よみもの|聞くトリビア(読む編)

江戸時代の浮世絵が○○を予言していた!?
【朗読】深い眠りに誘う雑学【聞くトリビア】

フリーアナウンサー大橋俊夫氏の朗読とともに、秋の夜長にぴったりな雑学をお楽しみください。


こちらは動画の内容の書き起こし記事です。

音声と一緒にお楽しみください。

ベトナムには体重屋という職業がある

世界にはさまざまな珍しい商売があるようで、そのひとつにベトナムには体重を測ってお金を稼ぐ「体重屋」という職業があります。

この職業は街の公園や人通りの多いところに体重計を置いて、日本円で20円から50円ほどのお金をもらって測ってあげるというもので、日本では絶対成り立たないものです。実際、ベトナムでもそれほどお客はおらず儲かってはいないようですが、街を歩けばたまに見かけることができます。

なぜこのような商売があるかというと、ベトナムの人にとって体重計は非常に高い買い物だったらしく、家においてあることもまれだったそうです。そのため、たまに街中で自分の体重を気にする人がいて乗ってみようという好奇心が働くことから、このような商売が成り立っているようです。

また、ベトナムでは体重を人前で測ることに対する羞恥心を抱く人が少ないということも大きいようです。かつてベトナムでは子どもの栄養失調が問題となっており、そのことから太っていることが豊かさの象徴となっているため、太っていることが恥ずかしいという気持ちがなく、街中で平気で体重を測ることがあったようです。

メスのカエルは嫌な交尾を避けるために死んだふりをする

人間の女性も嫌な男性からアプローチをかけられても断ったり無視したりしますが、カエルの世界にも似たような行為があるようです。

このたびイギリスの科学雑誌が発表した論文によると、メスのカエルは交尾をしようと自分の体に群がるオスから逃れるために3つの行動を取っていたそうです。その3つとは、体を回転させること、声を上げること、そして死んだふりをすることでした。死んだふりというのは、手足を胴体から平らに広がるように伸ばし、まるで死後硬直のような姿でじっととどまるというもので、人間の目から見ても死んでいるように見えたそうです。

この死んだふりをするカエルは若いメスガエルが多かったそうで、繁殖経験の少ない若いメスがストレスを感じたことによってこのような反応をしたのではないかと考えられています。

ちなみに、望まない交尾を避けるために死んだふりをする生きものはカエル以外にもいるそうで、クモやトンボ、イモリなどのメスも同様の行動を取ることが観察されています。

リンドバーグが大西洋横断飛行を行ったのは、賞金目当て

1927年、かの飛行士リンドバーグがスピリット・オブ・セントルイス号に乗り、ニューヨークからパリまで大西洋無着陸単独横断飛行に成功しました。この時のエピソードは『翼よ!あれが巴里の灯だ』という映画にもなっています。リンドバーグはまさに人類のロマンを成し遂げた偉人である、そう思われている人も少なくないと思います。しかし、実際にはリンドバーグが大西洋横断飛行をしたのは賞金目当てでした。

1919年、フランス人ホテル王オルティグがパリとニューヨークの間を無着陸飛行に最初に成功したものに2万5千ドルの賞金を与えると発表しました。しかし多くの飛行士がチャレンジしたものの、成し遂げることはできませんでした。

そこで登場したのがリンドバーグで、25歳だった彼は賞金を当てにして後援者をつのり、飛行機の製作費用を稼ぎ、大西洋横断飛行を達成、見事2万5千ドルを手に入れたというわけです。だからといって、彼の偉業が色あせることはありません。

ちなみに「翼よ!あれが巴里の灯だ」という名言は後から創作されたものらしく、実際にパリに初上陸したときの彼の発言は「英語を話せる人はいませんか」だったそうです。

エッフェル塔は夏と冬では高さが違う

パリのランドマーク、エッフェル塔。高さ324mの塔はパリのどこにいてもその姿を見ることができます。そんなエッフェル塔、実は夏と冬で高さが違うというのはご存知でしょうか?

というのもエッフェル塔は鉄でできており夏になると暑さで膨張してしまうため、だいたい10数cmほど伸びてしまいます。逆に冬になると寒さで縮んでしまうため、低くなるということです。

では、エッフェル塔が10数cmほど変わってしまうなら、同じぐらいの高さである東京タワーも変わるのではないかと思われるかもしれません。実際、少し高さは変わります。しかし1889年に建てられたエッフェル塔のおよそ70年後に東京タワーは建てられています。その間に建築技術も進歩しており、使われた鉄の量もエッフェル塔の半分ほどであるため、数cmほどしか変わらないそうです。

また、同様に東京スカイツリーはどうかというと、こちらはより最新の技術と建築資材を使っているため、暑さ寒さで高さは変わらないとのことです。

イヌに14億もの遺産を相続させた人がいる

ペットを家族のように愛する人は多いでしょうが、家族以上に愛したことにより、とんでもないことをしてしまった大富豪がアメリカにいます。

その大富豪とはアメリカ、ニューヨークで暮らす不動産王とも呼ばれた女性で、ビジネスにおいてはさまざまな悪評がたつなど、悪い意味で有名な人物だったそうです。そんな彼女はマルチーズを飼っていたのですが、そのマルチーズに対しなんと日本円で14億円もの遺産を相続させました。アメリカでは一部の州を除き、法的にペットへの遺産相続が認められていて、遺産はちゃんとそのマルチーズが受け取ったそうです。もちろん、お金は世話をする人が犬の食費などに充てることになるわけですが。

