要があり、また市内の墓地がすでに埋まっていて、これ以上拡大することができないという理由から制定されたもので、亡くなった人に対しては責任が問えないため、残された親族に対して罪が適用されるとのこと。また、健康に気を使わない市民も同様に罪に問われるらしく、ジムに通ったり、病院で診てもらう市民が急増したそうです。

実はこのような規則は他の国でも見られます。フランスのサープーランクス村では、お墓を所有していない人が亡くなると罰せられたり、イタリアのファルチャーノ・デル・マッシコという町の例だと、お墓の建設計画が進まない間は勝手に死んではいけないという条例が施行されています。

具体的にどのような罰則があるかはわかりませんが、今後、お墓不足問題は、日本でも噴出してくるかもしれず、変な法律ができないことを祈るばかりです。

台所のシンクに熱湯を流してはいけない

カップ焼きそばを作るとき、熱湯をシンクに流して「ボコッ」という音を立てる人も多いと思われますが、実はその行為、排水管などを壊すリスクが高いため注意が必要です。

というのも、シンクの排水口から下の部分は、高温の液体を流すと、樹脂の部分が熱で変形してしまうからです。排水管によく使用されている「塩ビ」と呼ばれる素材では、一般的に摂氏60から70度ほどで軟らかくなってしまい、破損してしまう可能性が出てきます。カップ焼きそばだとまだそれほど量がないため、被害は少ないかもしれませんが、ゆで汁などをそのまま流すと、量が多いためそれだけお湯と接触する時間が長くなり、より壊れるリスクが高まってしまいます。

シンクに流すお湯の温度は、摂氏60度未満が望ましいとされています。もしそれ以上の温度のお湯を流したい場合は、水道から水を流しながらお湯を捨てたり、しばらくお湯を置いて冷ましてから捨てると良いでしょう。「ボコッ」という音を聞きたいがあまり、熱湯を直接捨てる人もいるかもしれませんが、シンクの寿命を縮めてしまうだけなので、やめておきましょう。

ゴルフのカップの大きさは、水道管のサイズから決まった

ゴルフのカップの穴のサイズは4.25インチ、およそ10.8センチと定められています。このサイズ、どのような理由で決められたかというと、一説では最初にカップを作った人物が、水道管を切ったものをそのままはめ込んだからと言われています。

19世紀中頃、ゴルフの聖地と呼ばれるセント・アンドリュースにトム・モリスというコースを管理する人物がいました。彼は当時、適当に穴を掘っただけだったカップについて、各ホールによって大きさが違ううえに、使っているうちに穴も広がるという不満を持っていました。これをなんとかできないかということで試行錯誤しているとき、近くにあった水道管を切ってはめ込んでみると、ちょうどいいということで、各ホールに設置していきました。そうするとホールごとに違いが無くなるということで好評だったらしく、次第にセント・アンドリュースだけでなく、他のゴルフ場にも伝わっていき、水道管サイズがスタンダードになっていったというわけです。

ちなみに、1901年、神戸に日本初のゴルフコースができたときは、水道管のカップサイズはまだ導入されておらず、代わりに神戸の商社から仕入れたミルク缶をカップに利用していたそうです。

天皇陛下などが食べる卵や肉を育てるための皇室専用牧場がある

栃木県塩谷郡高根沢町と芳賀郡芳賀町にまたがるあたりに、総面積およそ252ヘクタール、東京ドーム54個分ほどの面積の巨大な牧場があります。実はここ、天皇陛下などの皇室の方々が乗る馬や、普段の食事や行事などに使われる肉や牛乳といった畜産品を生産する「御料牧場」と呼ばれる牧場です。

もともと、政治家の大久保利通がヨーロッパを視察した際に皇室のための農場があることを知り、日本にもこのような農場を作る必要があるということで、1875年に千葉県の成田市に開設されたのが始まりだそうです。しかし1969年、成田空港が建設されるにあたり、現在の栃木県に移転しました。

ここで生産された食料品は一般に出回ることはありません。しかし2011年の東日本大震災のときには、天皇・皇后両陛下の意向により、豚肉や卵、野菜などを支援物資として避難所に送ったそうです。

