よみもの|聞くトリビア(読む編)

『YouTube公開』
駅のホームのベンチは、なぜ線路に対して直角?
【朗読】眠気を誘う雑学【聞くトリビア】

こちらは動画の内容の書き起こし記事です。
音声と一緒にお楽しみください。

ビックリマンチョコには、女の子向けのシールがあった

「ビックリマンチョコ」と聞くと、昔を思い出す人も多いかもしれません。おまけとしてついていた「悪魔VS天使」のシールが1980年代後半から人気を呼び、ピークには年間4億個を売り上げる大ヒットとなりました。後に2000年代にもブームを迎え、現在でも新シリーズが発売され、再び話題となっています。そんな「ビックリマン」の影に隠れて、ある商品が発売されていました。それが女の子向けの「ビックリコ」というチョコレートです。

これは通常のビックリマンチョコに付く「悪魔VS天使」のシールの代わりに、女の子向けに描かれたキャラクターのシールをおまけにしたもので、1992年から2年ほど発売されていました。1992年には「魔女の鏡」、1993年には「パステルミステリー」と題したストーリーに沿ったキャラクターが描かれたシールが展開されていました。

しかし、ビックリマンチョコほどのヒットには至らず、いつしか姿を消し、その存在は知る人ぞ知る商品となってしまったのでした。

鳩時計は、海外ではカッコウが時間を知らせる

一定の時刻になると、中からハトが飛び出して時を告げてくれる「鳩時計」。昔懐かしい印象がありますが、現在でもちょっとしたインテリアとして置いている家もあるようです。そんな鳩時計は、実は日本独自のものです。というのも海外ではハトは出てこなく、代わりにカッコウが出てくるからです。

このような形の時計が誕生したのは17世紀頃のドイツで、「クックス・ウアー」と呼ばれました。この「クックス」はカッコウ、「ウアー」は時計を意味します。そのカッコウ時計も昭和初期に日本に輸入されましたが、カッコウが日本ではあまり知られていないことや、店が流行らない様子を指す「閑古鳥が鳴く」の「閑古鳥」がカッコウのことであるため縁起が悪いという理由で定着しませんでした。

そして、終戦後、カッコウの代わりに平和の象徴であるハトが飛び出す仕組みにして販売したところヒットし、多くの人に知られるようになったというわけです。

アダムとイブのアダムは、930歳まで生きた

『旧約聖書』に登場する、神が最初に作り出した人間・アダム。妻のイブとセットで覚えている人も多いでしょう。そんなアダムですが、なんと930歳まで生きたと記されています。

『旧約聖書』の「創世記」には、アダムから10代目の子孫までの系図が記されています。そこには、アダムが930歳、2代目のセトが912歳、そして10代目のノアが950歳まで生きたとあります。すなわち、この系図に登場する人々はいずれも非常に長生きだったのです。

しかし、10代目のノアの時代になると、悪事を働く人間も増え、秩序も乱れ始めます。それを見た神は、一度人類を大洪水で滅ぼそうと決意します。そして、洪水後に生き残った人々については、寿命を最大120歳程度にまで制限するように作り変えていきました。ただし、いきなり寿命を短縮したわけではなく、ノアの次の11代目は600歳、その次の12代目は438歳と、世代を重ねるごとに徐々に寿命が短くなっていき、最終的に長くても120歳までしか生きられない存在へと変えられたとされています。

真夜中に花を咲かせるアサガオもある

小学生のときに授業の一環でアサガオを育てた人も多いでしょう。そのときの印象から、アサガオは朝に花を咲かせているイメージが強いのではないでしょうか。確かに本来アサガオの花は朝に咲いて午後にはしおれます。しかし最近では、研究の結果、真夜中まで花を咲かせるアサガオを作ることにも成功しています。

これは、日本の農業・食品産業技術総合研究機構花き研究所が、アサガオの花びらの老化を促す遺伝子を発見し、この働きを抑えたアサガオを開発したところ、24時間咲き続ける品種が誕生したためです。花がしおれるまでの時間はそれまでに比べて2倍ほど伸び、研究中には翌日まで咲き続け、翌朝に咲いた花と同時に鑑賞できたこともあったといいます。

ただ、このアサガオは切り花として販売するには日持ちが短いなどの課題があり、店で販売するにはまだ難しいとされています。しかし、もしアサガオが店で販売されるようになれば、他の枯れやすい花の流通にもつながる可能性があるとして、今後のさらなる技術の開発が期待されています。

ワサビをそのままかじっても、辛くない

寿司や刺身など、生の魚を使った料理に添えられることが多い香辛料のワサビ。あの辛さが苦手という人も多いかもしれません。そんなワサビですが、すりおろす前の茎の状態のまま食べてみると、ほとんど辛さを感じることはありません。

というのも、ワサビの辛味は細胞中にあるシニグリンという成分がもとになっています。このシニグリンはそのままでは辛くなく、強い苦味を感じる程度です。しかし、すりおろすことで、シニグリンと、細胞が壊れた際に生じるミロシナーゼという酵素が反応し合うことで、あの鼻をツーンとさせる強い辛味成分が生まれるのです。

そのため、細かくすりおろすほど香りや辛味が強くなります。よくワサビはサメの皮を使ったおろし器を使うと風味と辛味が引き立つと言われますが、これはサメの皮のほどよいざらつきのおかげで、より細かく、なめらかにすりおろせるためです。

ちなみに、ワサビはすりおろしてから3分から5分ほどがもっとも香りと辛さが引き立つ時間とされています。それを過ぎると徐々に風味が落ちていき、辛さも弱まってしまいます。