彼女には家族はいなかったというわけでなく、子ども、そして孫もいたそうです。遺産を自分たちでなくイヌが相続したという話を聞いたときはきっと気が気でなかったことでしょう。あくどい商売をしていた彼女のこと、そんな家族たちのリアクションも想像してやったことなのかもしれません。

ちなみに、そのマルチーズにつけられていた名前は「トラブル」だそうで、まさにこの相続においてはトラブルメーカーだったというわけです。

ポロシャツはもともとテニス選手用のシャツだった

スポーツシャツとしても、普段着としてもよく着られるポロシャツ。名前の由来はウマに乗って行うスポーツ、ポロですが、実はポロ用に作られたシャツではなく、テニス選手が着るためにデザインされたものでした。

もともとテニス選手は、襟のある長袖のゆったりとしたワイシャツのようなシャツを着てプレーしていましたが、これだと非常に動きにくいということで不評でした。そこで1927年、当時のテニス選手、ルネ・ラコステがポロの選手が着ていた汗を吸いやすい素材のシャツに目をつけ、新しいシャツを考案しました。これが世界初のポロシャツです。このルネ・ラコステ、後にワニのマークでおなじみのファッションブランド、ラコステを立ち上げています。

ちなみに当初このシャツにはポロシャツという名前はつけられていませんでした。ではどのようにしてポロシャツと呼ばれるようになったかというと、一説ではテニス選手を見てポロの選手が真似て着るようになったことがきっかけとなったと言われています。なんだかややこしい話ですが、今となっては真相はわかりません。

日本初のカレーのレシピにはタマネギではなく長ネギが使われていた

1872年(明治5年)、料理本『西洋料理指南』が出版されました。上下2巻にわたり、調理器具の紹介や西洋料理などを含むさまざまなレシピが掲載されており、その中にカレーの作り方も書かれていました。これが日本で初めてのカレーのレシピとされています。ところがそのカレーのレシピ、現在のものと違い、さまざまな変わった食材が材料として書かれていました。

当時、日本にはタマネギがまだありませんでした。そこでタマネギの代わりに長ネギを使うとありました。他にもエビやタイ、海の牡蠣といった魚介類を中心とした具材も使っています。そして驚くべきことに牛肉や豚肉などの代わりにカエルの肉を使うとあります。これは当時まだ牛肉や豚肉を食べる習慣が浸透していなかったからですが、それでもなぜカエルが使わているのかはっきり理由はわかっていません。

しかし、変わった材料は使われていながらも、カレー粉や小麦粉を使うなど、カレー自体は現在われわれが食べているものと非常に似通っている部分が多く、味は現在にも通用するのではないかと思われます。

自民党がゲームアプリを提供したことがある

現在、スマートフォン用にはさまざまなゲームアプリが開発されていますが、2013年にあの自民党がゲームアプリを発表していたことはご存知でしょうか?

そのゲームのタイトルは『あべぴょん』というもので、当時総理大臣だった安倍晋三を操作して空のかなたを目指してジャンプを続けるというアクションゲームで、スマートフォンを左右に傾けることで安倍総理が不安定な足場に乗って登っていきます。落ちてしまうとゲームオーバーで、その成績によって「新人議員級」「国会対策委員長級」といった称号が与えられ、当選のバラの飾りをもらうことができます。そのバラを集めることで安倍総理のコスチュームを体操服やスーパーマンに着せ替えできるという機能もあり、やりこみ要素も含まれています。

このゲームは、当時、自民党ネットメディア局長だった平井卓也議員と民間企業が共同で開発したもので、インターネットの選挙運動が解禁されたばかりだったため、そんな中自民党に興味を持ってもらおうと思って配布されたようです。

果たしてこのゲームでどれだけ若者が自民党に興味をもったかはわかりませんが、ある一定の効果はあったのかもしれません。

世界には、1セット53枚じゃないトランプがある

現在日本で広く使われているトランプは、英米型と呼ばれるもので、エースから10、J(ジャック)、Q(クイーン)、K(キング)の13枚がそれぞれ、ダイヤ、クラブ、ハート、スペードの4種類あり、それにジョーカー1枚をプラスした53枚がワンセットとなったものですが、世界にはさまざまな変わったトランプがあるようです。

トランプの歴史が古いイタリアのものは40枚、スペインでは48枚、ロシアでは36枚、フィリピンでは112枚がワンセットとなったものがあります。スートと呼ばれるダイヤやクラブなどの絵柄もそれぞれ違うらしく、お国らしさが出ているようです。

ちなみに日本で初めてトランプが伝わってきたのは室町時代と言われています。ポルトガルから伝わってきたトランプの原型となったものは48枚の札で構成されており、ポルトガル語の名前を「カルタ」といったことからそのまま「カルタ」と呼ばれるようになり、今とは違った遊び方が行われたようです。

現在の形に近いトランプは明治時代に伝わりました。日本で作られるようになったのは1902年のことで、その製造会社は現在の任天堂にあたります。

ベートーベンは、世界に先駆けて骨伝導の仕組みで音を聞いていた

現在のイヤホンには骨を振動させて音を聞く骨伝導タイプのものが増えてきています。耳をふさがずに音を楽しめるということで、周囲の音も聞こえやすく、多くの人が利用しています。実はあの耳が聞こえなかったことで知られる大作曲家ベートーベンは、この骨伝導のメカニズムをいち早く取り入れ、音を確認していたと言われています。

