よみもの|聞くトリビア(読む編)

『YouTube公開』
時計を見たとき、秒針が止まって見えるのはなぜ?
【朗読】しっかり眠れる雑学【聞くトリビア】

『「宇宙」という苗字の人がいる!?』
『スキー場で音楽が流れているのはなぜ?』

 

聞いているうちにしっかり眠りにつける、面白雑学動画!

 

こちらは動画の内容の書き起こし記事です。

音声と一緒にお楽しみください。

ハリウッドのアルファベットの看板は、もともと不動産広告

アメリカ・ロサンゼルスの小高い山の斜面に立てられている「HOLLYWOOD」の文字のサイン。高さ13メートルのアルファベットが106メートルにもわたって並ぶ様子は、この地域の名物となっています。ただこのサインは、何も知らずに見ると、ハリウッドの映画産業の宣伝で設置されたものだと思うかもしれませんが、もともとはまったく別の目的で建てられたものでした。

このサインが建てられたのは1923年のことで、建設されたときは「HOLLYWOOD」の英単語の9文字だけでなく、「LAND」の4文字も加えた計13文字で構成されていました。当時、この地域に新しい住宅地「ハリウッドランド」が開発されたことから、その宣伝として建てられたものだったのです。このサインにより、ハリウッドランドに多くの人が集まったため、宣伝効果は十分にありましたが、やがてそれ以上に街の象徴として市民に愛されるようになりました。その後「LAND」の4文字が取り除かれ、住宅地だけではなく、ハリウッドそのものの象徴となったのです。

ちなみに、このサイン、さまざまないたずらや放置により1970年代には崩壊寸前の状態にまでなりましたが、ミュージシャンなどのアメリカのスターたちが資金を提供する形で、崩壊は免れています。

クラゲの体の95パーセントは、水分

海の生き物、クラゲ。人を刺すという怖さはあるものの、水族館で見ると、その幻想的な姿に心を奪われます。そんなクラゲ、触ったら崩れてしまいそうなほどもろそうな体をしていますが、その想像通り、クラゲの体のほとんどは水分が占めています。

クラゲを構成しているうちのおよそ5パーセントは塩分と有機物ですが、残りのおよそ95パーセントが水分なのです。この水分の割合はゼリーと同じです。

これだけ水分の多い体であるため、水族館で飼育する際は傷つけないように細心の注意を払って扱われています。他の魚と同じように網ですくうと、それだけで傷ついたり変形したりするため、他の水槽に移動させるときは、バケツや調理用のおたまなどで水ごとすくうそうです。

ちなみにクラゲは脳や内臓、血管も持っていませんし、もちろん血液も流れていません。その代わり「水管」と呼ばれる管が体中に通っており、それを通して栄養が運ばれています。本当にクラゲは独特なメカニズムをもった生き物です。

世界一高い山・エベレストの高さは、ころころ変わっている

世界一高い山・エベレスト。その標高は8848.86mです。しかし、1856年、イギリスのチームにより最初に発表されたエベレストの標高は8842mと現在より低い値でした。また、1954年にインドが実施した調査では8848mとされています。実はエベレストの高さは、測定のたびに数値が変化しているのです。

というのも、現在でこそ人工衛星を利用して山の標高を測定していますが、かつては測量用の装置を使い、実際にエベレストに登って測定していました。しかし、どの方法でも誤差が生じる可能性があります。測定する際はその都度、最先端の技術が用いられますが、測定方法の違いによって以前の標高との差が生じ、結果として標高が変化しているように見えるというわけです。エベレストほど高い山であればあるほど、その誤差は大きくなりやすいのです。

また、エベレストに降る雪も原因のひとつとなっています。かつては山頂における雪や氷の高さを含まずに標高を算出していましたが、現在では雪を含む高さが標高として採用されています。

今後、人工衛星に代わるさらに正確な測量技術が生まれれば、エベレストの標高も再び変わる可能性があるかもしれません。

「宇宙」という名字がある

日本人の名字の中には変わったものが多くみられす。そんな中のひとつに「宇宙」という、にわかには信じがたい名字があります。これは長崎県の10人ほどの名字だそうで、仏教の教えに由来するといわれています。

変わった名字は他にもいろいろとあります。たとえば高知県には「一円」という名字があります。お金とはまったく関係なく、「関東一円」といったように、ある地域全体を指す意味で使われる「一円」から取られたもので、その地域を支配した一族が名乗ったことからつけられた名字と考えられています。

また、漢字で「四月一日」と書いて「わたぬき」「つぼみ」と読む名字もあります。「わたぬき」は、旧暦の4月1日頃に冬用の温かい服から綿を抜き、春用の服にした習慣から生まれたもので、「つぼみ」はちょうどこの頃に花のつぼみが膨らみ始める時期であることから生まれたそうです。

このような変わった名字は、これだけにとどまりません。一度調べてみるのも面白いかもしれません。

「伯方の塩」は伯方原産ではない

CMでおなじみの「伯方の塩」。この「伯方」は愛媛県今治市に属する瀬戸内海の島・伯方島のことです。この島にある工場で作られていたことから名付けられました。しかし現在ではこの工場だけでなく、大三島という同じく瀬戸内海に浮かぶ島の工場でも生産されています。さらにいえば、この塩も伯方島の海水から直接作られたものではなく、海外で作られた塩を原料としているのです。