インドの憲法の条文数は、400以上ある

現在のインドの憲法は1950年に施行されました。驚くべきはその条文数で、実に400以上に及び、日本国憲法のおよそ4倍もあります。

インド憲法は前文と第1編から第22編で構成されており、これらには日本国憲法と同じように国民の権利や義務に関するものや憲法改正についてのものもありますが、連邦制を取っているインドならではの、州および連邦直轄領の行政に関する詳細な規定が盛り込まれています。そのため、編の数も条文の数も多くなっているというわけです。

このインド憲法は周辺の国に多大な影響を与えており、スリランカやバングラデシュなどの国ではインド憲法を参考にしたとされる特徴が見られます。また、ブータンやネパールが憲法を制定した際には、インドからアドバイザーが派遣されています。条文数が多いインド憲法ですが、単に多いだけではなく、他の国が参考にするほど体系的で完成度が高いというわけです。

お札の肖像画には、政治家は選ばれにくい

2024年、お札の肖像が新しくなり話題となりました。1万円札は渋沢栄一、5000円札は津田梅子、1000円札は北里柴三郎が新たな肖像として選ばれています。以前の肖像は福沢諭吉、樋口一葉、野口英世と、いずれも歴史に名を残す文化人でした。かつては伊藤博文や板垣退助などの政治家も選ばれていましたが、ここ数十年は選ばれていません。これは最近、お札の肖像に政治家を起用しない傾向があるからです。

お札の肖像に選ばれるにはいくつかの条件があります。すでに亡くなっている人物であること、精密な写真が存在していること、国民に広く知られ、日本に貢献した文化人であることなどが挙げられます。さらに近年では、政治家でないことも重視されています。これは、どれほど日本に貢献していても、後になってその言動や行動が批判される可能性があり、後年の評価が大きく揺らぐリスクを避けるためとされています。

もし、お札の肖像になりたいという夢を持っている人がいる場合は、政治家になることは避けたほうが良いかもしれません。

ヒゲがもっとも伸びやすいのは、9月

男性にとってヒゲの手入れは悩みのタネかもしれません。中途半端に生えて手入れが不十分だと、不潔な印象を与えてしまうこともあります。そんなヒゲには、実は伸びやすい時期があることがわかっています。

それは秋、9月頃です。これは春から夏にかけて暖かくなることで副交感神経が活発になり血流が良くなりますが、その影響が時間差で表れ、秋頃になってヒゲに栄養分が行き渡るため、9月頃にもっともよく伸びるとされています。そして9月にピークを迎えた後は次第に生えるスピードが落ち、2月頃がもっとも遅いとのことです。

では、一日でもっともヒゲが伸びる時間はいつかというと、男性ホルモンの分泌が活発になる朝6時から10時の間だと一般にはいわれています。夜お風呂でヒゲを剃る人もいるかもしれませんが、朝にもっとも伸びやすいため、たとえ剃っても翌朝にはうっすら伸びてきます。勤めている人は昼休みに剃るわけにはいきませんから、朝の洗顔時にヒゲを剃るのが理にかなっているといえそうです。

辛味は、味ではない

スパイスカレーや麻辣湯など、時折辛いものがブームになったりします。そんな辛味ですが、人間の味覚は苦味、酸味、甘味、塩味、旨味と5種類に分類され、辛味はこの中には含まれていません。というのも、辛味はそもそも「味」として扱われていないからです。

口の中に辛い食べ物が触れると痛みや温度変化が生じるため、辛味は味覚ではなく、痛覚や温覚として脳が受け取っています。すなわち、辛さは舌で味として感じているのではなく、口の中で生じる痛みや熱として感じているというわけです。辛いものが得意な人は、この痛みを感じる神経が鈍くなっている可能性があります。痛みは危険を知らせる重要なサインでもあるため、実は辛さをまったく感じないことは、逆に危険だといえます。

こう聞くと辛さはあまり良いものではないと思うかもしれませんが、辛い食べ物には発汗作用や食欲増進といった効果があります。またワサビは、食中毒などの病原菌に対する抗菌作用や抗がん作用なども報告されています。辛い料理も、ほどほどに楽しむ分にはむしろ体に良いのです。

アニメ『デビルマン』の最終回は、2種類ある

1970年代に放送されたアニメ『デビルマン』。その主題歌も話題となり、多くの人に親しまれた作品でした。そんな『デビルマン』には、放送局によって最終回が2種類存在するという興味深い話があります。

もともと『デビルマン』は、テレビ朝日および同じ時間に放送していた地方局では第38話が最終回として放送されていました。しかし、それ以外の地方局では、さらに1話多い第39話が放送されていたのです。

テレビ朝日や同時間放送局では『デビルマン』は土曜日の20時30分から放送されており、プロ野球の放送が入ることが時々ありました。実際、第38話放送の翌週にもプロ野球の中継が予定されていたため、放送枠が確保できませんでした。一方、別時間に放送していた曲では野球中継が入らず、30分の放送枠が余ってしまいます。そこで、枠を埋めるために第39話「妖獣ゴッド 神の奇跡」が追加制作され、放送されたというわけです。

なお、幻の第39話は再放送の際には必ず放送されています。ただ、再放送を見ていない人にとっては他の人と最終回の内容が食い違うため、話が噛み合わないこともあったそうです。

ラクロスのコートは、かつて全長3kmあった

網付きスティックを使ってボールをゴールに投げ込むスポーツ、ラクロス。このスポーツの起源は17世紀頃の北米大陸とされています。先住民の部族が、領土争いなどの対立を解決するために行った競技が始まりとされています。

