よみもの|聞くトリビア(読む編)

【聴くだけで美味しい!】「おいしいグルメの雑学」
【朗読雑学動画"聞くトリビア"】

『海上自衛隊が金曜日にカレーを食べるのは曜日感覚を忘れないようにするため……というのはウソ!?』

聴くだけでおなかが空くけどためになる雑学の数々を、フリーアナウンサー大橋俊夫氏の朗読とともにお楽しみください。

こちらは動画の内容の書き起こし記事です。

音声と一緒にお楽しみください。

世界の地元メシ図鑑 (地球の歩き方W)(Amazonで購入する)

無洗米の製造過程で、タピオカが使われている

つい最近まで若者の間でブームを巻き起こしていたタピオカ。そんなタピオカが我々に身近なある食べ物を作る工程で使われていたというのはご存知でしょうか。それは研がずに使える無洗米です。

無洗米を作るにあたって米ぬかを取り除かないといけません。それにあたりまず白米に少量の水を入れてかき混ぜます。そうすると表面にぬめっとした糠が浮かんできます。そこでタピオカの出番となります。直径1mmほどの乾燥したタピオカの粒をそこに混ぜると、なんと糠がタピオカにくっついてくれるのです。そしてこの粒を取り除けば無洗米が出来あがるというわけです。

もともと無洗米は水洗いで作られていましたが、米の品種によっては表面が荒れることや、研ぎ汁がどうしても出てしまい、それを捨てると環境にも良くないということからこのタピオカを使う方式が考案されたそうです。

最近見なくなったタピオカも、こんな風に使われていると思うと、何か感慨深いものを感じます。

妻の母乳からチーズを作ったシェフがいる

チーズといえば普通牛の乳、ものによっては羊の乳を使って作られます。人間の母乳からチーズを作るなんてほとんどの人は考えたことはないはずです。しかしそれを実行してしまったシェフがアメリカにいます。しかも実際にレストランで提供していたそうです。

ニューヨークのレストランでシェフを務めるダニエル・アンゲラーさんが娘を生んだばかりの妻の母乳の出がかなり良かったとのことで、一部を冷凍保存して母乳バンクへ寄付することを考えていました。ところがその検査をパスするのにかなり時間がかかるということで、捨てるにはもったいないと考えチーズを作ることにしたそうです。

そして試行錯誤のもと実際作ってみたところ、甘い牛乳のような味がするということで妻の了解を得たうえでレストランで提供、好評を得たとのこと。そして彼はブログにそのレシピを乗せてみたところ、様々な人から反響があり、実際に興味を持って作った人もいるそうです。

カンボジアでは、タランチュラを素揚げして食べる

カンボジアの首都プノンペンの市場や屋台では様々な料理と一緒にとんでもないものが山積みになっています。それはなんと手のひらほどの大きさのタランチュラ。

カンボジアの人はタランチュラを食材として様々な料理に使っているそうで、一番ポピュラーなのは塩と小麦粉をつけて油で揚げた素揚げです。見た目は恐ろしいですが食べてみると足や表面はカリッと香ばしく、お腹と頭は逆にジューシーな味わいをしていて、病みつきになる人が多いとか。

しかし近年、森林伐採の影響でタランチュラの生息地が減ってしまったために価格が高騰、さらに乱獲も起こっていることから数も減少傾向に。以前みたいに気軽に食べられるものではなくなってしまいました。近いうちに口に入らなくなるのではと懸念されているこの珍味、気になる人はぜひ今のうちにどうぞ。

1つ1400キロカロリーにもなる菓子パンがある

山崎製パンから発売されていた菓子パン「デニッシュリング カスタード」が一時話題となっていたことはご存知でしょうか?というのもこのパン、1個で1429キロカロリーと普通のパンに比べて尋常じゃなく高いのです。

20代男性が1日で必要なカロリーはだいたい2600キロカロリーほど、女性だと2000キロカロリーです。このパン1つでほとんどをまかなえてしまうわけです。ちなみにカツ丼1杯がだいたい860キロカロリーほど。カツ丼の倍近くもあります。