普段はこの牧場は見学できませんが、年に1度見学会が開催されていて、多くの人が訪れています。興味がある人は行ってみてはいかがでしょうか。

ナイアガラの滝の水が、せき止められたことがある

アメリカ、カナダ国境にまたがる、世界を代表する滝のひとつ、ナイアガラの滝。大量の水が流れ落ちる様子は圧巻です。ところが、1969年に一度、滝の水が完全にせき止められたことがあるそうです。

かつてナイアガラの滝は1931年と54年の2度、大規模な岩石の崩落が起こり、滝のすぐ下には巨大な岩が大量に積み上がっていました。このままいけばいずれ滝が崩壊して無くなってしまうのではないかと危惧したアメリカ政府が、1969年6月から11月までのおよそ半年間、軍隊主導のもと、ボルトを埋め込んで補強する工事を行ったそうです。

その工事の間、滝の上流で仮設のダムを建設し、流れてきた水をすべてせき止めたそうです。滝があった部分は岩肌が露出した崖になっていたため、ナイアガラの面影はひとつもなかったとのこと。

そして工事は成功し、11月25日には多くの見物客が見守る中、再び滝の水が流され、元通りになりました。この工事のおかげで、現在もナイアガラの滝は美しい姿をわれわれに見せてくれています。

最高学府とは、東京大学のことではない

日本の最高学府といえば、多くの人は東京大学と答えることでしょうが、実はこれは厳密には間違いです。日本に東京大学を超える大学がある、というわけではなく、そもそも最高学府という言葉の使い方が間違っているからです。

もともと「最高学府」という言葉は、学問を学ぶところとしてもっとも程度が高いところ、すなわち大学自体を指す言葉です。京都大学、北海道大学、早稲田大学などもすべて最高学府となります。ではなぜ、最高学府イコール東京大学というイメージがついたのかというと、明治時代の1877年から97年までの間、大学は東京大学の前身の東京帝国大学しかありませんでした。当時、日本唯一の大学、唯一の最高学府だったわけです。そのイメージが長年、国民の間にあったことから、現代でも最高学府は東京大学を指す言葉であると勘違いしているのではないか、と言われています。

これから「日本の最高学府はどこ?」と聞かれたら、東京大学と答えるのはやめておきましょう。間違った言葉使いをしていると思われるかもしれません。

肥満度を測定するBMIは、健康とあまり関連性がない

人間の肥満度を表す指数のひとつ、BMI(ボディマス指数)。体重(kg)を身長(m)の2乗で割ることで求められ、25以上だと過体重、30以上だと肥満と言われています。しかしこのBMI、もともと医学的に用いられるために開発されたものではありません。

BMIは1832年にベルギーの数学者アドルフ・ケトレーが考案したもので、そもそもの目的はヨーロッパの男性の平均的な体格を把握するためでした。この値であれば健康、この値であれば肥満といった形で使うつもりはなかったそうです。しかし1985年にアメリカの国立衛生研究所が個人の健康診断でBMIを基準として採用し、以降日本でも健康を判断するための指標として使用されるようになりました。

しかし、現在、このBMIの値が健康に直結しているのかという疑問の声も上がっています。アメリカの研究では、心臓病や糖尿病を発症する兆候のひとつである脂質とブドウ糖の血中濃度の数値が、やや肥満と分類された人の半数、肥満と分類された人の4分の1以上は問題なく、一方でBMI的に正常だった人の3割が不健康を示すレベルでした。

BMIもひとつの基準ではあるものの、過信しすぎると大変なことになるかもしれません。何事も注意が必要です。

世界最大のプールは、全長が1kmもある

チリの首都サンティアゴから西に100kmほど離れた太平洋岸にあるホテル「サン・アルフォンソ・デル・マル」。ここには屋外型で世界最大と言われるプールが併設されていますが、その長さはなんと1000m。端のほうから向こう側を見ても、かすんでもう一方の端まで見えないぐらいの長さをほこります。

それだけ巨大なプールだけあって、訪れた人は好きに利用しています。当然泳ぐ人もいれば、カヤックやヨットに揺られて楽しむ人、はたまたスキューバダイビングを楽しむ人もいます。普通のプールだったらそんな人はいませんが、何しろ1kmもあるプール、思う存分遊んでも誰にもぶつからないほど広いというわけです。

この世界最大のプール、建設費用はなんと2400億円、またプールの維持費も年間5億円かかっているそうです。すぐ隣に太平洋があり、その海水をくみ上げて浄水してプールの水として使用しているため、水道料金はそれほど必要ないと思われますが、それでも維持するのは大変なようです。