当時はまだスポーツとして確立されていなかったため、ルールも曖昧で、コートの広さも極端にばらつきがありました。中にはゴールまでの距離が3kmもあるものもあり、その広大なコートの中で1000人以上の選手が数日間にわたって競い合ったという記録も残っています。

その後、カナダを訪れたフランス人宣教師がこの競技を知り、スポーツとして改良しました。さらに1867年のカナダで、コートの大きさや選手の数、基本ルールなどを統一し、現在のラクロスの礎が築かれました。

ちなみに、「ラクロス」という名称は、選手たちが持っていたスティックの形が、僧侶の持つ杖「クロス」に似ていたことから名付けられたものです。

大きな地震が起こると、ガスは自動的に止まる

大地震が起こったとき、電気やガスなどのライフラインには多大な影響が生じます。たとえば、1995年の阪神・淡路大震災のときは、停電後に電気が復旧したことで各地で電気火災が起こり、大きな被害が発生しました。ガスも揺れた際にどこからか漏れてしまい、そのまま放置しておくと危険な事態になりかねませんが、実はメーカーはその点をちゃんと考慮しており、一定以上の規模の地震が起こった場合にはガスを自動的に遮断する仕組みを採用しています。

どの程度の地震で遮断されるかはメーカーごとに異なりますが、おおよそ震度4から5強程度の揺れで反応するようです。揺れを感知したガスメーターは、揺れの前後2分ほどの間にガスの流れを検知すると、自動的にガスを遮断します。このようにして、地震によるガス漏れを防ぐようになっています。

安全が確認された後、ガスを再び使用する際は、簡単な操作で復帰できるようになっています。そのため、大きな地震が起こった場合でも、ガスに関してはそこまで心配する必要はなさそうです。

バナナはお湯につけておくと、甘くなる

手軽に買うことができ、健康にも良いということから、日本の世帯購入額がもっとも多い果物のバナナ。甘さが特徴といえますが、中にはあまり甘く感じないものあります。しかし、ある方法を使えば、どんなバナナでも簡単に甘くする方法があります。

その方法とは、摂氏40度から50度ほどのお湯に5分ほど浸けるというものです。取り出した後、1時間ほど室温で置いておくことで、より甘いバナナが出来上がります。

なぜこれだけで甘くなるかというと、バナナのおよそ20%はデンプンで構成されています。そのデンプンはアミラーゼという酵素によって糖分へと変わります。このアミラーゼは、およそ40度から50度の温度帯だと活発に作用してくれます。そのため、糖分が増え、バナナが甘くなるのです。

実は、サツマイモもデンプンが多く含まれており、焼き芋が甘くなるのも同じく熱によってデンプンが糖に変化する仕組みを利用しているからです。簡単に試せるので、甘いバナナを食べたい方はぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

江戸時代、ツルの料理が食べられていた

長寿の象徴としておなじみの鳥、ツル。現代、その肉を食べたことがある人は、まずいないと思います。しかし、かつての日本ではツルを食べる習慣がありました。

戦国時代から江戸時代にかけて、ツルは高級素材として武将や上流階級の食卓に並んでいたと記録されています。その価格は1羽およそ銀十枚、現在の価値に換算すると70万円以上したそうです。

そんな高級食材ですが、江戸の役者・坂田藤十郎はツルを普段から食べており、お吸い物の具材として使っていたそうです。また、冬場には大名や上流階級の間で贈答品としてやり取りされていたことから、冬の江戸には大量のツルの肉が行き交っていたそうです。そのため一部は民間にも流れ、庶民でも口にする人がいたとされています。

ただし、食べられていたのは、われわれが思い浮かべる白いツルではなく、体が灰色のナベヅルでした。ではタンチョウヅルは食べられていなかったのかというと、実は最初は食べられていたものの、肉が硬くて味も良くなかったため、次第に流通しなくなったそうです。

昆虫は、LEDライトの光ではほとんど集まってこない

かつて夏場には、屋外の照明や自動販売機などに蛾をはじめとした虫が集まる光景がよく見られました。しかし最近では、そうしたシーンはあまり見かけることがなくなりました。その主な理由は、照明が蛍光灯や白熱灯からLEDに置き換わったためです。

虫は蛍光灯などが放つ紫外線に寄り付きやすい性質があります。この紫外線は人間には見えませんが、虫には見えるため、虫は紫外線を手がかりに飛行するとされています。その結果、虫たちは蛍光灯の紫外線を求めて集まってきていたのでした。

しかし、LEDの光に含まれる紫外線量は蛍光灯のおよそ200分の1程度と非常に少なく、そのため多くの虫はLED照明にはほとんど寄り付かなくなりました。

ただし、すべての虫がこの影響を受けるわけではありません。蚊やゴキブリは紫外線とは関係なく光に引き寄せられるため、LED照明にしても寄ってくる可能性があります。

サボるの「サボ」とは、もともと木の靴のこと

「仕事をサボる」といったときの「サボる」。この語源は、フランスで使われていた木の靴「サボ」に由来します。では、なぜこの「サボ」が「サボる」の意味に転じたのでしょうか。

産業革命時のフランスでは、革靴は高級であったため、労働者階級の人々には手が届きませんでした。そこで、彼らが代わりに履いていたのが、木をくり抜いて作られた「サボ」という靴でした。あるとき、労働者がこの木の靴を履いたまま機械を蹴り壊してしまいました。この破壊行為が契機となって「サボ」を語源とした「破壊活動」を意味する「サボタージュ」という言葉が生まれました。その後、労働争議中に労働者たちが破壊活動を行ったことから、「サボタージュ」は「破壊活動」だけでなく「労働争議」そのものを指す言葉としても使われるようになりました。