病気で耳がほとんど聞こえなくなったベートーベンは、指揮棒を歯でくわえてピアノに当て、その振動を歯から頭蓋骨を経て聴覚器官に伝えることで、今どのような音が鳴っているかを確認して、作曲をしていたと伝えられています。

実は骨伝導の研究は16世紀頃から始まっており、耳の奥にあるあぶみ骨という骨が音を脳に伝えるために重要な役割を持っているということがわかっていました。18世紀に活躍したベートーベンはその研究のことをどこかで知っていたのでしょう。あぶみ骨の振動を利用して、耳が聞こえないハンデをものともせずに作曲を続けていました。

後に難聴がひどくなったベートーベンは、最終的にピアノに直接かじりついて音を聞いており、彼が愛用していたピアノには歯型が残っているそうです。

北海道には、黄金道路と呼ばれる道路がある

北海道の南部を走る国道336号線、そのえりも町庶野地区と広尾町までを結ぶ約33.5kmの切り立った岸壁沿いの区間は、別名「黄金道路」と呼ばれています。別に金色に輝くような景色があるわけでもなく、金が採掘されるというわけでもないのに、なぜこのような名前がつけられているのでしょうか?

このルートが完成したのは1934年、工事の着工から実に7年もの期間がかかりました。それだけ難工事であったということで建設にばく大な費用がかかりました。そのため「まるで道路に黄金が敷き詰められるほど、建設にお金がかかった」ということから「黄金道路」と呼ばれるようになったそうです。

この話を聞くとネガティブなネーミングであるため、あまり良いように見られていないかと思いきや、地元の人にはこの名称が親しまれているようで、途中にあるトンネルには「えりも黄金トンネル」という名前がつけられていたり、太平洋を見渡すことができる展望広場には「黄金道路」と書かれた記念碑も建っています。

長野県には「標高2716m」というバス停がある

長野県と岐阜県にまたがる乗鞍岳。そこには長野県側と岐阜県側から、2つの路線バスが山頂にある終点のバス停「乗鞍山頂(畳平(たたみだいら))」を目指し走っています。その長野県川のバス路線の終点のひとつ手前に変わった名前のバス停が存在します。その名も「標高2716m」。そのバス停がある所の標高がそのまま名付けられたものです。

実はここ、日本にあるバス停の中でもっとも高い位置にあり、それをアピールするために名付けられました。山頂の終点のバス停の標高が2702mであるため、そこより14mも高いところにあります。

この「標高2716m」のバス停、ご来光を臨むことができるスポットであることから、7月中旬から9月中旬まで通常のバスとは別に、早朝に到着する「ご来光バス」なるものが運行されており、多くのお客さんが乗車するようです。興味がある方はご来光を見ると同時に、珍しい日本一を体験してみるのはいかがでしょうか?

ミツバチが地球上からいなくなると、人類は絶滅する

かの物理学者アインシュタインはこのような発言をしています。「もしこの地球上のハチが消えたなら、人類は4年しか生きられない」。人間を刺すなどの危害を加えたりするハチの存在が消えるだけで、人類が絶滅してしまうとはどのようなことでしょうか。

ハチは雄花からでた花粉を雌花に届けるという役割を持っています。これによりさまざまな農産物が交配され、実を作り出します。アーモンド、桃、リンゴなどはハチがいないと育つことはありません。また世界の穀物のうち、人類が消費する91%の穀物はハチなどの虫が花粉を運ぶことによって育つという資料もあります。そんなハチが絶滅してしまうと、これらの穀物の多くは絶滅してしまい、たちまち食糧不足に陥ることになります。アインシュタインはそのことを予言していたというわけです。

しかし、アインシュタインが生きていた時代から現在までの間にさまざまな科学技術が進歩しています。将来的にはドローンなどによって花粉を運ぶことができるのではないかとまで言われています。何かしらの原因でハチが絶滅する前に、さらなる科学技術が開発されることを祈るばかりです。

新幹線が通っていながら駅がない都道府県がある

現在、日本の多くの地域をつないでいる新幹線。2024年には北陸新幹線が福井県の敦賀まで延伸するということも話題になっています。そんな新幹線ですが、実は線路が通っていながらも駅がまったくない可哀想な都道府県があります。それは茨城県です。

茨城県は太平洋に面しているため、内陸部を通っている東北新幹線は通っていないイメージがありますが、実は南西部の古河市や五霞町をわずかながらかすめて通っています。しかし、この区間に駅がひとつもないため、唯一新幹線が素通りする都道府県という不名誉な称号を持っているというわけです。

実は以前からこの区間には駅を建設してほしいという要望はあり、1988年には「東北新幹線茨城県新駅設置期成同盟会」なる団体も設立されているほどです。しかし、この区域に駅を建設しても、隣の駅とはさほど離れておらず、建設のメリットがないだろうという理由で見送られてきました。しかしながら、同盟会はまだ諦めておらず、2023年にも新駅の建設をJR東日本に提出しています。

果たして茨城県はこの不名誉な称号から脱することができるか、今後の動向が見ものです。

ブラジルの昔のサッカー選手の名前は、ほとんどがニックネームだった

カカ、ロナウジーニョ、ジーコ、ペレとブラジルには多くのサッカーのスター選手が存在します。そんな彼らの名前、これらはすべてニックネームで、別にちゃんとした本名があります。実はブラジルにはこのような選手が多く存在します。なぜ本名ではなくニックネームで登録するのでしょうか。