イエス・キリストの誕生日がいつか、実はわかっていない

イエス・キリストの誕生日はいつかと聞かれたら、ほとんどの人は12月25日のクリスマスの日と答えると思われます。しかし、聖書を見てみると、イエスが生まれた日が書かれておらず、よくよく調べてみると12月25日ではないということがわかるそうです。

というのも、聖書の中では、イエスが生まれたときの状況が書かれていますが、その様子がどう見ても、12月の冬の時期とは思えないものだからです。たとえは、イエスが生まれたときに羊飼いたちが野宿している表記があります。冷静に考えれば冬の寒い中、外で寝ることなんてとてもできるわけがありません。またイエスが生まれたイスラエルは12月頃は雨季に入っています。野宿するならそんな時期は避けるはずです。したがってイエスの誕生日は12月ではないと考えられています。

では、なぜ12月25日が誕生日とされたのでしょうか。それはキリスト教が普及する前にローマ帝国などで根付いていたミトラ教という宗教で、主神である太陽神のミトラスの誕生日を祝う祭が12月25日に行われていたことから、それと同じ日にすれば、キリスト教も民衆に広く受け入れられるのではないかと考えてのことと言われています。

点字はもともと、暗号として作られたものだった

目が見えない人でも手で触って何という文字が書かれているかわかるために使われている点字。最初に登場したのは1822年、フランスの軍人だったソヤール・バルビエによるものでした。しかし、当時は目の見えない人のためではなく、軍同士の連絡に使うための暗号として作られたものでした。点字だと手で触るとわかるため、夜に電気がないところでも読むことができるということで開発されたそうです。

後にバルビエはこれが目の見えない人にも活用できるのではないかということで改良を重ね、6行2列の点の組み合わせで文字を作る点字を開発し、盲学校がそれを導入しました。しかし、12個という点の数が多く複雑だったため、目の見えない人にとっては覚えるのが困難だったようです。そこでその盲学校に生徒として通っていたルイ・ブライユという人物が誰にでもわかりやすくするように、現在の6つの点で構成される点字を開発しました。

ちなみにブライユがこの点字を考案したのは、彼が14歳の時だそうです。

アボカドは、人間以外が食べると危険

クリーミーな食感で人気のアボカド。ビタミンや食物繊維などが豊富なことから、多くの人に愛されています。そんなアボカドですが、実は人間以外の動物が食べると、下痢や嘔吐、けいれんなどを引き起こす危険な食材という一面も持ち合わせています。

これは、アボカドに含まれているペルシンという毒素が原因です。これは近年発見されたため、どのように動物に影響を与えるか、どれだけ与えると死に至るかはまだわかっていません。ただ、鳥やウサギ、馬やロバなど、一度飲み込んだ食材を口に戻し噛みなおす反芻を行う動物は特に影響が大きく、死に至る可能性も高いそうです。

では、なぜ人間が食べても影響がないのか、これもはっきりとわかっていません。ただ、何かしら体内でペルシンを無毒化するシステムがあるようです。ただ、いくら毒が影響をおよぼさないとはいえ、食べ過ぎてしまうと、そもそもアボカド自体が高カロリーな食材であるため、健康を害する可能性はあります。その点は気をつけないといけません。

イカには、心臓が3つある

多くの生き物に必ず心臓は存在し、無くなっては生きていくことはできません。そんな心臓、人間などほとんどの生き物は1つしか持っていませんが、中には3つも持っている生物がいます。それが海で生息するイカです。

イカには、他の生物と同じく全身に血液を送るための心臓と、エラ心臓と呼ばれる2つの心臓の、計3つがあります。このエラ心臓とは、エラの部分に血液を送るためにあるもので、本来の心臓の補助的役割があります。ではなぜ、イカにはエラ心臓という独自の心臓があるのでしょう。

イカは海の中では猛スピードで移動します。その速度はなんと時速40kmほど。一般道を走る自動車なみの速度です。そのため他の生き物よりも運動量が多く、生きていくには大量の酸素が必要になります。体内の酸素は血液を通じて体中に送られていきますが、心臓ひとつではとても血液の供給が追いつきません。そのため、体に血液を送るためのメインの心臓の他に、エラに効率よく血液を送るためのエラ心臓が必要になるというわけです。