やがて、この「サボタージュ」は日本にも伝わります。伝わったのは大正時代のことで、当時の日本では労働争議の際に労働者たちは破壊活動ではなく、集団で働かずに休むといった形で抗議を行っていました。そのため、日本では「サボタージュ」が「仕事を休む」という意味として受け取られるようになり、そこから「サボタージュ」を略した「サボる」という言葉が生まれたというわけです。

沖縄の生の紅芋を、そのまま本土に持ち込むことはできない

沖縄名物の紅芋。タルトなどのお菓子に加工されたものはお土産として人気ですが、紅芋そのものがお土産として売られているのはほとんど見かけません。実は、紅芋をお土産として本土に持ち込むことは、法律で禁止されています。

というのも、沖縄で生産された紅芋にはアリモドキゾウムシやイモゾウムシなどの害虫が寄生していることがあり、これらの虫はイモの内部を食い荒らすなど、多大な被害を及ぼします。しかも、内部に発生するため、発見するのが非常に難しいという特性もあります。もしこれらの虫を本土に持ち帰ってしまうと、本土のイモ類にも大きな被害が及ぶため、紅芋の持ち込みは禁止されているのです。

持ち帰りが禁止されているのは紅芋だけでなく、サツマイモも同様で、これらの害虫が寄生する可能性があるため、生の状態では持ち込みが認められていません。

ただし、これらのイモでも消毒が行われていれば沖縄から持ち出すことが可能です。しかし、消毒には時間がかかるうえ、処理後も指定された容器に入れて持ち運ばなければならないなど手続きが大変なため、そこまでしてお土産として持ち帰りたい人はほとんどいません。これが、生の紅芋がお土産として選ばれないという理由です。

『栄冠は君に輝く』の作詞者は、長らく間違えられていた

夏の甲子園、全国高校野球選手権大会の大会歌として作られた曲『栄冠は君に輝く』。その作詞者は長年、高橋道子さんという女性とされていましたが、後に実際の作詞者が加賀大介さんという男性であることが明らかになったという話があります。

この曲は、実際には加賀さんが作詞したものです。彼は甲子園の出場経験もある高校球児でした。しかし、足をケガしたことがもとで片足を失い、野球を諦めざるを得なくなりました。その後は作家志望の文学者として活動を続けていたのですが、ある日、朝日新聞が高校野球の大会歌を公募するというニュースを知り、『栄冠は君に輝く』の歌詞を完成させて応募します。ところがその際、自分の名前ではなく、婚約者だった高橋道子さんの名前を借りて応募したのでした。

というのも、加賀さんは芥川賞を取って作家として成功するという目標を強く持っていました。そのため、このような公募作品に自分の名前を使いたくなかったということから、婚約者の名前を借りたというわけです。

この事実が明らかになったのは、歌の発表後から20年ほど経った1968年のことでした。朝日新聞の記者が、加賀さんの妻となっていた道子さんに取材を行った際、これ以上秘密にし続けることはできないと判断し、公表に至ったそうです。

女性向けの、魚釣りのエサがある

どちらかというと男性の趣味というイメージがある釣りですが、近年では女性の釣り人口も増加しています。そうした中、女性がより釣りを楽しめるようにと、女性向けの釣りのエサが発売されています。

これは、日本の釣具メーカー、マルキユーが販売している「アミ姫」という商品で、キャップをひねって絞り出すだけで簡単に取り出すことができ、フルーツ系の香りが付けられているため、従来のエサの臭いが苦手な人でも使いやすいという特徴があります。

なぜこのような商品が生まれたかというと、マルキユーのスタッフが「釣り人口の増加」をテーマに、初心者の女性を取り込むプロジェクトを立ち上げたことがきっかけでした。その際、女性スタッフがアイデアを出し、女性が扱いやすいエサとして開発・商品化されたというわけです。

その結果、この商品はお店や釣り人に大変な好評を得て、販売目標の3倍に達する売上を記録しました。今後も、女性が気軽に釣りを楽しめるようなグッズがさらに登場していくことでしょう。

缶ビールのアルミ缶の薄さは、新聞紙と同じぐらい

スーパーなどで販売されている缶ビール。使われている缶にはさまざまな技術が取り入れられています。缶の厚みにも多くの工夫が取り入れられており、昔に比べてはるかに薄くなっています。なんとその厚さ、もっとも薄い部分は0.1ミリほどで、新聞紙1枚の厚みほぼと同じです。

かつてはもう少し厚かったのですが、技術の進歩はもちろん、資源の有効活用や環境への配慮の点から、現在の0.1ミリという厚さにまで改良されてきました。

もちろん、ある程度の頑丈さはあるものの、衝撃には弱く、硬い物にぶつかると小さい穴が開くこともあります。そのため、持ち運ぶ際には慎重に取り扱わなければならないというデメリットがあります。

おそらく現在もより頑丈な缶の開発は進められていると思われますが、それが実用化されるまでは、なるべく衝撃を与えないよう、慎重な持ち運びを心がけましょう。

環状線の山手線にも起点と終点がある

東京都内の中心部をぐるぐる回る形で走るJRの山手線。長さは34.5km、全駅の1日あたりの乗降客数の合計はおよそ1000万人とまさに東京の大動脈といったところでしょうか。その山手線、どの駅が起点で、どの駅が終点か、はっきりと知らない人も多いでしょう。やはり、東京駅、あるいは乗降客が一番の新宿駅、一体どこなんでしょう? 国土交通省監修の『鉄道要覧』には、その起点と終点が明確に記されています。