伯方の塩は、メキシコやオーストラリアで作られた塩の結晶を日本に輸入し、一度濃い塩水の状態に戻したうえで、再び塩として作り直す形で製造されています。そう考えると「伯方の塩」というネーミングは適切ではないのではと思うかもしれませんが、この名称は、伯方島にかつて存在した塩を生産する施設である塩田を復活させたいという島民の思いから名付けられました。

では、なぜ伯方島の海水から直接塩を作れなかったかというと、伯方の塩の生産が始まった1973年当時は、国が塩の専売事業を行っていた時代で、一般企業が自由に塩を生産・販売することに厳しい制約があったからです。海水から直接塩を作って販売することも禁じられていたため、国がすでに輸入していたメキシコやオーストラリア産の塩を原料として利用せざるを得なかったというわけです。

ネコが城主のお城がある

岡山県高梁市にある備中松山城。標高430mの山の上に建ち、日本で12しかない天守閣が残る城です。そんなこの城には、2018年から「さんじゅーろー」という主が暮らしています。変な名前と思うかもしれませんが、それもそのはず、この「さんじゅーろー」はオスのネコなのです。

彼は2018年に起こった西日本豪雨災害の後、山をさまよった末に城にたどりつき、そのまま住み着くようになったそうです。そしてその存在が話題となり、後に城主として扱われるようになりました。ネコではあるものの、正式に城主に就任する儀式も行われた「本物」です。

そんな彼は、毎日おおよそ10時から14時ごろまで見回りという名目で城内を歩き回っています。コースこそ決まっていないものの、その際にさんじゅーろーを見かけることができれば、写真撮影などをすることができます。ただし、失明予防のためフラッシュを使用した撮影や、感染防止のために過度に触れ合うこと、また尿路結石の持病があるため、直接おやつを与えることも禁止されているので、その点には注意が必要です。

『モーツァルトの子守唄』は、モーツァルトが作曲していない

日本でも有名な『モーツァルトの子守唄』。そのタイトル通り、大作曲家モーツァルトが制作に携わっていると思うかもしれませんが、実は違います。この曲にモーツァルトは一切関わっていません。

この曲を作曲したのは、オーストリアの作曲家ベルンハルト・フリースです。なぜ彼が作曲したのにタイトルにモーツァルトの名前が使われているかというと、長年にわたってモーツァルトが作曲したものと信じられてきたからです。しかし近年、ドイツの研究家の調査により、この曲はフリースの作曲であることを示す記述が発見され、モーツァルトの作品でないことが判明しました。

モーツァルトが作曲したと思われていた理由は定かではありませんが、モーツァルトの研究家が彼の作品であると発表したことや、モーツァルトの妻の再婚相手が出版した伝記にモーツァルト作であると記されていたことなどが理由として挙げられています。

現在、『モーツァルトの子守唄』というタイトルは誤りであるということから、『フリースの子守唄』と表記されることが増えています。そのため、『モーツァルトの子守唄』というタイトルで探すと見つからない場合があるので気をつけてください。

ドレスコードがある音楽フェスがある

日本をはじめ、世界中のさまざまな場所で開催されている音楽フェス。参加する人はそのときの服装はどのようにしているのでしょうか。その場を楽しみやすいように、動きやすい格好で行く人が多いのではないでしょうか。会場や季節によっては防寒や紫外線対策をする場合もありますが、正装で行くことはまずないでしょう。しかし、オランダで始まり、現在では世界各国で開催されている屋内型音楽フェス「Sensation」では、観客にドレスコードが設けられており、それを守らなければ入場することができません。

この「Sensation」は2005年にオランダのアムステルダムで始まったもので、当初はドレスコードはありませんでした。しかし、のちにイベント創始者の弟が亡くなったことから、彼への追悼の意味を込めて観客全員に白色の服を着てもらうようお願いしたところ、それが次第に定着し、現在では白一色の服装でなければ入場できないイベントとなっていきました。

こう聞くと面倒に感じるかもしれませんが、会場全体が白一色で包まれている様子を見ると、その考えは変わるかもしれません。会場内を包む幻想的な白の空間。「世界一美しい音楽フェス」と称されるその世界観は、一見の価値があるようです。

インドには、世界一甘いお菓子がある

インドで食べられるスイーツのグラブジャムン。日本ではなじみがありませんが、一度これを口にしたの人の中には、ちょっと遠慮したいと思う人もいるかもしれません。というのもこのグラブジャムン、「世界でもっとも甘いお菓子」と言われているからです。

グラブジャムンは、小麦粉や牛乳、砂糖から作られた生地を丸い形にこねて油で揚げ、それをたっぷりのシロップに漬け込むことで完成します。このシロップには様々なスパイスが使われているため独特の風味があり、非常に甘いのが特徴です。揚げた生地を噛むと中からその甘いシロップがじゅわっと出てくると同時に、スパイスの強烈な香りが口の中に広がることから、独特な匂いが苦手な人には食べることは難しいかもしれません。

日本人にとっては甘すぎるかもしれないこのお菓子ですが、インドではお祭りや結婚式といった特別な日に食べられる縁起物として親しまれています。興味がある人は、通販などでシロップが入った缶詰で購入することができるので、試してみてはいかがでしょうか。

デンマークでは、手紙が配達されない

インターネットの発達のおかげで、最近では郵便で手紙を出す人は少なくなりましたが、それでも手書きの手紙をもらうと非常にうれしいものです。しかし、デンマークではそんな手紙を受け取るということができなくなりました。というのも、デンマークでは2025年をもって、国が手紙の配達を終了したからです。