これにはブラジルの文化が影響しています。ブラジルはもともとポルトガルの植民地だった影響で名前が長い人が多く、覚えるのが非常に大変でした。そこで子どもたちは覚えやすいようにファーストネームやニックネームで呼び合うようになり、その風習が大人になっても残っていったため、サッカー選手もニックネームを登録しているというわけです。

しかし、最近のブラジルのサッカークラブではニックネームでの登録を禁止しているそうです。これはニックネームに定着するイメージに縛られることで、十分な才能を発揮できなくなるからというのが理由のひとつだそうです。

時代の変化からこのような風潮が出てきたのかもしれませんが、ニックネームで親しまれる選手がいなくなるというのは何かしら寂しい気がします。

イルカも海で溺れる

水族館の人気者、イルカ。優雅に泳いでる姿も人気ですが、そんなイルカも人間のように溺れてしまうことがあります。

というのも、イルカも人間と同じ哺乳類であるため、えら呼吸ではなく肺呼吸をします、つまり、水中で息をすることができません。イルカは頭にある鼻を水面に出すことで定期的に呼吸をします。この呼吸がうまくいかなかったりすると彼らも溺れてしまうというわけです。

では、普段海で生活しているイルカはどうやって睡眠を取っているのかというのが気になりますが、これは人間のようにぐっすり眠って脳全体を休めるのではなく、右脳と左脳を交互に休ませる半球睡眠という方法で身体を休めています。イルカは海の中で右目を閉じて右半身と左脳を休ませた後に、左目を閉じて左半身と右脳を休ませるという行動を1分ごとに交互に繰り返します。それを合計300から400回行うことで、十分な睡眠を取っているというわけです。この睡眠方法は同じく海で生活するクジラなども同様に行います。

また、この睡眠を取ることで、海の中にいる外敵からいつでも逃げることができます。海に生きるイルカなりの非常に合理的な睡眠というわけです。

ジンギスカンは、戦前は北海道ではなく東京名物だった

羊肉を使った料理、ジンギスカンといえば北海道名物として有名ですが、その歴史をさかのぼってみると、かつての本場は北海道ではなく、東京でした。

最初にジンギスカンを日本で出したのは諸説あり、限定がむずかしいのですが、そのひとつが東京にあった中華料理店「濱のや」です。1932年に店主が中国・北京で食べたジンギスカンの味に感動して、店で出すようになったそうです。当時、日本人の舌に合わせた中華料理屋が多かったため、本格的な中華料理だったジンギスカンはたちまち人気となり、多くの店が真似をして東京でジンギスカンブームが巻き起こりました。

当時のジンギスカンは剣道で使う面のような、中央部が盛り上がった鉄棒でできた網を使って羊肉を焼いたもので、現在使われている中央が盛り上がったジンギスカン鍋は、この当時の網を改良して作られたものだと考えられています。

北海道でジンギスカンが郷土料理として人気が出るようになったのは戦後のことで、さまざまなお店が出店されると同時に北海道の食品メーカーが「成吉思汗(ジンギスカン)たれ」を発売したことから北海道で身近なメニューとして浸透するようになりました。

スウェーデンでは、コーヒーを飲むことを法律で禁止していたことがある

北欧の国はコーヒーの消費量が高く、1人あたりの消費量はフィンランドが日本の4倍ほど、ノルウェー、デンマーク、スウェーデンも2倍以上となっています。しかし、かつてスウェーデンでは18世紀中頃にコーヒーを飲むことを禁止する法律が出されたことがありました。

北欧にコーヒーが伝わったのは1700年頃のことで、当時珍しかったコーヒーはたちまちこの地の人々を虜にしました。しかしあまりにも流行したため、1740年代にスウェーデンはコーヒーとお茶の飲む量を制限するよう、当時の国王グスタフ3世がお達しを出します。それでも歯止めが効かなかったのか、後にコーヒーに対して消費税が課せられ、さらには1756年にコーヒーの禁止令が出るまでにいたったそうです。

また、グスタフ3世はコーヒーは有害であるということをどうしても証明したいと思ったのか、ある双子にそれぞれ毎日紅茶とコーヒーを飲ませて、どちらが早死するかというトンデモ実験を行ったそうです。グスタフ3世はコーヒーが飲んだ側が早死する結果を望んでいたそうですが、思惑とは違い紅茶を飲んでいたほうが先に亡くなり、がっかりしたとか。

後にコーヒーの禁止令は解かれることとなり、スウェーデンはコーヒー消費大国のひとつになっていきました。

海王星では、ダイヤモンドの雨が降る

太陽系の惑星のひとつ、海王星。大気中のメタン濃度が高く、地表では時速2200kmという超音速の暴風が常に吹き荒れるという過酷な環境下にあるこの星では、なんとダイヤモンドでできた雨が降り注ぐそうです。

これは大気中のメタンが分離することで炭素が高圧でダイヤモンドに変化することにより起こる現象で、その際、地表などでダイヤモンドと他の物質がこすれあうことで、ものすごい摩擦熱が生み出されるそうです。

このダイヤモンドの雨、海王星だけではなく天王星でも同様の現象は起こっているとみられていますが、海王星のほうが規模が大きく、その量は天王星の2倍以上と推測されています。

もし、このダイヤモンドを手に入れて地球に持ち帰ることができればとんでもない大金持ちになれるのでしょうが、海王星の過酷な環境に耐えきれるような技術がまだ地球上にないため、そんな夢を叶えられるのはまだまだ先の話になりそうです。