『鉄道要覧』によると、山手線は品川駅を起点とし、渋谷・新宿・池袋駅を経由して田端駅を終点とする全長20.6kmの区間とされています。そして、田端駅と東京駅の間は東北本線、東京駅と品川駅の間は東海道本線の一部となっています。つまり、私たちが山手線と思っている区間のすべてが実際には山手線ではなく、山手線・東北本線・東海道本線の3路線で構成されているというわけです。

ただ、形としては環状線となっているため、それぞれを別路線として扱うと利用者にとって非常に不便であるため、利便性を高めるために3路線を一体化し、全体で山手線と呼んで運行されています。

高知競馬では、弱い馬しか出られないレースがある

四国にある地方競馬場のひとつ、高知競馬場には、全国にも珍しいレースが存在します。その名も「一発逆転ファイナルレース」。これは、新聞記者などの選抜により、しばらく勝利から遠ざかっている競走馬が出走する特別レースです。

このレースは2008年に始まりました。連敗記録で話題を集めた競走馬・ハルウララが高知競馬場で走っていた縁もあり、勝てない馬たちに、ここで一発逆転してほしいという願いを込めて企画されたものです。また、このレースをきっかけに再び調子を取り戻し、活躍してほしいというオーナーたちの思いも重なり、非常に熱い戦いが繰り広げられています。

熱いのは競走馬や関係者だけではありません。馬券を買うファンもまた、手に汗握る思いで見守ります。なぜなら、しばらく勝てていなかった馬同士が競い合うため、予想が難しくオッズが荒れてしまい、地方競馬としては珍しい高額配当が期待できるレースとなっているからです。

そのこともあって、現在では高知競馬場でもっとも人気のあるレースのひとつとして、多くの競馬ファンの注目を集めています。競走馬のオーナーも、馬券を買うファンも熱い視線を送るこのレース、興味がある方はぜひ一度観戦してみてはいかがでしょうか。

年越しそばは、年をまたいで食べると縁起が悪い

大晦日に食べる年越しそば。ほとんどの人が食べる時間をあまり意識していないかもしれませんが、実はタイミングを誤ると次の年の運勢に悪い影響が出るといわれています。

年越しそばには厄落としの意味が込められています。そのため、その年のうちに食べておかないと厄を払いきれず、翌年に持ち越してしまう可能性があります。つまり、年越しそばは大晦日のうちに食べておくことが大切なのです。

とはいえ、実際には年越しそばを食べるタイミングは地方によって異なります。地域によっては大晦日ではなく元日や1月14日に食べるところもあり、一概には言えません。

ただ、そうした地域特有の風習が特にない場合は、年をまたぐ前に食べておくのが良いでしょう。大晦日のうちであれば、いつ食べても問題ないとされています。

ルービックキューブは、もともと幾何学を説明するための道具だった

現在は6面をそろえるスピードを競う競技としても人気のパズル、ルービックキューブ。1976年、ハンガリーの大学で建築学を教えていたエルノー・ルービックさんが考案しました。しかし、当初は単なるパズルとしてではなく、学生に幾何学の概念を理解させるための教材として利用されていたのです。

当時、ルービックさんは学生たちが「物事を平面でしかとらえることができない」ことに不満を抱いていました。そこで、楽しませながら三次元の構造を理解させるにはどのようにすれば良いかを模索した結果、ルービックキューブが誕生したというわけです。

その後、この教材に6色の配色を施し、ブロックを自由に回転できる仕組みを加えたところ、パズルとしても成立するのではないかと気づき、改良を重ねた末に1977年に発売。すると、海外で人気に火がつき、アメリカではわずか半年で200万個を売り上げる大ヒットとなりました。

1980年には日本でも販売され、たちまちブームを巻き起こし、初年度にはおよそ400万個を売り上げたそうです。これまでの全世界での販売個数は5億個近くということですが、まさか、この大ヒットパズルが、もともとは幾何学を教えるための教材だったとは、ほとんどの人は思いもしなかったでしょう。

福神漬は、戦争がきっかけで日本中に広まった

カレーの付け合わせとしておなじみの福神漬け。1885年に上野の漬物屋・山田屋の店主が初めて作り、7種類の野菜を使っていたことから、七福神にちなんで命名されたと言われています。そんな福神漬けが全国に広く知られるようになったきっかけは、日清・日露戦争でした。

当時、戦場に赴いた兵士たちはご飯を大量に食べてエネルギーを補給していました。そのおかずとして漬物などが食べられていましたが、当時主流だったたくあんは腐ったりカビが発生しやすかったため、戦場への携行には不向きでした。そこで目を付けられたのが福神漬けです。当時の福神漬けは缶詰で販売されており、保存性が高かったため、戦場でも安心して持ち運ぶことができました。兵士たちは福神漬けをご飯のおかずにして食べ、帰国後にその味を広めたことで、福神漬けは日本各地に普及していったというわけです。

この頃、まだ福神漬けはカレーの付け合わせとしては使われていませんでした。一説によると、その後、日本郵船の外国航路で提供されていたカレーに添えられたのが最初とされていますが、これが事実かどうかは定かではありません。

駅のベンチの向きが線路に対して直角になったのは、酔っぱらいのため

駅のホームのおなじみの風景といえばベンチです。最近では、線路に対して平行ではなく、垂直に配置したものが増えています。これは、酔った乗客などが安全に座れるように配慮した結果だといわれています。

というのも、酔っ払った人が突然ベンチから立ち上がって前に進もうとすると、そのまま前のめりになって線路に落ちてしまうおそれがあります。そこで、ベンチを線路と垂直に設置することで、万が一つんのめったとしても、線路に落ちにくくなるよう工夫した結果なのです。