ただし、心臓が3つあるからとはいえ、エラ心臓はあくまで補助的な存在です。このエラ心臓を失ってもすぐさま命を失うことはありませんが、メインの心臓が機能しなくなってしまうとすぐに死んでしまうそうです。

名鉄名古屋駅は、1つのホームに400本以上の列車が発着する

日本で一番、列車の発着本数が多い駅は東京駅で、1日におよそ4100本もの列車が発着しています。ただ、東京駅は14面のホームがあり、1面のホームで2つの線の列車が発着するため、全部で28線に分かれていて、1線あたりの発着本数は150本ほどになります。しかし、名古屋市の中心部にある、名古屋電鉄の名鉄名古屋駅では1線で、1日450本と東京駅の3倍というとんでもない過密ダイヤで列車が発着しています。

というのも、名鉄名古屋駅はホームが3面で発着する線路が4線と都会にしては大きくありません。にもかかわらず名鉄名古屋本線、犬山線、常滑線など全部で11路線の列車が発着しているため、これだけ混雑しているというわけです。

ちなみにもっともピークの時間帯になると、1時間で1線あたり28本もの電車が発着します。これは乗降時間も含めて2分に1本という計算になります。はたから見たら、いつか事故が起きるんじゃないかと思わせるレベルの本数です。

さすがに、このままではまずいと思ったのか、リニア中央新幹線の開業にあわせてホームを拡大する計画が出ています。そうなるとこれだけの混雑も少しは解消されるかもしれません。

納豆は、朝より夜に食べた方が良い

朝ご飯に納豆を食べる人は結構多いのではないでしょうか。実際に納豆は高血圧予防や免疫機能の向上、ダイエットにも効果があり、健康食として人気ですが、実は朝ご飯に食べるより、夜に食べたほうがさまざまな効果があると聞くといかがでしょう。

どのような効果があるかというと、納豆に含まれているアルギニンという成分には、疲労回復や免疫力アップが期待できる成長ホルモンの分泌を促す作用があります。この成長ホルモン、分泌が高まるのは寝てから最初の3時間であるため、夜に納豆を食べるのが効果的というわけです。

また、納豆にはリラックス作用のある大豆ペプチドや精神の安定に作用があるメチオニンなど、睡眠に影響する栄養素も多く含まれています。納豆を夜に食べれば、これらの物質が安眠を手助けしてくれます。

そして、納豆に含まれるナットウキナーゼは血液をサラサラにしてくれる効果があります。ドロドロした血液が原因となる心筋梗塞や狭心症の発作は夜に起こりやすいと言われています。寝ている間にナットウキナーゼがこれらの発作から守ってくれるというわけです。

一度、だまされたと思って、夜納豆を試してみてはいかがでしょうか。もしかしたら体の調子が良くなるかもしれませんよ。

B型の血液にコーヒーを混ぜると、O型になる

2007年、アメリカのハーバード大学がある発表をして話題となりました。それはコーヒーを使うことでB型の血液をO型に変化させるというものです。

ハーバード大学は、A型、B型、AB型のそれぞれの赤血球にコーヒーの生豆から抽出した酵素を加えてどのようになるかと調べたところ、B型の赤血球がO型に変化していたそうです。

O型の血液は少量であれば他の血液型の患者に輸血できますが、逆に他の血液型だとO型の患者に輸血できません。もしこの技術が実用化されるとB型の血液をO型に変えて輸血できます。そのため、この実験は医療の世界で期待されているものでした。

しかし、この技術を行うには大量のコーヒー豆が必要となるため、実用化は難しかったようです。現在は、コーヒー豆以外から抽出できる酵素によって血液型を変える方法が開発されているとのことです。

昔の相撲の土俵は、ボクシングのリングのような形をしていた

現在の大相撲の土俵は丸い形をしていますが、江戸時代のはじめ頃は四角形で、四隅に柱を立ててそれに縄を張った、まるでボクシングのリングのような土俵が使われていました。

これは、大相撲が誕生して、土俵らしきものがまだなかった時代、周囲を観客が取り囲み、その中で相撲が行われていた頃の名残だそうです。勝負は力士がその観客の中に押し込まれたり、投げ込まれたりすることで勝負がつきますが、その際に取り囲んだ観客が手を出すなどして問題が生じていたため、観客の代わりに縄を使うという形で、四角い土俵が誕生しました。