ノーベルがダイナマイトを発明したのは、平和的な理由からだった

ノーベル賞に名を残すスウェーデンの科学者アルフレッド・ノーベル。彼はまたダイナマイトの発明者としても知られます。ダイナマイトは工事現場で役立つ反面、武器としても強い殺傷能力があるため、恐ろしいものという印象が強い人も多いのではないでしょうか。そんなノーベルがダイナマイトを発明した理由は、実は平和を願ってのことでした。

ノーベルはある作家に次のような言葉を残しています。「戦争が起きないようにするには、敵や味方がたった一秒ほどで破壊できるような武器を作れば、どんな人でも脅威のあまり戦争を放棄することになるだろう」。ノーベルは一瞬でお互いが絶滅するような兵器があれば、戦争はなくなると信じていたようで、そのために新しい兵器を発明して各国の軍隊に売り込もうとしました。それがダイナマイトだったのです。

しかし、ノーベルの思惑は外れて、各国はダイナマイトを兵器として利用し、より大きな被害を生むことになりました。そのためノーベルは「死の商人」と呼ばれるようになり、大きなショックを受けたようです。

ノーベル賞に平和賞があるのは、このときの反省も要因のひとつだったと考えられています。

ジャイアントパンダのオスは、逆立ちでおしっこする

動物園の人気者、ジャイアントパンダ。彼らがおしっこをしている様子を見たことがある人はほとんどいないのではないでしょうか。しかし、かつてある人物が中国の山中でオスのパンダがおしっこする様子の撮影に成功したのですが、その様子がとても奇妙なことで話題となりました。なんと彼らは地面に両手をついて、地面を蹴り上げて逆立ちした状態からおしっこをはじめたのです。

なぜこのような方法を選んだのかというと、パンダを含め多くの動物たちは縄張りを主張するためにおしっこを利用します。おしっこをした場所が自分たちのテリトリーであると示しています。この逆立ちの方法はおしっこが一ヶ所にとどまらず、広い地域に拡散されるため、より広い範囲を縄張りとして主張できるというわけです。

また同時に、このやり方はメスに対するアピールにも関係していると言われています。現在ジャイアントパンダの数はどんどん減っているため、子孫を残す競争も激しくなっています。少しでも自分の存在をアピールするためにより遠くまでおしっこを飛ばしているようです。

エジプトのクフ王のピラミッドの4つの面は、正確に東西南北を向いている

エジプトの砂漠にそびえ立つクフ王の大ピラミッド。紀元前2500年頃に建てられましたが、科学技術がそれほど発達していなかった時代に、あのような巨大な建造物をどのようにして建てたのか、多くの謎を残しています。

たとえば、あのピラミッドの横の面は、それぞれ東西南北の方向に正確に向いています。また底辺の四つの角は完全なる直角をなしています。当時方位や角度を正確に測る技術はなく、あれだけな巨大なものをそれほど正確にそろえることは現代でも難しい技術だとされています。また、クフ王のピラミッドにはおよそ230万個の石が使われています。それが高さ147mの正確な四角すいの形に積み上げられていることも、現在の技術から考えると奇跡的なことであり、多くの専門家が調査すればするほど、その技術に脱帽せざるを得ないそうです。

ちなみに、現在、このピラミッドを実際に建築しようとすると、総額は1000億円以上かかり、工期は5年以上になるとのこと。それだけのものを当時の技術で建てたことを考えると、驚くべき偉業です。

ノルウェーには、ナイトの称号を贈られたペンギンがいる

1961年にスコットランドのエディンバラで軍の音楽隊による祭典が行われ、そこにノルウェーの軍人、ニルス・エゲリエン中尉という人物が参加していました。彼はエディンバラで動物園に訪れた際にあるキングペンギンと出会い、このキングペンギンをノルウェーの部隊のマスコットにしてはどうかと考え、部隊に働きかけてみたところ、その案が取り入れられ、ペンギンにニルス・オーラヴという名前と、中尉の階級まで与えました。

このキングペンギンは後に亡くなりましたがその後、別のキングペンギンをニルス・オーラヴ2世と名前を引き継がせて、軍隊に参加させました。彼は2005年に大佐までに出世し、2008年には国王からナイトの称号を贈られました。ここまでのスピード出世は人間では考えられないそうです。

ちなみに現在では、その後を受け継ぐニルス・オーラヴ3世も誕生し、少将の階級が与えられているそうです。

東京スカイツリーが描かれている、江戸時代の浮世絵がある

東京スカイツリーが開業したのは2012年。当然、それまでにそんな高いタワーは日本のどこに行っても見ることはできません。しかし、江戸時代に描かれたある絵にスカイツリーらしきものがあることで話題を呼びました。

その絵は浮世絵師、歌川国芳が描いた『東都三ツ股の図』という作品で、船大工が船を腐らせないために火であぶっている姿を描いたもので、永代橋や佃島といった実在の風景がその中にあります。そんな中、絵の左側になぜか当時ありえない高い塔が描かれています。しかもそれが東京スカイツリーに形が似ており、なんで江戸時代にそんな絵が描けたのか、不思議な感覚にとらわれてしまいます。しかも、この絵が描かれたであろう場所から現在その風景を見ると、実際にそこにはスカイツリーがあるのです。

スカイツリーが建てられたのはこの絵が描かれてから180年後のこと。その正体はというと諸説ありますが、井戸掘りの櫓ではないかという説が有力です。ネットでもすぐ見つかるので気になった人は検索してみてください。