このパンはデニッシュ生地にカスタードクリームを練り込んだものですが、この生地にはバターが多く使われており、そこにクリームのカロリーもプラスされることからこれだけになるというわけです。ハーフサイズのものも発売されていましたが、それも相当のカロリーがあったようです。

ただでさえ菓子パンはカロリーが高いのが多く、おやつ感覚で食べてしまうと大変なことになる場合が多いので、気をつけないといけません。

台湾で日本のラーメンが流行ったのは、日本のドラマがきっかけ

日本では国民食となっているラーメン。人気なのは国内だけでなく海外でも同様で、台湾では「日式拉麺」という名前で多くの人に食べられています。中には日本のように行列のできる店もあるそうです。

なぜこれほどの人気になったのか。それは1998年頃に起こった日本ラーメンブームがきっかけでした。当時台湾の若者の間で日本で流行している食べ物やドラマが流行るというブームが巻き起こりました。彼らは「哈日(ハーリー)族」と呼ばれ社会現象とまでなりました。そんな中、木村拓哉主演のドラマ『ロングバケーション』が台湾で放送され、そこで出演者たちがラーメンを食べるシーンがあり、あの美味しそうな食べ物は何だ、と噂になったことがきっかけでした。

その後、台湾では日本のラーメン本が販売されたり、日本の旅行ガイドにラーメンの特集が組まれるほどの人気となり、最終的に台湾でもラーメン屋ができるまでに至りました。ちなみに台湾ではラーメンは他の麺料理に比べて約3倍の価格で販売されてます。それでも人気ということ我々の想像以上に台湾の文化に浸透しているということでしょう。

北海道には、青いカレーがある

普通、カレーのルーの色といえば茶色が定番です。最近は世界各国のカレーがレトルトで多く売られるようになって白や黄色など様々なものが登場していますが、さすがに青いカレーというものは見ない気がします。ところが北海道のある店で販売されているカレーのルーの色はなんと青。

これはインド料理店「クリシュナ」が展開している「オホーツク流氷カレー」というもので、青いルーの上にチキンが乗っているというシンプルなカレーです。この店の総料理長がオホーツク海の海のあおさをカレーでなんとか表現できないかと思い考案したもので、天然由来の色素である「クチナシ青色素」をカレーに混ぜ込むことで青い色を出すことができたそうです。青い色に目が行きがちですが、味もしっかりしており、玉ねぎの甘みが全体をまろやかに仕上げていて非常に美味しいとのこと。

このカレー、北海道のお店以外でも網走の道の駅や通信販売でも味わうことができるので、興味がある方は試してみてはいかがでしょうか。

せんべいのサラダ味の「サラダ」は、サラダ油のこと

よくコンビニなどで販売されているあられやせんべいに「サラダ味」というものがあります。よくよく考えてみるとこれらのせんべいなどは一般的に食べられるサラダとは程遠い味がします。ではなぜ「サラダ味」という名前がつけられているのでしょうか。

実はこの「サラダ」とは「サラダ油」のことです。サラダ味の味付けはサラダ油を塗ってから、塩をかけて完成します。すなわち実際の味は塩味なのですが、初めてサラダ味のせんべいが発売された1960年代当時、サラダ油がまだ高価だったことと、塩味と日本風な名前にするより、洋風の名前にしたほうがおしゃれではないかということから「サラダ味」という名前がつけられたそうです。

ちなみになぜサラダ油と油にサラダという名前がつけられたのかというと、サラダ料理などに生でかけて使うこともできる油であるということが理由です。

ポテトチップスは、客のクレームから生まれた

スナック菓子としておなじみのポテトチップス。この誕生のきっかけは実はレストランでの客からのクレームでした。

1853年、ニューヨークのとあるレストランで、客から「付け合せのフライドポテトが分厚すぎて食べにくい」というクレームがありました。自慢の料理にケチをつけられて憤慨したシェフは、だったら文句が言われないぐらい薄くスライスして出してやろうということで実際に提供したところ、そのお客は大絶賛。たちまちその噂は広まり、そのポテトチップスが新メニューとして取り入れられ、人気メニューとなりました。ちなみにそのポテトチップスを誕生させたシェフは後に独立して専門店をオープンさせたそうです。