またこの縄には、周囲と土俵内を隔てる結界のような役割もあったようです。土俵内は聖なる場所である、そのような考えから生み出された工夫なのかもしれません。

しかし、相撲のルールもだんだんと確定していくと、四角い土俵だと勝負の判定が難しいことや、観客が勝負を見やすいようにということもあり、次第に丸い土俵が使われるようになりました。

3億円事件の捜査費用は、9億円以上かかった

1968年、東京府中で起こった三億円強奪事件。白バイに乗った警察官に扮装した男が白昼堂々、3億円近くの金額を盗み出したこの事件は、結局解決されないまま時効を迎え、日本犯罪史における最大のミステリーとまで言われています。

この事件、盗まれた金額は3億円ほどではあったものの、実は7年間にわたる捜査でかかった費用は、その3倍にもなる9億円以上にもなったそうです。というのも、この事件で容疑者リストに掲載された人数はなんと11万人ほど、そして捜査に関わった警察官は全部でおよそ17万人と、とんでもない規模となったためです。それだけの額がかかったにもかかわらず、事件が解決しなかったというのは、残念で仕方ありません。

犯行現場では直接的な死傷者こそ出ませんでしたが、後にマスコミの報道被害により自殺してしまった人や、捜査があまりにもハードだったため、過労で2名の警察官が殉職しています。奪われた3億円のみならず、実は金銭的にも人的にも多大な被害があった事件でした。

昔の黒板は、表面に墨汁が塗られていた

日本の学校に黒板が導入されたのは明治時代、アメリカから持ち込まれたブラックボードという板を学校が使うようになり普及しました。このブラックボードを直訳し、「黒板」という名称がつけられたそうです。

その後、1874年頃に国産初の黒板が製造されましたが、当時はまだ製造技術が発達していなかったせいか、簡単な構造のものも多かったそうです。どのようにして作られたかというと、板の上に墨汁を塗って、そこに柿渋などの液体を上塗りしていました。

ただ、この黒板は壊れやすく、また黒すぎることで表面に光が反射して非常に見づらかったそうです。そこでいろいろと改良を加え、だんだんと現在使われている黒板へと変化していきました。黒板という名前でありながら表面が緑色であるのは、光の反射を考慮した結果、緑色は反射が少なく、しかも白いチョークが見やすいという理由からだそうです。ただ「黒板」という名称は、昔から慣れ親しんでいたからか、緑色になっても変わりませんでした。

68年間、しゃっくりが出続けた人がいた

しゃっくりが出るとなかなか止まらず、いつ止まってくれるんだろうと不安になってしまいますが、そんな不安をなんと68年間も抱え続けた人がアメリカにいました。

その人物とは養豚所で働いていたチャールズ・オズボーンさんで、彼は1922年に職場で転んでしまい、その時から突然しゃっくりが出始め、ずっと止まらなくなったそうです。彼を診察した医者によると、転倒により脳にある、しゃっくりを抑えるための脳幹の一部が壊れたのではないかと推測しています。

しゃっくりが止まらなくなったオズボーンさんは、このまま治らないのだったらどうやってしゃっくりとともに生きるかと考えるようになります。そして音をなるべく出さずにしゃっくりをする方法を編み出し、周囲に気づかれないように生活ができるようになりました。後に彼は2度の結婚をして、8人の子どもをもうけるまでに至ったそうです。

ところが68年たった1990年のある日、突然しゃっくりが止まりました。なぜ止まったかはいまだにわかっていません。その1年後、オズボーンさんは96歳で亡くなります。しゃっくりに翻弄されながらも、その人生は有意義なものだったようです。

「きのこの山」は、アポロチョコを改良して誕生した

明治のロングセラースナック菓子の「きのこの山」。このデザインのもととなったのは、おなじく明治のロングセラー「アポロチョコ」でした。

「きのこの山」の開発が始まったのは「アポロチョコ」の発売とほぼ同じ時期でした。当時「アポロチョコ」はまだ売れ行きがイマイチで、工場の設備もあまり稼働できませんでした。そこでこの設備をなんとか有効利用できる商品を製造できないかということで生まれたのが「きのこの山」でした。