その背景には利用者の減少がありました。デンマークでは21世紀に入って手紙の量がなんと90パーセントも減少し、これ以上配達サービスを続けていても採算が取れないということで終了に至ったのです。この決定により、400年にわたるデンマークの手紙の文化が終焉したということになります。現在では、国内に設置された郵便ポストを撤去する作業に取り掛かっています。

今後、国は小包の配達に力を入れるとのことで、またそれまでに購入した切手は一定期間内であれば払い戻しができるということです。

デンマークは世界の中でもっともデジタル化が進んでいる国のひとつです。今後日本もさらなるデジタル化が進めば、手紙の配達が終了する日も来るかもしれません。

相撲の土俵は、呼出が作っている

大相撲の取り組みの前に力士の名前を呼び上げる「呼出」。彼らの仕事はそれだけではありません。驚くべきことに、相撲の土俵も作っています。

彼らは国技館の土俵だけでなく、巡業の土俵や相撲部屋の稽古用の土俵まで、すべて作ります。国技館の土俵は、場所前の三日間を使い、呼出全員で作ります。土を固めて土台を作り、その面を水平にしてから俵を埋め込むことで完成しますが、その際、機械は一切使わず、すべて手作業で行われます。

「呼出」という名称のため、力士の名前を呼ぶことだけが仕事と思われるかもしれませんが、呼出は相撲の興業がスムーズに行われるように裏方として働く存在でもあります。他にも弓取り式のバックで流れる太鼓を叩くことや、使われる用具の管理や行司のサポート、取組表や番付の設置など、仕事は多岐にわたります。彼らなしでは大相撲は成り立たない、縁の下の力持ちなのです。

キツツキのせいでスペースシャトルの打ち上げが中止になったことがある

1995年、アメリカでスペースシャトル・ディスカバリーの打ち上げが予定されていましたが、突然中止となったことがありました。なぜ突然中止となったかというと、実はキツツキがスペースシャトルに悪さをしたことがきっかけでした。

キツツキがスペースシャトルの燃料タンクの外壁をつつき、穴をあけてしまったのです。しかも一か所ではなく、なんと70か所以上もです。そのまま打ち上げてしまうと、タンクから燃料がもれて爆発してしまうかもしれない。そのため、打ち上げが中止となったのです。

さすがに燃料タンク本体までには穴はあいておらず、ポリウレタンフォームで作られた燃料タンクを覆う断熱材で被害はとどまっていましたが、何がきっかけで事故を起こすかわかりません。事故を起こすと多大な被害も出るため、念には念を入れるかたちで中止となり、修理を行って一か月後に再び打ち上げられました。

あれだけ頑丈なスペースシャトルが、まさかキツツキに打ち上げを邪魔されるとは、NASAのスタッフは誰も思っていなかったことでしょう。

30cmの高さの津波でも、歩くことが難しくなる

地震の後によく、どこどこの海岸で10cmの津波を観測したというニュースが流れたりします。たかが10cm程度の波なんて海に行けばいくらでも見られるじゃないかと思うかもしれませんが、その考えは改めた方がよいでしょう。津波だと20cm以下であっても非常に危険で、30cmの津波になると歩くことも困難になり、人によっては立っていることも難しい状態になるのです。

というのも、津波は通常の波と性質が異なるからで、普通の波は波長が短いですが、津波の波長は非常に長く、巨大な水の塊が一気に押し寄せてくるため、水の量と勢いがまったく違います。そのため、30cmの高さでも命に関わる可能性が出てくるというわけです。

ちなみに50cmだと自動車などが流される危険性があり、1mほどになると多くの人は立てなくなり、流されて命を落とす可能性が高まります。1mの津波が予想される際は津波注意報が発表されるため、それを聞いたら海辺にいる人は即座に離れるようにしてください。

時計を見たときに秒針が止まっているように見える現象には、名前がある

ふと、アナログの腕時計や掛け時計などを見たとき、秒針が一瞬止まっているように見えることがあります。この現象には「クロノスタシス」という名称があります。「クロノス」はギリシャ語で「時間」、「タシス」は同じくギリシャ語で「持続」という意味があります。

なぜこのような現象が起こるのかというと、人間の視線は高速で移動している最中には、周囲の景色をはっきりと捉えてはいません。しかし、私たちはそのように景色を捉えていないという感覚はほとんど自覚していません。これは、脳がその間の視覚映像をうまく補完し、連続したひとつの映像としてまとめているからです。その結果、一瞬だけ時間が引き伸ばされたかのように錯覚することがあります。これがクロノスタシスの原因です。本来捉えていなかった視線移動中の時計の秒針の動きを、脳が勝手に動いていないと錯覚してしまうわけです。

ちなみに、このような現象は視覚だけでなく聴覚にも起こるとされており、たとえば電話の際、繰り返して鳴る呼び出し音の次の音がなかなか鳴らないと感じる錯覚も「クロノスタシス」の一種とされています。

海外にも「納豆」がある

日本人のソウルフードとしておなじみの納豆ですが、実は日本以外でも豆を発酵させて作られる食べ物は数多く存在します。

たとえば、インドネシアにはテンペという食べ物があります。これは大豆にテンペ菌という菌をつけて発酵させたものです。テンペ菌とは、バナナやハイビスカスの葉についているカビの一種です。これを茹でた大豆とともにバナナの葉に包んで作られます。ただ、このテンペはそれほど強い匂いはないため、納豆よりは食べやすいとされています。

また、中国には「タチオ」という大豆を発酵させた食べ物があります。これは匂いは味噌に近い風味であり、塩辛い味わいですが、製法によってはアンモニア臭が強いものもあるため、苦手な人はいるかもしれません。

