よみもの|雑学記事

もっとも本塁打が多く出ている球場は?

プロ野球ロストスタジアム①

「プロ野球ロストスタジアム」シリーズとして、現在は閉鎖・解体されているプロ野球の本拠地球場を取り上げていきたいと思います。

 

 

さて、プロ野球ではこれまでに通算10万本あまりの本塁打が記録されていますが、もっとも多く、かつ唯一1万本以上記録されている球場はどこでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解 後楽園球場(1937年~1987年)

 

1937年に開業した後楽園球場は開業当初両翼78m、中堅120mでした。

両翼78mは、すでに開業していた甲子園球場の91mと比べると極めて狭く、本塁打量産球場として知られました。

 

戦後の1950年、プロ野球が2リーグ制となると後楽園球場はプロ野球のメッカとして多いときは読売ジャイアンツ、国鉄スワローズ(現在の東京ヤクルトスワローズ)、東急フライヤーズ(現在の北海道日本ハムファイターズ)、毎日オリオンズ(現在の千葉ロッテマリーンズ)、大映ユニオンズ(後に毎日と合併)の5球団が本拠地を置いていました。

 

試合数の多さと球場の狭さから本塁打も多く量産され、1987年に閉場するまでに10415本の本塁打が記録されており、これは現在も球場別で最多の記録です。

(2位は神宮球場の7493本)

 

もちろん、記念すべき本塁打も多く、主なものを挙げると

・1950年10月6日 金田正一の17歳2ヶ月の史上最年少本塁打

・1959年6月25日 天覧試合での長嶋茂雄のサヨナラ本塁打

・1965年7月4日  山内一弘の史上初となる通算300号本塁打

・1977年9月3日  王貞治の世界新記録となる通算756号本塁打

等です。

 

もちろん他にも数多くのメモリアル本塁打が記録されています。

 

そんな後楽園球場の公式戦最後の本塁打は興味深いものでした。

 

1987年10月18日の巨人対広島戦、4回裏に巨人の吉村禎章はカウント2ボール2ストライクからボール判定でフルカウントになるも、実は審判がカウントを勘違いしており、この時点でフォアボールでした。

 

しかし、吉村および相手捕手の達川光男もカウントを勘違いしており、さらに両軍ベンチからも異議を唱えることがなかったためにそのまま続行、次のボールを本塁打というものでした。

 

後楽園球場はその年限りで閉場し翌年からは東京ドームに舞台は移されます。

しかし、数多くの名勝負が生まれたスタジアムとして、多くの野球ファンに今なおその記憶は刻まれています。

クイズ作家
尾林衡史

担当ジャンル:スポーツ

1973年生まれ 福岡県出身
職業 クイズ作家 株式会社キュービック所属

物心ついたころから40年来の東京ヤクルトスワローズのファン。
年間の観戦数は30試合から40試合ほど。
仕事の「クイズ」と趣味の「野球」を組み合わせた「野球クイズ」をライフワークとし
プレーヤー・イベンターともに「野球クイズ」の第一人者を自負

主な実績
①プレーヤー
『全日本プロ野球クイズ王決定戦』(2013年6月)優勝
『プロ野球マニア王決定戦』(2019年3月)優勝

②イベンター
『プロ野球12球団ファンクイズ王決定戦』(2019年5月~2020年1月)
(全12球団+各回の優勝者で日本一を争う「日本シリーズ」の全13回)開催

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