「きのこの山」をよく見ていると、あの傘の部分が「アポロチョコ」にそっくりです。それもそのはず、最初に作られた試作品は「アポロチョコ」にカシューナッツを差し込んだものでした。しかし、カシューナッツは形やサイズが不安定なため、大量生産ができませんでした。そこで、持ち手部分をクラッカーにすることで、大量生産できるようにしました。

そして「きのこの山」は販売されると、たちまち大ヒット。当時の明治のお菓子の売上記録を更新したそうです。「アポロチョコ」のあの独特の形は文字通りアポロ宇宙船ですから、きのこの傘と宇宙船が同じ形だと思うとちょっと面白いですね。

鉄格子も塀もない刑務所が日本にある

愛媛県今治市にある松山刑務所・大井造船作業場。民間企業の敷地内に建てられたこの刑務所、なんと塀や鉄格子がない、非常に珍しい施設です。

この刑務所に収容されるのは、主に初犯で、生活態度が良好な模範的な受刑者です。中での生活はある程度の行動の自由が認められています。

なぜ、このような刑務所が生まれたかというと、受刑者を一般社会に近い環境で生活させることで、自立心を高めてもらおうという狙いがあるからです。刑務所を出てから、一般人として社会生活を送らないといけない彼らに、自分で考える力をつけてもらうと同時に、社会常識やコミュニケーション能力を磨くことができる、そんな施設として作られたというわけです。

大井造船作業場は開設してから60年以上たっています。これまでの仮釈放者は2000人を超えていますが、再犯率は非常に低いそうです。模範的受刑者が多いというのもありますが、やはり、このような自由な環境の中で考えて行動するということが、大きな効果を産んでいるのかもしれません。

カロリーメイトは、点滴をヒントに誕生した

「バランス栄養食」というキャッチコピーで発売されている大塚製薬の栄養補助食品、カロリーメイト。1983年の登場以来、現在も人気のロングセラー商品となっています。実はこの商品が誕生するきっかけとなったのは、病院で行われる点滴でした。

ある日、健康をテーマにした製品の開発に悩んでいた大塚製薬の研究員が病院に訪問したとき、点滴を受けている患者がまだ食事がちゃんとできず、病気が治ったからといっても健康な状態にはなかなか戻らないということを知ったそうです。そこでその研究員は、このような患者さんが点滴で栄養を摂るように、食べて十分な栄養を摂る食品は開発できないか、そうすれば自宅療養も可能になり、社会復帰も早まるのではないかと考え、カロリーメイトの基本構想が生まれました。

そして、もうひとつヒントになったのは宇宙食です。宇宙食のコンセプトとして、必要な栄養をバランスよく摂ることができ、消化吸収が良くてコンパクトなもの、というものがあり、それもカロリーメイトを作るにあたって参考になったそうです。

海苔にも裏表がある

服や紙幣をはじめとして、世の中のさまざまなものには表と裏がありますが、実はおにぎりなどに使われる海苔にも同様に表と裏があります。

海で収穫された海苔は機械で細かく裁断された後、水と一緒にすだれの上に和紙のように敷き詰めて乾燥されますが、このときにすだれに当たっている面は跡が残るため、反対の面に比べて少しざらざらした状態になります。このざらざらした面を裏、反対側のつるつるした面を表といいます。

おにぎりや巻き寿司を作るとき、この表と裏を意識すると美味しく作ることができるそうです。ご飯に接する面にザラザラした裏面を合わせることで、見た目がきれいに仕上がるだけでなく、口に入れたときの歯触りも良くなるとのこと。

ちなみに、裏面のざらざらしている部分のことを「海苔足」と言い、この海苔足がよく立っているものほど、美味しいと言われています。海苔を食べる機会があれば、ぜひチェックしてみてください。

一番風呂は、体に悪い

お湯を沸かしてすぐの、まだ誰も入っていない一番風呂に入るのは気持ち良いものです。しかし、そんな一番風呂は体に悪いという、お風呂好きにとっては耳が痛いデータが出ています。

どのように悪いかというと、一番風呂に入るときはまだ浴室内の室温はまだ低く、それに対して風呂のお湯はまだ誰も入っていないので熱いため、その温度差が体に大きな負担をかけるからです。ヒートショックでお年寄りが亡くなるというニュースを聞いたことがあると思います。温度差が高いと血圧に悪影響となり、心筋梗塞などにつながる可能性があります。