他にもタイの「トアナウ」、ネパールの「キネマ」、インドの「バーリュ」など、納豆に近い食べ物は世界各国に存在します。これらを食べ比べするのも面白いかもしれません。

土俵の上で赤ちゃんが泣く祭りがある

「泣き相撲」という行事をご存知でしょうか?赤ちゃんを土俵の上に乗せて、相撲を行わせる行事です。ただ、本当に相撲をとらせるわけではなく、泣き声を競い合います。

力士に抱っこされた2人の赤ちゃんが土俵にのぼり、行事の合図で泣いてもらいます。そしてその泣き声に合わせて行司が掛け声をかけながら、両方の子どもの健康と成長を祈願します。泣き声を競わせると言いましたが、特に勝敗は決められていません。お互い思いきり泣かせることが最大の目的であるわけです。

この行事は、昔から「泣けば泣くほど子どもはたくましく育つ」と考えられていたことから始まり、現在では日本全国のお寺などで開催されています。

赤ちゃんにはそれぞれ独自の四股名をつけてもらえ、その四股名と赤ちゃんの手形を押したものを記念として持ち帰ることもできます。赤ちゃん自身は記憶に残らないかもしれませんが、両親などにとっては、一生の思い出に残る素晴らしいイベントになることでしょう。

口の臭いが一番ひどくなるのは、朝

自分の口臭を気にする人は少なくないと思われます。そんな人は特に朝の口臭には注意したほうが良いでしょう。というのも、寝起き直後の口臭が、一日の中でもっとも強いからです。

口臭は、口の中に生息する細菌が、食事のカスや細胞などのタンパク質を分解するときに出すガスが原因で起こりますが、この細菌がもっとも活発化するのが睡眠中なのです。というのも、寝ている間は口を動かさないため、唾液の出る量が減ります。唾液は細菌の増殖を抑えるだけでなく、口の中の汚れを洗い出してくれる働きがあります。それが減ることで細菌が繁殖しやすくなるというわけです。さらに、口の中を閉じていることで空気が入りにくくなります。一部の細菌は空気を嫌う性質があるため、寝ている間に口が閉じられて空気が入らない状態は、細菌にとって好都合というわけです。

寝起きの口臭を防ぐためには、寝る前に歯はもちろん、細菌がたまりやすい舌の表面までしっかりみがくことや、乾燥を防ぐために寝る前に十分な水分を摂ることが大切です。

生まれたてのネコは、耳が聞こえない

ネコはほんの小さな音でも聞こえるぐらいに耳が発達しています。しかし、生まれたての子ネコの近くで音をたてても、何の反応もしません。それもそのはず、生まれたばかりのネコはまだ耳が聞こえないからです。

というのも、生まれたてのネコの耳の入口から鼓膜までの通り道である外耳道は、生後5日ぐらいまで閉じているからです。この外耳道、その後、徐々に開いていき、生後2週間ほどで音がどこから聞こえてくるかがわかるようになり、生後4週間前後でようやく完全な聴覚が完成します。もしこの時点でほとんど音に反応しないようであれば、病院に連れていったほうが良いかもしれません。

そんなネコですが、優れた聴力を持つ分、非常にデリケートな性質でもあります。人間の聞こえている状態よりも大きく聞こえることになるので、大音量には強く驚いたり、恐怖を感じたりします。ネコの近くで大声を出したり、物音を立てたりすると、怖がってしまうかもしれないので、注意しなければいけません。

奈良の大仏の大仏殿は、2度焼失している

東大寺にある奈良の大仏。その建造は752年の奈良時代まで遡り、現在まで1200年以上の歴史を誇ります。そんな大仏が置かれている大仏殿も同様に1200年以上存在すると思いきや、実は戦乱が理由で2度焼失していました。

最初に焼失したのは1180年、当時、東大寺や興福寺などの奈良の大きな寺は、平清盛を始めとする平家に対して反抗的な態度を取っていました。そこで平清盛は息子である平重衡を奈良に向かわせ、東大寺や興福寺をはじめとする寺を焼き討ちにしました。それにより、大仏殿も燃えてしまったのでした。

その後、再建されましたが、戦国時代の1567年、今度は東大寺周辺で合戦が起こり、それが原因で東大寺の大部分は焼失しました。この時は戦国時代で資材や財力も不足していたため、すぐに修復はできず、100年以上が経過した1709年にようやく新しい大仏殿が完成しました。その間、大仏は長年にわたって野ざらしの状態だったのです。

ちなみに、大仏自体に被害はなかったのかというと、完全に失われたことはないものの、大仏殿の焼失とともに一部が損傷しています。また、それ以外にも地震により頭が崩落するなど、幾度か損傷を受けていますが、その都度修復され、現在の姿が保たれています。

千葉県では、野生のクマが確認されていない

2025年には「熊」が「今年の漢字」に選ばれるほど、クマの被害が話題となりました。九州や四国、離島をのぞき、ほとんどの都道府県でクマの出没が確認されています。しかし、本州のある県だけ、なぜかクマの出没が確認されていないところがあります。それが千葉県です。なぜ、千葉県ではクマが見られないのでしょう。

その理由は正確にはわかっていません。ただ、千葉県は隣り合う都や県と山続きになっている地域がありません。そのため、他の県から千葉県に入るには、どうしても市街地を通ってこないといけなくなります。すると途中で人目につき、その前に見つかって捕獲される可能性が高いからだろうとみられています。