ただし、この方法はベンチを垂直に設置できるだけのホームの十分な幅が必要になるため、狭い駅では導入が難しい場合もあります。そこで、一部の駅では、片側にのみ線路があるホームにおいて、線路とは反対の壁に向けてベンチを設置するといった対策も取られています。

現在、転落防止のためにホームドアの設置などが進められていますが、それだと設置に時間と費用がかかってしまうため、まず実施しやすい取り組みとしてベンチの配置も見直されているのでした。

山火事になると咲く花がある

8月下旬から9月中旬にかけて、ピンク色の美しい花を咲かせるホンアマリリスという植物があります。南アフリカのケープ地方原産の植物で、日本でも栽培されていますが、なかなか開花しないため、実際に花を目にする機会は多くありません。しかし、ある特定の条件下で花が咲くことが判明し、今後の栽培の手がかりになるのではないかということで注目を集めています。

その条件とは、山火事の発生です。海外の文献によると、このホンアマリリスは山火事の後に発芽・開花するとあります。そこで日本で、ホンアマリリスの球根の上に枯れ草を置き、火をつけて擬似的に山火事の環境を再現したところ、実際に1か月後に花を咲かせることに成功しました。どうやら、草木などが燃える際に発生するエチレンガスが、開花を促す要因になっているのではないかと推測されています。

今後、この山火事と開花の関係性がさらに解明されれば、花屋の店頭などにもホンアマリリスの花が並ぶ日が来るかもしれません。

世界初のカプセルホテルは、日本を代表する建築家が設計した

世界で初めてカプセルホテルが開業したのは1979年、日本の大阪でのことでした。梅田にオープンした「カプセル・イン大阪」がその第一号で、サウナの仮眠室やロビーで夜を明かすサラリーマンの姿を見て、彼らのために快適で手頃な宿泊施設を提供しようと考えたのが誕生のきっかけでした。そんな世界初のカプセルホテルは、あの日本を代表する建築家・黒川紀章が設計に関わっています。

このホテル誕生のヒントとなったのは、1970年に開催された大阪万博でした。ここで黒川紀章は、生活に必要な機能を小さな空間に凝縮した「住宅カプセル」を発表します。その展示を見た、のちのカプセルホテル運営会社の社長が、黒川紀章に企画を持ちかけて、世界初のカプセルホテルが誕生したというわけです。当時の利用料金は1泊1600円と非常に手頃で、その斬新さと安さからたちまち人気を集め、カプセルホテルという形態は日本各地に広まっていきました。

ちなみに、「カプセル・イン大阪」は現在でも営業しており、黒川紀章が設計した当時のカプセルが今も現役で使用されています。

昭和初期にも日本で陪審員制度が採用されていた

現在アメリカやイギリスの裁判で導入されている、一般市民が刑事裁判に参加し、被告人の有罪・無罪や、有罪の場合の刑の内容を決める陪審員制度。日本でも現在はそれに近い裁判員制度が導入されていますが、実はかつての日本でも陪審員制度がしかれていた時期がありました。

それは昭和初期の1928年(昭和3年)から1943年(昭和18年)までの15年ほどの間のことで、抽選で選ばれた12人の陪審員が審理に参加し、犯罪に関する事実を確認したうえで、有罪・無罪を評決しました。ただし、陪審制度が適用されるのは刑事事件に限られ、死刑または無期懲役に相当する重罪の場合は自動的に陪審裁判となり、3年を超える有期懲役にあたる事件は被告人が希望した場合にのみ適用される仕組みでした。

しかし、この制度は発足から10年も経たないうちにほとんど利用されなくなりました。日本が戦争に巻き込まれていく中で陪審裁判の実施が難しくなったことに加え、裁判官や検察官、弁護士らの多くが陪審裁判に消極的だったこと、さらに陪審裁判にかかる費用をすべて被告人が負担しなければならなかったことから、利用を辞退する被告人が多かったからです。そしてその結果、1943年に陪審員制度は正式に廃止されました。

リンゴをむくようにガスタンクを解体する方法がある

街中で見かけることがある、丸いボールのような形をしたガスタンク。近年、その数は次第に少なくなってきています。これは、地下にガス管が整備されるようになったことから、タンクにガスを貯蔵しておく必要がなくなったためです。その結果、これらのガスタンクは解体が進められていますが、その解体方法の中に非常にユニークなものがあります。

それが、まるでリンゴの皮をむくかのように、タンクの上部中央から渦巻状に切断していく方法です。従来の解体では、タンクの周囲に足場を組み、作業員が少しずつ切断してクレーンで吊り下ろすという手順が一般的でした。しかし、この方法では時間も人手もかかり非効率であったため、より効率的な手法としてこのリンゴの皮むき法が開発されました。

この方法では、渦巻状に切り取られたタンクの板がその重みで自然に下に落ちていくため、クレーンを使う必要がありません。その結果、作業時間と人員を大幅に削減できる効率的な解体方法として活用されています。

ちなみに、下に落ちたタンクの板は、地上でさらに細かく切断し、処分されるとのことです。

「はい」の時は首を横に、「いいえ」の時は首を縦に振る国がある

海外にはさまざまな文化があるため、日本と同じ感覚で行動すると、思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。ボディランゲージもそのひとつです。ヨーロッパの国・ブルガリアでは、首を縦に振ると「いいえ」、横に振ると「はい」という意味になります。すなわち、ブルガリアで日本の感覚のまま首を横に振って拒否の気持ちを示しても、「はい」という肯定の意味に受け取られてしまうおそれがあるのです。