他にも、一番風呂は誰も入っていないため、お湯にはまだ汚れなどの不純物が一切ありません。しかし、逆にそれが体によろしくないそうです。実はこの不純物が邪魔することで、お湯の熱さが直接肌に伝わらず、熱による刺激をやわらげてくれています。何もない状態で入ると、この熱が直接肌に伝わってしまうため、皮膚に悪影響が出てしまうとのこと。

ただ、やり方次第で悪影響を受けずに一番風呂を楽しむことができます。たとえば、湯船と浴室の温度差に関してはシャワーや暖房などで浴室を暖めておけば大丈夫ですし、不純物がない点については、入浴剤を入れれば、肌に影響が出にくくなります。

野菜より肉を先に食べるほうがダイエット効果が高い

ベジファーストという言葉をよく耳にすると思います。食事のときに野菜を先に食べて、次に肉や魚、最後にご飯という順番で食べることで血糖値の上昇を緩やかにできるという食べ方です。しかし、最近、これに異を唱える形の「ミートファースト」という新しい食べ方が提唱されています。

これは、その名の通り、肉を最初に食べるというもので、肉を先に食べると糖の吸収がゆるやかになるだけでなく、肉の脂質によってインクレチンというホルモンが分泌され、脳の満腹中枢に働きかけることで食べ過ぎを抑制でき、ダイエットに効果があるとされています。

また、この食べ方だと後で野菜を食べることで腸内環境を整えられるため、肉の消化や吸収がスムーズにいくそうです。

肉が先か野菜が先か、体にとってどちらがベターか断言しにくいところではありますが、両方に言えることは、炭水化物は最後に食べたほうが良いということです。

日本の水道水でフランスパンを作っても、美味しくない

表面のパリッとした食感と、中のもっちりした食感のコントラストがたまらないフランスパン。最近ではホームベーカリーのおかげで家庭でも作れるようになりましたが、その際、注意しないといけないのが水。実は日本の水道水を用いて作ってしまうと、出来上がりが美味しくなりません。

これは、フランスの水道水と日本の水道水の質が違うためです。フランスはカルシウム、マグネシウムの含有量が多い硬水と呼ばれる水で、日本は含有量が少ない軟水と呼ばれる水となっています。フランスパンのような硬いパンを作るときは、グルテンというタンパク質の力が弱い小麦粉を使います。グルテンは水を加えてこねることで粘り気や弾力性が増しますが、その水が軟水の場合、生地のグルテンを引き締める力が弱いため、焼き上がってもパリッとした食感を出すことができません。硬水を使えばグルテンを引き締めてベタつきを抑え、硬く焼き上げることができます。

では、軟水はパン作りに向かないのかといえばそうでもなく、口当たりの良い柔らかいパンができるため、菓子パンや惣菜パンといったパンに適しているそうです。

家でフランスパンを作るときは、スーパーなどで買ってきた硬水のミネラルウォーターを使うと良いでしょう。

氷を作るとき、先に水を沸騰させると溶けにくい

飲み物を冷やしたいときに氷は欠かせませんが、暑いときは時間がたつとすぐに溶けてしまいます。溶けにくい氷があれば、飲み物がずっと冷たいまま楽しめるのにと思う人も多いはず。今回は、そんな人のために溶けにくい氷の作り方を教えましょう。

なぜ氷が溶けやすいかというと、中に空気や不純物が含まれているからです。空気や不純物が入っていると熱がすぐに伝わって溶けやすくなります。すなわち、空気や不純物を取り除けば溶けにくい氷を作ることができるいうわけです。

では、どうするかというと、水を一度沸騰させれば良いのです。そうすれば水の中の空気が外に出ます。ヤカンなどでふたをせずに水を沸騰させ、粗熱を取って製氷機に入れれば、まずこれで空気に関する問題は解決します。

そして、製氷皿にその水を入れて冷凍庫に入れますが、ある程度時間がたったときに一度取り出して、凍ってない水をいったん捨てます。そしてそこに先ほどの冷ました水を注いでもう一度凍らせます。そうすることで、氷に含まれる不純物が少なくなります。

また、凍らせるのに時間をかけるというのも重要だそうです。途中で製氷皿をゆするのも効果的とのこと。いろいろと面倒かもしれませんが、一度チャレンジしてみてください。

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