一説では、クマは泳げないため、利根川や江戸川に囲まれている千葉県にはクマがいないのではないかとも言われていますが、実際はツキノワグマは泳ぎが得意であるため、この説は否定されています。

ただ、ここ数年、街中でクマが発見されるニュースも増えています。もしかしたら千葉県にクマが現れるのも、時間の問題かもしれません。

東京大学には、校歌がない

ノーベル賞受賞者や総理大臣など多数の人材を輩出している東京大学。その校歌を歌える人は卒業生でも一人もいません。というのも、東京大学には正式な校歌が存在しないからです。

なぜ校歌がないのかはわかっていませんが、過去に校歌を作ろうとしたことはあります。1932年、北原白秋に作詞を、山田耕筰に作曲を依頼し、『大空と』という曲を作ってもらいました。これを校歌にしようとしたところ、大学内の手続きが不十分だったため、正式な校歌にすることはできませんでした。

また、2004年には国立大学が国の行政機関から法人となったことをきっかけに、改めて東京大学の校歌を決めようとする会議が行われ、『大空と』もその候補に選ばれましたが、結局制定にはいたらず、『大空と』ともう一曲、学生たちに親しまれていた『ただ一つ』という応援歌を、東京大学のシンボルとなる歌ということで「東京大学の歌」と定めるに終わりました。

ちなみに、東京大学には校章も存在しません。イチョウをかたどったマークは有名ですが、あれは公式なシンボルマークであって校章ではないのです。

イギリスが左側通行なのは、馬車に乗る文化があったから

世界の国の中で、日本のように自動車が右ハンドル、左側通行という国はあまり存在しません。多くの国は左ハンドル、右側通行で運転されています。ただ、そんな中、イギリスは数少ない日本と同じく右ハンドル、左側通行の国です。これはイギリスの国土が狭く、かつ馬車で公道を走っていたことが大きな理由のようです。

馬車に乗る際は、馬の左側から乗るのが一般的でした。そのため、乗り降りしやすいように、馬車は道路の左側を通行していたのです。このような理由から左側通行となりました。そして、止まっている馬車が他の馬車に追い越される場合、追い越される側に注意義務が生じるため、追い越される側の運転手は右側後方を注意しなければなりませんでした。そうなると、左側に運転席があると注意しづらくなります。そのため、運転席が右側につき、その流れで自動車でも右ハンドルとなったわけです。

ただ、アメリカもイギリス同様に馬車が走っていたにもかかわらず、左ハンドル、右側通行なのかというと、アメリカほど広大な土地になると、道も広くなり、大型の馬車同士がすれ違うこともありました。しかし、ここで右側通行で左に運転席があった場合、運転手が右手で振るうムチがすれ違う馬車に当たる可能性があります。そのためイギリスと逆になったのです。

ちなみに、日本が左側通行、右ハンドルとなったのは、イギリスの交通ルールを参考にしたからだとされています。

髪の毛が伸びる人形がある

怖い話などで、人形なのに、なぜか髪の毛が伸び続けるという話はおなじみです。このような話はさすがに創作だろうと思うかもしれませんが、北海道には実際に髪の毛が伸び続けている人形が存在します。

それは北海道岩見沢市の萬年寺にある「お菊人形」です。もともとは1918年に札幌で開催された博覧会で、ある少年が妹のために買ってあげたおかっぱの女の子の人形でしたが、その妹が翌年に急死してしまい、弔いの意味で仏壇に飾っていたところ、いつのまにかおかっぱだった髪の毛が肩まで伸びていきました。

1938年、その少年は成長し、北海道を離れることになったため、萬年寺に人形を預けました。そして戦後、北海道に戻ってきたとき、人形はさらに髪の毛が伸びていました。これは亡くなった妹の霊が乗り移っているのではないかと思い、そのまま萬年寺に永代供養を頼み、今まで保存してきたというわけです。

また不思議な点として、髪の毛だけでなく、口がどんどん開いていることもあります。購入時は口は閉じていたそうですが、現在は少し開いています。これらの現象が果たして霊的なものが原因で起こったものかどうか、正直わかってはいません。ただ、このようなバックストーリーがある点で、本物と信じてしまいそうになります。

高層マンションの上の階いる蚊は、エレベーターに乗ってやってきた

夏場に迷惑このうえないやっかいものの蚊。たとえ高層マンションに住んでいても、部屋の中に現れて人の血を吸っていきます。しかし、本来蚊はそれほど高いところまで飛んでくることはできません。ではなぜ、蚊が高層階までやってくるのか。それはエレベーターが原因でした。

蚊が飛ぶことができる高さは限られており、自力で飛ぶことができるのは10mほどとされています、そのため、4階以上の部屋まで蚊が飛んでくることはほとんどありません。そこで蚊は、人や荷物にまぎれてエレベーターに一緒に乗ることで4階以上の部屋に運ばれ、高層階で人の血を吸っていくわけです。過去には上空1000mで目撃された例もあるので、どんな高さにいても完全に安心できるわけではないようです。

ただ、高層階で蚊はそれほど長い間生き続けることはできません。低層階に比べると、被害は比較的少ないとされているので、蚊を避けるにはやはり4階以上の方がよさそうです。

とろろ昆布とおぼろ昆布は、加工の仕方が違う

昆布を薄く削って作られる「とろろ昆布」と「おぼろ昆布」。どちらも同じ昆布が原料となっていますが、なぜ違うものになるのかというと、作り方が違うからです。

とろろ昆布は何枚も重ねた昆布の側面を削り取ることで作られます。そのため、ふんわりとした柔らかい食感が特徴です。また、何枚もの昆布を皮ごと削っているため、旨味が重なり、味わいも深くなります。