他にも、日本とは意味が異なるボディランゲージがいくつもあります。相手に対して「よくやった」という意味で使う親指を立てるジェスチャーは、イランやアフガニスタン、ギリシャの一部地域では相手に「くたばれ」という侮辱の意味として伝わります。

また、嬉しさのあまり勢いよくこぶしを振り上げるポーズも、パキスタンでは「くたばれ」という意味になるそうです。

このように、国や地域によってジェスチャーの意味は大きく異なるため、不用意にポーズを取ってトラブルに巻き込まれないよう、海外に行く際は事前にその国の文化やマナーを調べておくことが大切です。

名刺は実際に刺して使っていた

ビジネスマンの必須アイテムである名刺。漢字だと名前の「名」に「刺す」と書きます。ここでふと疑問に思うのが、なぜ「し」という字が「紙」ではなく「刺す」という字であるかという点です。どこかで誤って書かれるようになったのかと思いきや、ちゃんと「刺す」という字が使われる理由があります。

名刺の原形となったものが初めて使われたのは、古代中国・後漢の時代でした。当時の貴族たちは、誰かの家に訪問したとき、木や竹の札に自分の名前や身分を刻み、それを戸口に刺して訪問したことを知らせる習慣がありました。この木や竹の札のことを「刺す」という漢字を書いて「し」と読んでいたことから、「名刺」という言葉が生まれたそうです。

日本で最初に名刺が使われたのは江戸時代とされています。この当時の名刺も中国と同様に、家を訪問したことを知らせるためのもので、和紙に墨で名前を書いたものでした。現在のような名刺が登場したのは幕末から明治にかけてで、日本の鎖国が解かれ、役人が外国人と接する機会が増えたことをきっかけに、今の形式になっていきました。

刑事裁判では、被告が死刑になるかどうかが判決文の始まりだけでわかる

刑事裁判を傍聴したことがある人はいるでしょうか?ニュースなどでは裁判結果などは報道されても、裁判そのものが中継されることはないため、実際に傍聴しないと、その雰囲気は体験できません。そんな刑事裁判ですが、実は判決文の冒頭を聞くだけで、その被告人が死刑になるかどうかがわかります。

通常の刑の場合、判決文はまず「被告人を懲役5年に処する」といったように、有罪か無罪か、有罪の場合はどのような刑を受けるかを告げる「主文」が最初に読まれ、その後に判決理由が述べられます。しかし、死刑の場合はこの順序が逆で、まず判決理由が読み上げられ、最後に「被告人を死刑に処する」という主文が告げられるのです。このことを「主文後回し」と言います。

なぜ死刑判決の場合だけ「主文後回し」になるかというと、死刑は被告人の命を奪う厳しい刑罰であるためです。もし最初に主文で死刑を告げてしまうと、被告人が動揺して、冷静に判決理由を聞けなくなるおそれがあります。そのため、たとえ、被告人がそのことをわかっていたとしても、少しでも落ち着いて理由を聞けるよう、主文が最後に読み上げられるようにしているというわけです。

江戸時代、お茶に土下座しないといけなかった

江戸時代、4月下旬から5月上旬頃の新茶の季節には、宇治茶を将軍家に献上するための「お茶壺道中」と呼ばれる行事が行われていました。これは、「茶壺付添人」と呼ばれる人たちが、空のお茶の壷を江戸から宇治まで運び、宇治で茶葉を詰めた後、また江戸まで歩いて持ち帰るというものです。

この行事では、単に茶壺を運ぶだけではなく、お茶を運ぶためだけに壮大な行列を作り、多いときは千人以上が東海道を練り歩いていたといいます。お茶の壷は厳重に包装され、運ぶ人々もこの行列専用の特別な衣装を身につけるという、一種の儀式のように行われていました。さらに、その行列が通る道は事前に改修工事が命じられ、行列が通る際には庶民たちは農作業や葬式を行うことも禁じられ、沿道の人々は土下座をして行列を見送らなければなりませんでした。

当時、宇治茶はその品質の高さから将軍家をはじめ多くの上流階級の人々に好まれていました。お茶壺道中は、そうした宇治茶の格式の高さを示すとともに、幕府の威信を誇示するための行事でもあったようです。

ローマにもピラミッドがある

イタリアの首都ローマ。古代ローマ帝国時代の建造物が数多く残り、その長い歴史を今に伝える街です。そんなローマ市内のサン・パウロ門という門の近くには、ローマらしからぬ不思議な建造物があります。それがピラミッドです。エジプトのカイロにあるものとそっくりなこのピラミッド、地元の人がジョークで建てたものかと思いきや、実は古代に建設された正真正銘のピラミッドなのです。

古代ローマでは、紀元前30年のエジプト征服以来、ちょっとしたエジプトブームが巻き起こりました。当時の皇帝はエジプトの神殿からオベリスクを船で運び、広場に建てるなどして、市内にエジプトの雰囲気を取り入れました。また、富裕層の中には自らの墓としてピラミッドを建てる者も現れました。このローマにあるピラミッドは、そうした墓の中で唯一現存するものだといわれています。

エジプトのピラミッドに比べて規模は小さく、高さは36ⅿ、一辺は30mとかなり急こう配で、建設技術自体はほぼ同じとされています。内部にはかつてフレスコ画などが描かれていたものの、墓荒らしによってはがされ、現在はその痕跡すらほとんど残っていません。

かき氷の宇治金時を考案したのは、徳川家康

かき氷の上に抹茶シロップをかけ、その上に小倉あんを乗せた宇治金時。和風かき氷の定番メニューとして人気ですが、この宇治金時を生み出したのは、あの徳川家康だといわれています。