ハーゲンダッツのクリスピーサンドは、メキシコのタコスをヒントに作られた

よくコンビニなどで販売しているハーゲンダッツのクリスピーサンド、ウエハースのパリパリとした食感とアイスの組み合わせがたまりません。この商品はアイスモナカをヒントに作られたものだと思われる方が多いかもしれませんが、実はメキシコの郷土料理、タコスがヒントになっています。

よくアイスをクッキーやモナカで挟んだ商品は見かけますが、食べているうちにしけってしまい、サクサク食感が長続きしません。そこでハーゲンダッツは食べ始めから食べ終わるまでずっとパリパリ食感をキープできないものかと思い、アイスとタコスを組み合わせればできるのではないかということで開発が始まりました。最初はタコスの形状をそのまま再現した試作品が開発されましたが、うまくいかず断念。そこでアイスをチョコレートなどでコーティングしてアイスの水分をウエハースに吸収されないように壁を作ってパリパリ食感を保つようにしました。そうすることであのクリスピーサンドが誕生したというわけです。

実はこのクリスピーサンド、開発から発売までに実に7年間かかりました。それだけ研究に研究を重ねただけあって、現在ではハーゲンダッツの主力商品として人気となっています。

ハワイ諸島のかつての名前は、サンドイッチ諸島

リゾート地として人気のアメリカのハワイ諸島。現在も多くの観光客が訪れています。ハワイ諸島を西洋人が発見したのは1778年のことで、航海士としても有名なキャプテン・クックによってでした。彼は当時、海軍士官として働いていましたが、その上司の海軍大臣にサンドイッチ伯爵という人物がいました。このサンドイッチ伯爵、トランプを遊んでいる最中におかずをパンに挟んで食べたことからサンドイッチの語源となった人物とも言われています。クックは、発見したハワイ諸島にそんな上司の名前をつけようということで、サンドイッチ諸島と命名しました。

クックが訪れてから、多くの西洋の船がハワイへどんどん来るようになり、ハワイが観光地として知られるようになりました。ただ、クックはハワイの現地の人ともめ事を起こしたことから1779年に命を落とすこととなりました。

クックの死からしばらくたって1800年代、カメハメハ1世が統治をはじめたことで、この地域はハワイ諸島という名前で呼ばれるようになりました。もしサンドイッチ諸島という名前で呼び続けられていたら、また違った歴史があったのかもしれません。

宇宙は、焼いたステーキのようなニオイがする

宇宙はまだわれわれの想像が追いつかないことが多くあります。そのひとつに、宇宙の匂いがあります。過去に宇宙で船外活動から戻ってきた人たちは着用していた宇宙服のにおいをかいでみたところ、口をそろえて、ステーキや揚げ物のにおいがしたと報告していたそうです。

なぜそんなにおいがしたかというと、彗星や隕石などの中に存在する多環芳香族炭化水素と呼ばれる物質が原因だそうです。これは星が活動するときに発生する激しい燃焼による副産物で、刺激の強い悪臭を放つ特徴があります。この悪臭は酸素の量でにおいの強さが変わるそうで、酸素が豊富なところでは、肉を焼いたような香ばしいにおいに変わるそうです。この物質が宇宙服についたことで、ステーキの匂いがしたというわけです。またこの多環芳香族炭化水素は実際にステーキの中にも含まれる物質だそうです。そのこともステーキに似たにおいを感じる原因のひとつと考えられます。

もしレストランなどでステーキを食べたときは、そのにおいをかいで宇宙に思いをはせてみてはいかがでしょうか?

コアラにも、指紋がある

指紋といえば人間やゴリラ、チンパンジーなどの霊長類特有のものというイメージが強いかもしれません。しかしそれ以外の動物でも指紋を持っている例があります。そのひとつがコアラです。コアラは有袋類というグループに属しており、その仲間にはカンガルーやウォンバットなどがいますが、その中で指紋を持っているのはコアラだけと言われています。

なぜコアラに指紋があるか、はっきりしたことはわかっていませんが、コアラはユーカリの木に登って、小枝をつかんだり、葉っぱを取ったりと手を使うことが多い動物です。そのため、進化するにいたり同じく手を使う人間などと同じように指紋がついたのではないかと考えられています。

ちなみにコアラの指紋は人間のものと見分けがつかないほど似ているそうです。もし犯罪者が現場を混乱させるためにコアラの指紋を使えば、捜査が難航することになるかもしれません。

蜂の巣で、新しい女王蜂が誕生すると、古い女王蜂は追い出される

人間社会でも過酷な生存競争が見られたりしますが、それはミツバチの世界も同じようで、特に女王蜂には残酷な現実が待ち受けています。

ひとつの巣の中に女王蜂は1匹しか存在しないことになっています。もし女王蜂として育てられるハチが複数誕生した場合、最初に生まれた女王蜂は後から生まれた女王蜂を殺してしまいます。そうすることで必ず1匹の最強の女王蜂が残るようになります。

しかし、この女王蜂も役目を終えて、新しい女王蜂が誕生すると、古い女王蜂は巣を出ていかないといけません。女王蜂は卵を産む必要があるため、産めなくなれば役立たずということになり、新たな女王蜂が優遇されるというわけです。

しかも女王蜂も高待遇は受ける一方で、種の保存のためにひたすら卵を産み続けなけばならない使命があります。女王と名はつきながらも、決して楽に生きられるというわけではないようです。