それに対し、おぼろ昆布は昆布の表面を一枚ずつ薄く削って作られます。こちらはとろろ昆布とは違って昆布の繊維がしっかりしており、形を整えやすいため、おにぎりなどに巻いて使うことができます。また、昆布の繊細な風味を感じることができ、上品で甘い味わいをしています。

また、おぼろ昆布は品質の良い昆布を職人が手作業で削って作ります。そのため、機械で削るとろろ昆布に比べて、おぼろ昆布は値段が高くなる傾向にあります。

コンビニのファミリーマートは、その成り立ちで看板の色が違う

コンビニエンスストアチェーンのファミリーマート。その看板を見ていると、「酒・たばこ」の部分が青いものと赤いものがあります。実はこの色を見れば、そのファミリーマートがどのような経緯で誕生したかがわかります。

というのも、この部分が赤い店は、ファミリーマートになる前は「サークルKサンクス」として営業していた店なのです。2016年、サークルKサンクスはファミリーマートと経営が統合され、2018年に全店舗がファミリーマートへと変わりました。サークルKサンクスは看板の「酒・たばこ」の部分が赤かったため、その名残としてファミリーマートの看板にもこの赤を活かしたことから、ここが赤い店は元サークルKサンクスであるということがわかるというわけです。

ただ、例外的に元サークルKサンクスの店であっても、この部分が緑色の店もあります。そのため、緑色の店がすべてもともとからファミリーマートだったとは言い切れませんが、赤色の店は元サークルKサンクスであることは間違いありません。

ゴリラの握力は、400kg

人間の握力は成人男性の平均がおよそ50kgから60kg、アスリートでも100kgを超えることがありません。しかし、ジャングルなどに生息するゴリラはその数倍、およそ400kgもの握力があり、特に大きいゴリラだと500kgを超えることもあるそうです。

というのもゴリラはもともと筋肉量が多い動物であり、自然の中で生活していくために、木に登ったり、重い枝を動かす必要があります。そのため特に上半身の筋肉が発達しています。その結果、手の握力も非常に強力になっているというわけです。

動物園でゴリラが飼われている施設は、通常ガラス越しで見物できるようになっています。それは、通常の檻でゴリラが人間に触れることができてしまう距離だと、思わぬ怪我につながる可能性があるからです。もし海外で野生のゴリラに出会ったときは、気軽に近寄らないほうがよいでしょう。

スキー場で音楽を流しているのは、スキー客の安全のため

スキー場ではゲレンデでよく音楽が流れています。スキーを滑るときはスキーに集中したいとのことで音楽が邪魔に感じる人もいるかもしれませんが、実はこの音楽がゲレンデに来たお客さんを助けてくれています。

というのも、たとえばゲレンデで吹雪に遭うと、今自分がどのあたりにいるかわからなくなってしまうことがあります。そんなときに音楽が流れていれば、自分がゲレンデのどのあたりにいるかを確認することができます。また、ゲレンデから離れてしまった場合も、音楽を頼りにすれば元の場所に戻ることもできます。あの音楽は、自分の位置を確認するために流されているというわけです。

また、それ以外にも、スキー場では迷子の案内をはじめ、さまざまな用途で放送機器を利用しています。ただ、その機器が故障してしまうと、ゲレンデにいるお客さんに連絡が取れなくなってしまいます。そこで、常に音楽を流すことで、放送機器が正常に稼働するかを確認しているという理由もあるとのことです。

お子様ランチのご飯に旗が立っていたのは、考案者が登山好きだったから

洋食レストランなどのメニューにあるお子様ランチ。子どものころ食べた記憶のある方もいることでしょう。そんなお子様ランチにはチキンライスなどのご飯ものの山の上に旗が立てられていることが多くあります。この旗、なぜ立てられているのでしょうか。

お子様ランチが誕生したのは1930年(昭和5年)のことでした。日本橋の老舗デパート・三越本店の食堂で、当時の主任だった安藤太郎さんの考案によって生み出されたメニューでした。この頃は世界恐慌の影響で日本は不況の真っ只中でした。そんな暗い世の中でも、せめて子どもたちだけでも夢のある食事をとってほしいという思いをこめて作られたのでした。

その際、大の登山好きであった安藤さんは、チキンライスの上に白いご飯を乗せて富士山に見立てる形で山を作りました。そして、登山家が登頂したときに立てる旗にヒントを得て、日の丸を立てたのです。これを他のレストランでもまねるようになり、現在でも続けられているというわけです。

動物の模型を的にしたアーチェリー競技がある

アーチェリーといえば、さまざまな色で同心円状に塗り分けられた的を射るスポーツです。一方で、このような的を使わない「3Dアーチェリー」という競技もあります。

この種目では、野外のフィールドに設置された動物の模型が的になります。動物の急所に描かれた円の部分に矢が当たれば10点、その周囲に一回り大きく描かれた円に当たれば8点、その他の体の部分に当たると5点が入ります。ただ、急所の位置は的となる動物模型によって違います。これを24個の標的に対して行い、240点満点で競います。

通常のアーチェリーとは違い、狩りのような形で行うため、標的までの距離は常に同じというわけではありません。さらに、ひとつの標的に対して1度しか矢を射ることができないため、さまざまな計算や高度なテクニックが要求されます。