抹茶をかけるかき氷は、すでに豊臣秀吉の時代には存在しており、江戸時代初期になっても、抹茶だけで十分に美味しく食べられていたようです。しかし、甘党だった徳川家康はそれだけでは物足りなかったらしく、その上に餡を添えて食べたと伝えられています。これが宇治金時の始まりであり、やがてこの食べ方が日本各地に広まっていったのです。

では、なぜこのかき氷が「宇治金時」と呼ばれるようになったのかというと、「宇治」は抹茶を使っていることからお茶の名産地・宇治にちなんで名付けられたものです。そして「金時」は、金太郎のモデルとなった武士・坂田金時の赤みがかった肌の色にちなみ、赤い小豆を指す言葉として使われるようになったことに由来します。宇治という名前から、必ず宇治茶を使わなければならない印象を受けますが、実際には宇治茶に限らず、抹茶であれば何を使っても構いません。

フェルマーの定理を、フェルマー自身は解決していた

長年多くの数学者を悩ませた数学の難問「フェルマーの最終定理」。3 以上の自然数 n について、xn + yn = zn となる自然数の組 (x, y, z) は存在しないというものです。1637年頃にピエール・ド・フェルマーによって提唱され、1995年にアンドリュー・ワイルズが証明するまで、実に350年以上を要した超難問として知られていました。ところが、この問題について、提唱者であるフェルマー自身がすでに解いていたという説があります。

というのも、この問題が最初に確認されたのは、フェルマーの書物に残されたメモでした。フェルマーは30歳のとき、持っていた本の余白にこの「フェルマーの最終定理」について書き込みをしており、そこには例の難問とともに「私は真に驚くべき証明を見つけたが、この余白はそれを書くには狭すぎる」という一文が記されていました。つまり、フェルマーはこの問題の解き方をすでに知っていた可能性があるのです。

フェルマーは蔵書にメモを残す習慣があったようで、死後に彼の蔵書にあったメモについて調査されましたが、最終定理の証明に関する記述はとうとう見つかりませんでした。その結果、この問題は多くの数学者を350年以上悩ませ続けることになったのです。

足にひもをつけずに行うバンジージャンプがある

足にゴム製の安全ロープをつけて高いところから飛び降りてスリルを楽しむスポーツ、バンジージャンプ。現在は日本国内でも多くの体験スポットが存在します。しかし、さらに強烈なスリルを楽しみたい人々も世界中にはいるようで、このたび中国でとんでもないバンジージャンプが登場し、話題となっています。

そのバンジージャンプとは、中国の山岳地帯に架かる「花江(ファーリャン)峡谷大橋」という、世界で最も高い吊り橋から飛び降りるというもので、驚くことに、ここでは足に安全ロープを装着せずに飛び降りるのです。もちろん、安全対策がまったく取られていないというわけではありません。ロープの代わりに下に巨大なネットが張られており、そこに向かって落下する仕組みになっています。それでも体に何もつけずに飛び降りるため、そのスリルは想像を絶するものと言えるでしょう。

このバンジージャンプを企画した企業によると、さまざまな状況を想定したシミュレーションを実施したとのことで、安全性をアピールしていましたが、ネット上では「本当に大丈夫なのか」「さすがにこれは挑戦する勇気がない」といった意見が続出しました。こうした反応を受け、企業側も安全性の再確認が必要だと判断し、一般公開を延期しました。現在のところ、オープンの時期は未定とされています。

カワウソは、ワニを食べる

水辺に生息する哺乳類、カワウソ。その愛らしい姿から人気の動物ですが、実は自分よりも体の大きいワニを襲って食べるほど、意外に凶暴な一面も持っています。

2011年、アメリカ・フロリダ州の野生生物保護区で、カワウソがワニに噛みついて襲っている姿を撮影した写真が公開され、話題となりました。あの可愛らしいカワウソがワニを襲うだなんて信じられないと思うかもしれませんが、実はカワウソは肉食動物であり、生息域ではほぼ例外なく食物連鎖の頂点に位置しています。すなわち、たとえワニであっても、カワウソには敵わないということです。

では、どのようにして体の大きなワニを倒すかというと、カワウソはワニに比べて持久力が高いため、ワニの体力を奪う戦法を取ります。カワウソはワニの首のあたりをしばらく噛みつき続け、ワニはそれに抵抗して暴れますが、やがて疲れ果てて動けなくなり、そのまま息絶えます。時間はかかりますが、確実に仕留める方法なのです。

ただ、油断して逆にカワウソがワニにやられることもあるとのこと。どんなに強いカワウソでも油断は禁物だということです。

日本で初めて女性用下着を着用したのは、豊臣秀吉

16世紀半ば、南蛮貿易が始まると、日本にはヨーロッパからさまざまなものが輸入されるようになりました。その中のひとつに女性用下着がありました。当時の女性は下着を身に着ける習慣がなく、直接着物をまとっていたのです。

そんな中、ヨーロッパから女性用下着が初めて日本に伝わりましたが、最初にそれを身に着けたのは、意外にも女性ではありませんでした。なんと、あの戦国武将・豊臣秀吉だったのです。というのも、その下着は日本人にとってまったく見慣れないものだったため、本来の用途が理解されていなかったというのが実情のようです。

その後、下着はどうなったかというと、当時の女性はまだ着物を着ており、下着を身に着けると着物に線が浮き出たり、用を足すときに不便だったりしたため、しばらくは普及することがありませんでした。日本で西洋風下着が広まるのは、それからしばらくして、女性が洋服を身に着けるようになってからのことです。

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