目覚まし時計がない時代、イギリスで「目覚まし人」という職業があった

産業革命の頃のイギリスでは、多くの人が農村から都市部に集まり、工場で働くようになりました。しかし農村でのんびり働いていた人たちにとって工場でかっちりスケジュールが決められた環境で働くのは難しかったのか、遅刻がよく見られたそうです。特に朝の決まった時間に起きることは難しかったようです。この頃はまだ目覚まし時計はまだ普及していなかったことも、遅刻が多かった原因のひとつでした。

そこで登場したのが「ノッカー・アップ」と呼ばれる職業でした。これは寝ている人の部屋のドアを叩いたり、木や竹でできた長い棒で窓を叩いたりして起こすというもので、その部屋の人が起きるまで叩き続けて、起きたのがわかれば別の部屋へと向かうということを繰り返していました。中には棒ではなく、吹き矢のように豆を飛ばして窓にあてる人もいたそうです。

この職業には朝が早い高齢の人が多くついていて、中には早朝パトロールのついでにバイトでやっていた警察官もいました。

しかし、19世紀末頃からだんだんと目覚まし時計が普及したことから、1920年頃にはこの職業は消滅してしまったそうです。

世界最大のキノコの大きさは、東京ドームおよそ190個分

アメリカ、オレゴン州にある広大な森林の中に、オニナラタケというキノコが生えています。このキノコ、生えている様子を見ると木から1本1本生えているように見えますが、研究の結果、実は地下でつながっていて、その面積を計算すると、およそ8.9平方km、東京ドームおよそ190個分にもなることがわかりました。

われわれが目にするキノコは全体の一部でしかなく、菌の細胞が木の根のように地下に張り巡らせているため、それがどんどん広がったことで、この広さまでにいたりました。

キノコなどの菌類を生きものと考えると、今まで世界最大の動物はシロナガスクジラでしたが、それに比べてこのオニナラタケは比較にならないぐらいの大きさとなるため、世界最大の生きものと言えなくもありません。

ただ、このオニナラタケ、寄生している木を病気にして枯れさせるという恐ろしい習性を持っています。これだけ大きくなったのは、多くの木の犠牲からなるものかもしれません。

日本初の月極駐車場の駐車料金は、現在の価格で月20万円

日本で初めて自走式の立体駐車場ができたのは1929年、昭和4年のことでした。東京丸の内の一角に建てられたその立体駐車場は6階建てで、収容台数は250台と当時としてはかなりの収容能力を誇るものでした。

そんな日本初の立体駐車場、駐車料金は月極1台35円、夜間や昼間のみが25円、1日駐車は1円50銭でした。当時、大卒初任給が35円、現在の20万円ぐらいだったそうで、相当高額だったことがうかがえます。

その料金設定と、当時東京にはまだ1500台ほどしか車がなかったこと、そして路上駐車が当たり前の時代であったため、開業日に入ってきた車両は1台だけだったそうです。

しばらくは経営難に悩まされたものの、戦後にようやくこの駐車場は日の目を見ます。東京大空襲でビルが被害を受けたもののビル自体が頑丈だったのと、消火設備を徹底していたために車に被害が及ばなかったことや、物資不足で自動車のパーツやガソリンの盗難が増えてきて、路上駐車は危険であるということで、契約の申し込みが殺到し、たちまち人気の駐車場になっていきました。

しかし残念ながら、1966年、この土地が売却されることとなったために駐車場は解体され、現在はその姿を見ることができません。

日本初のコーヒーショップには、風呂場が設置されていた

日本初のコーヒーショップは1888年に東京上野で創業した「可否茶館」とされています。創業者である鄭永慶(てい・えいけい)さんが「喫茶店を開くことで若い世代に何かしらの影響を与え、学生や若者、庶民などが集まって、知識を共有する社交的サロンになれば」という思いのもとに開店したそうで、そのためただコーヒーを提供する店というわけではなく、店内にはさまざまな設備がありました。

たとえば、普通の喫茶店のように新聞や雑誌が置かれているのはもちろんのこと、リラックスするための革のソファー、お客さんが楽しめるためにトランプやビリヤード台、常連客が休憩を取るための部屋、そして驚くべきはお風呂まであり、まさにサロンとして作られたものでした。

しかし、残念ながら可否茶館は数年で閉店してしまいます。当時コーヒーが高価だったということでなかなかお客さんが来なかったのか、経営が軌道にうまく乗らなかったようです。

シロアリは、アリの仲間ではない

木造住宅の土台や柱などをかじって迷惑をかけるシロアリ。名前にアリとついているためアリの仲間と勘違いされがちですが、違います。シロアリは実は生物学上、ゴキブリ目シロアリ科と、ゴキブリの仲間に分類されます。

というのもシロアリはゴキブリに似た遺伝子情報を持っており、過去をたどると同じ先祖へとたどり着くそうです。対して通常のアリはハチ目アリ科とハチを祖先に持ちます。

ではなぜシロアリにアリという名前がついているのかというと、これはまだはっきりとわかっていませんが、女王アリ的な存在がいるといったアリに似た集団生活をしているからや、ある程度成長すると羽をはやして一斉に飛び立つといった習性がアリに似ているからではないかと考えられています。

ただ、ゴキブリの仲間とはいえ、人間の食べ残しを食べないことや人目につかない床下に生息するなど、習性はまったく違います。そのためゴキブリの仲間とは連想されにくいのかもしれません。