日本ではあまりなじみがありませんが、実際に狩りが盛んなアメリカでは多くの愛好者に親しまれている競技です。

金星は、真夜中に見ることはできない

「明けの明星」「宵の明星」とも呼ばれる金星。「明けの明星」は日の出のころに東の空に見え、「宵の明星」は夕方に西の空に見えます。しかし、それ以外の時間帯に金星を見かけることはないのではないでしょうか。それもそのはず、金星は真夜中に見ることができません。

これは金星は地球よりも太陽に近い軌道を回っているからです。地球より太陽に近い金星は、常に太陽の近くに位置することになります。そのため、太陽が見えない真夜中には、私たちが見える空に金星は現れないのです。逆に昼の空には金星は太陽の近くに位置していますが、昼の空は明るいため金星を見分けることができません。結果、金星を見ることができるのは、早朝か夕方に限られるというわけです。

では、同じく地球よりも太陽の近くを回っている水星も、同じように早朝と夕方に見ることができるのかというと、実際に見ることはできます。ただ、水星は太陽系の惑星の中で最も小さいため、太陽の光をあまり反射できず、結果として見つけにくいのです。

忘年会は、室町時代から行われていた

年末は忘年会シーズンです。会社勤めや大学生の人は、何度も参加することになって忙しく感じるのではないでしょうか。この忘年会。最初に行われたのは室町時代だといわれています。

当時は忘年会という名称ではなく「年忘れ」と呼ばれていました。武士や僧侶たちは、その年にあった嫌なことをすべて忘れて、新しい年をすっきり迎えようという考えから、年の終わりに集まってお酒を酌み交わしたり、詩を詠んだりしていたそうです。これが忘年会の元祖と考えられています。ただ、今の忘年会のようにお酒を飲んで騒ぐというよりも、お酒は入ってはいるものの、比較的真面目な集まりだったようです。

「忘年会」という言葉が生まれたのは、江戸から明治にかけてのことでした。当時は宴会の文化が盛んだったことから、「年忘れ」の集まりがその文化と結びつき、「忘年会」と呼ばれ、宴会の形として定着するようになっていきました。

また、一般的に「忘年会」という言葉が広く使われるようになったのは明治時代で、夏目漱石をはじめとする作家や新聞記者が年末に忘年会を頻繁に行う慣習があり、それが作品や新聞記事で取り上げられたことがきっかけでした。

車のナンバープレートに使われないひらがながある

車のナンバープレートには、数字の前にひらがな1文字が書かれています。このひらがな、50音すべてがあるわけではなく、使用されない文字が4つ存在します。

まず「あいうえお」の「お」です。これは形が「あ」「す」「む」と似ていて見間違えやすいことに加えて、「本を読む」といったように助詞として使われる「を」と発音が同じであるためです。

続いて「し」です。これは死ぬことを連想させて縁起が悪いからです。そして「へ」。これはおならを連想させてイメージが良くないため。最後に「ん」。これは発音しにくいことが理由です。

このような理由から「お」「し」「へ」「ん」の4つのひらがなは、ナンバープレートに使われていません。ちなみに、事業者用車両には「お」を除いたあ行とか行のひらがな、そして助詞として使われる「を」、レンタカーは「わ」と「れ」、駐留軍人用の車両は「よ」もしくはアルファベットの「E」「H」「K」「M」「T」「Y」のみが使われています。

お座敷列車のルーツは、ケガをした兵士を運ぶための車両だった

客車の中に畳が敷かれていて、その上にテーブルや御膳などを並べて宴会に使うことができるお座敷列車。そのルーツとなる列車は戦前にすでに存在していました。しかし、その目的は宴会なんてのんきなものではなく、ケガや病気を負った兵士を運ぶための車両だったのです。

この車両、「病客車」という名称で、大正時代に誕生しました。他の車両との扉の部分は担架に対応するため大きく設計されており、また担架の移動がしやすいように通路も広く確保されていました。さらに、病室や付き添い用の部屋を備えた車両や、診察室、薬局も備えた車両もありました。その後、戦況が激しくなり負傷した兵士が急増すると、これらの車両では足りなくなり、多くの患者を収容できるよう、畳敷きの車両が作られるようになりました。

これらの車両は戦争が終わると役目を終え、使われなくなりました。しかしその後、このような畳敷きの車両をもとに、宴会を楽しめるお座敷列車が誕生したというわけです。ただ、現在は畳離れも進んでいることから、和式のお座敷列車も数が減少している傾向にあります。

フォークの歯が4本になったのは、スパゲッティが原因

フォークが食事に使われるようになったのは16世紀頃のヨーロッパとされています。それまで手づかみで食事をしていましたが、貴族たちが次第にフォークを使って食事を取るようになり、やがてそれが庶民に広まっていきました。しかし、当時のフォークは現在のものと異なる点があります。現在のフォークは歯が4本ですが、当時のフォークは3本しかありませんでした。

フォークの歯が4本になったのは18世紀頃とされています。イタリア・ナポリの王、フェルディナンド2世はパスタ好きで、外国からやってきたお客さんをもてなすために自身の好きなスパゲティを出すよう命じました。しかし、スパゲティは3本歯のフォークではうまく絡めることができないのです。そうなるとお客さんがきれいに食べるのは難しいのではないかと考えた家臣は、4本歯であればうまくいくのではと、新たなフォークを開発しました。その結果、実際に使いやすかったことから次第に支持を集め、やがて庶民の間にも広まり、一般家庭でも使われるようになったのでした。

ハワイ名物のマカダミアナッツは、ハワイ原産ではない

ハワイ土産の定番であるマカダミアナッツ入りのチョコレート。そのイメージから、マカダミアナッツはハワイ原産のナッツだと思われがちですが、実は原産国はオーストラリアです。ではなぜ、そんなマカダミアナッツがハワイ土産の定番となったのでしょうか。

マカダミアナッツがハワイにやってきたのは19世紀末頃ですが、当時やってきたのはナッツだけではなくて、マカダミアナッツが実る木そのものでした。当時ハワイでは、栽培が盛んだったサトウキビを守る防風林として、その木が植えられていたのです。しかし、後にこの木からできるナッツが食用として価値があることが判明すると、ハワイ大学が商業生産できないかと研究を始め、1950年代には大規模な農園が作られ、やがてハワイの特産品として人気が出るようになったのです。

確かに現在ではマカダミアナッツといえばハワイというイメージが強いですが、原産国のオーストラリアも負けておらず、現在でも生産量のおよそ3分の1がオーストラリア産です。日本で食べられるマカダミアナッツの多くも、オーストラリアで生産されるものということです。

卓球では相手が0点の状態で勝ってはいけない

現在では日本でもプロのリーグができるほど注目を集めている卓球ですが、そんな卓球には意外に思われる暗黙のマナーが存在します。それが「完封回避マナー」。すなわち相手が0点のまま勝ってはいけないというものです。

これは、2000年代初め頃から中国で始まり、現在は国際大会でも広がっており、10対0で迎えたゲームポイントの場面では、勝っているほうはわざとサーブをミスすることで相手のプライドに配慮するという考えから生まれたものです。

観客も事情を理解している人が多く、そのような場面にサービスミスが出ると拍手を送る人もいます。勝っている選手に対して、そのスポーツマンシップを讃えているわけです。

しかし、このマナーに疑問を持つ人も少なくありません。故意に失点することが、かえってスポーツマンシップに反するのではないか、という意見もあります。実際、わざとミスすることでペースを崩してしまう可能性もあります。今後、このマナーに関しては、さらに議論が重ねられていくかもしれません。

夏目漱石は能の歌を習うほどの能好きだった

日本を代表する文豪、夏目漱石。そんな彼が日本の伝統芸能・能の愛好家という話は、あまり聞いたことがないかもしれません。実は彼は、能で歌われる謡(うたい)の一説をよく口にしていたという逸話があります。

夏目漱石は熊本の第五高等学校、現在の熊本大学に教師として赴任した際、そこの教授たちの間で流行していた能の謡に興味を持ち始めました。そして実際に、能の宝生流の家元の下について謡を習うようになります。そのため、家でもよく謡を口にし、家族もそれをしょっちゅう耳にしていたそうです。

ただ、その謡の腕前は、決して下手とは言えないものの、巻き舌もあってあまり上手ではなかったとのことです。そのことを漱石に告げると、しばらくの間、その相手に対して根に持って愚痴をこぼしたこともあったとか。

夏目漱石の文学作品にも、能のことが書かれている場面が見られます。代表作『吾輩は猫である』や『草枕』でも描写があり、また『永日小品』というエッセイの中では漱石が弟子の前で謡を披露するシーンも登場します。

日本の2割の地域には、まだ下水道が整備されていない

生活するにあたり、電気やガス、通信などインフラの整備は重要な要素として考えられています。むしろ、これらがなくては生活していけないと考える人も多いでしょう。そんなインフラのひとつである下水道ですが、実はまだ日本全体でおよそ2割の地域では、まだ整備されていないというデータがあります。

公益社団法人日本下水道協会によると、2024年度末における全国の下水道普及率は81.8パーセントでした。すなわち10人に2人ほどは下水道の恩恵を受けていないことになります。都道府県別で見てみると、東京都は99.7パーセント、大阪は97.0パーセントとほとんどの地域で整備されていますが、高知県は43.1パーセント、和歌山県は30.8パーセント、徳島県にいたっては19.6パーセントしか整備されていません。全国で50パーセントを切っている都道府県は、これらのほかに香川県、鹿児島県があります。

なぜここまで普及が遅れているのかというと、徳島県の場合、台風の被害が多く浸水の被害が起こりやすいことから、汚水処理よりも浸水対策の整備を優先してきたことや、吉野川などの大きな川の流域に市街地があるため、水が豊富で水質汚染への意識が比較的低かったことが原因と考えられています。

交換用のクリスマスカードが誕生するきっかけは、郵便制度を広めるため

日本ではあまり普及していませんが、海外ではクリスマスシーズンにクリスマスカードを贈り合ってお祝いする風習があります。このクリスマスカードが一般に流通するようになったのは、かつてまだ始まったばかりの郵便制度を広めるためでもありました。

19世紀中頃、イギリスの郵便制度設立にも携わった公務員ヘンリー・コールが、クリスマスメッセージのお礼を書くのが面倒だったという理由から、カードを大量に印刷しました。そして、これをみんなに手渡しで渡すのではなく、郵便を使って届ければ、郵便制度の宣伝にもなるのではないかということで、一斉に郵送したのでした。これにより、クリスマスカードが郵送で贈るものというイメージを植え付けました。また、彼は余ったカードを一般向けに販売しました。そこから発展し、クリスマスカードを購入して互いに贈り合う習慣が誕生したのです。

ただ、彼が販売したカードは非常に高かったため、あまり売れなかったそうです。一般にもカードが広まるようになったのは、その後、印刷技術が進歩して、安くカードが手に入るようになってからです。

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