とはいえ、人間の生活に害を与えるのには変わりありません。もし見かけたら何かしらの対策はすべきでしょう。

お尻の病気である痔は、人間しかかからない

デスクワークの人を悩ませる病気の痔。ある薬品メーカーの調査によると3人に1人が痔を持っているそうです。そんな痔、実は他の動物にはほぼ起こらない、人間特有の症状であることがわかっています。

というのも、人間はかつては四足歩行で行動していたのが進化に伴い二足歩行を行うようになったのはご存じの通り。その結果、肛門付近の血液が重力に引かれてうっ血状態になりやすくなってしまいました。そこに長時間の立ち仕事や便秘などを繰り返すことで肛門に強い負担がかかり、肛門の血管が腫れたり切れたりして痔が発生するようになりました。すなわち痔は二足歩行の進化の証というわけです。

仕事でずっと立っている人がいたら、適度に休憩を入れて肛門に負担をかけないようにすれば痔を防ぐことができるかもしれません。

人の肉の味のハンバーガーが販売されたことがある

2014年、ロンドンのシェフたちが集まって奇妙なハンバーガーを作ったということで話題となりました。それは人間の肉の味のハンバーガーです。

これはゾンビと人間の戦いを描いたアメリカのドラマシリーズ『ウォーキング・デッド』のシーズン5がイギリスで放送することに合わせて作られたもので、実際に人間の肉を食べたことがある犯罪者などのエピソードを参考にして、味などを想像しながら試作を重ね、完成にいたったそうです。もちろん材料は人間の肉は一切使わず、豚や仔牛の肉、骨髄、鶏レバーを混ぜ合わせてパテを作ったとのこと。

人間の肉の味ということで、一部から批判を浴びることも予想できましたが、シェフたちはその批判は承知の上で作ったと強気の態度で出ていました。それだけ味に自信があったのかもしれません。

インドには、長さ1.5kmものプラットホームを持つ駅がある

日本でもっとも長いプラットホームを持つ駅はどこにあるかご存知でしょうか。正解は京都駅の0番線ホームで、全長は実に558mもあります。しかし世界一長いホームはその3倍近い長さがあります。

世界でもっとも長いプラットホームはインドのフブリ・ジャンクション駅にあるホームで、その長さは1505m、端にいるともう片方の端が遠すぎて見えないぐらいの長さです。

なぜこんな長さになるかというと、インドの特急や急行の多くは25両編成ほどあり、列車全体の長さが600mにも及ぶため、そもそもホームが長めに作られています。またインドは荷物の輸送に鉄道が使われることが多く、かなりの量の貨物列車が走っています。また一度で多くの貨物を運ぶため、本当に長い貨物列車になると、全長は3km以上になるものもあります。それらの貨物を荷下ろしするために、それだけの長いホームが必要になるというわけです。

ちなみに世界のホームが長い駅ランキングではベスト3はインドが占めており、すべて長さ1kmを超えています。インドの広さとスケールの大きさを感じずにはいられないエピソードです。

サッカー日本代表チームのユニフォームが赤かったことがある

サッカー男子日本代表のユニフォームといえば、SAMURAI BLUEのニックネームの由来にもなっている青色のものを皆さん想像されると思いますが、実は一時、赤色のユニフォームが採用されていたことがあります。

それは1988年から1991年の横山謙三が監督を務めていた頃で、世界の強豪となっている国は国旗のカラーを使っているということから日の丸をイメージした赤いユニフォームが用いられました。ところが評判は今ひとつで、前のワールドカップでは最終予選まで進んでいたのに、90年イタリア大会の予選は1次で敗退したということで縁起も悪いとされ、赤のユニフォームはこの時限りとなりました。

ちなみに、1994年には白を基調にしたユニフォームが採用されたこともありましたが、こちらもあまり浸透せず、もとの青のユニフォームに戻っています。やはり日本代表には青がよく似合うということでしょう。

世界最小のサメの大きさは、手のひらサイズ

サメと聞くだけで恐ろしく感じる人は多いかもしれません。海で出会ってしまうと一巻の終わり、もう助からないとまで考えている人も多いと思います。そんなサメですが、実はわれわれがイメージする巨大なサメは全種類のうち1%にも満たない数で、実際は人より小さいものが多く、中でも世界最小のサメは手のひらに乗るぐらいの大きさしかないそうです。

世界最小のサメとされるのはツラナガコビトザメという深海に生息するサメで、子どものころは10cmほど、成長しても20cmになるぐらいの小ささです。相模湾から九州近辺に分布しており、深海で生息していながら、夜になるとエサを追って水深10mほどの浅いところまで浮上してくるため、たまに漁業の網に引っかかって穫れることもあります。ただ、穫れても食用にはできず、飼育することも難しいそうです。

これぐらいの小さいサメだったら、近くで見てみたい気もしますね。

砂漠に1000年以上生え続ける植物がある

アフリカのナミブ砂漠に生えているウェルウィッチアという植物をご存知でしょうか?「キソウテンガイ」という別名を持つこの植物、調査してみるとなんと樹齢1000年以上のものが存在することが判明しています。

この植物はナミブ砂漠の中でも、周辺地域に降った雨が地表にあふれ出て、砂漠に流れ込むときにできる川によってできた窪地に生えており、葉っぱから大気中の湿気を吸収したり、地下水を吸い上げるなどして、砂漠という過酷な気候でありながら成長しています。そしてこの植物の面白いところは、1000年も生育しながらも、生涯で2枚しか葉っぱが生えないというところです。まさに「キソウテンガイ」な植物です。

このウェルウィッチア、日本でも京都府立植物園で見ることができます。興味がある方は訪れてみてください。

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