ちなみに日本で初めてポテトチップスが発売されたのはその100年近く後の1945年頃。しかし当時は輸入品でかなり値段が高かったことからなかなか庶民にまで浸透することはありませんでした。それから30年後の1975年、おなじみカルビーのポテトチップスが販売開始、定番スナックとして確固たる地位を築きました。

世界のタコの漁獲量の60%を日本人が食べている

日本では親しみ深い魚介類のタコ。たこわさやたこ焼きなどに使われ多くの人が口にしていますが、実は世界の中でもタコを食べる文化を持つ国は多くなく、なんと世界で収穫されているタコの60%を日本の消費で占めています。

実はタコは一部の国ではウロコのない魚介類は汚らわしいと考えられており、「デビルフィッシュ」と呼ばれ嫌われています。そのため食べ物としての認知度は低く、魚穫量が世界一である中国でもあまり消費されていないというのが実情です。ヨーロッパでもイタリアやスペインといった地中海沿岸の国や地域では食べられていることもあるそうですが、それ以外ではほとんど見かけないとのこと。

日本では弥生時代の遺跡からタコ壺と思われる土器が発見されており、その頃からタコを食べる文化があったと考えられています。そんな日本では当たり前の食材ですが、海外から見たら納豆などと同じく奇妙なものを食べているなというイメージで見られているというわけです。

臭くない無臭ニンニクは、本来のニンニクとは別の野菜

最近、スーパーやコンビニでも見られるようになった無臭ニンニク。名前の通り普通のニンニクに比べて臭いがなく、味わいがマイルドなため、普通のニンニクと比べてこちらのほうが好きという方もいるかと思います。実はこの無臭ニンニク、本物のニンニクとは全く別物であるというのはご存知でしょうか?

実は無臭ニンニクは「ジャンボリーキ」という西洋ネギの一種である植物の根です。なぜニンニクという名前がついているかというとはっきりわかっておらず、形がニンニクに似ているから、味が似ているからと諸説あります。そのためニンニク特有のくさいニオイ成分であるアリシンと呼ばれる物質がニンニクに比べてほとんど含まれていません。と同時にニンニクがもたらす健康に関する成分もあまり期待できません。ただし、無臭ニンニクにはニンニクと異なる成分が含まれており、それが肥満予防、免疫力アップ、肝機能の向上などが期待できるとのことです。

ニンニクと思って食べると期待はずれかもしれませんが、別の健康食品と考えて食べれば決してニンニクに勝るとも劣らない優秀な食材ではあります。

マクドナルドでは、かつてカレーが売られていた

ハンバーガーでおなじみのマクドナルド。毎年いくつもの限定メニューが発売され話題をさらっていますが、中にはこんなものも発売されていたの?という信じられないメニューがあったりします。それが1992年に発売されていたカレーです。

お昼限定でしたが、チキンカレーとビーフカレーの2種類が発売されていました。それぞれ520円と550円とマクドナルドにしては強気の値段で、内容もハンバーガーにカレーが味付けされていたというものではなく、ちゃんとご飯にカレーがかかっていて福神漬けがついていたというものでした。あのマクドナルドに入ってカレーの匂いがしていたと思うと、何か違和感を持ってしまいそうです。

また、その1年前には「マックチャオ」という中華料理のメニューもありました。ハンバーグチャオ、エビチャオなど4種類あり、中華料理の弁当という形で発売されていました。ここまで来るとマクドナルドが果たして何を売る店なのか、わからなくなってしまいそうですね。

海上自衛隊が金曜日にカレーを食べるのは曜日感覚を忘れないようにするため、というのはウソ

ちまたでよく聞くトリビアに、「海上自衛隊が金曜日にカレーを食べるのは曜日感覚を失わないようにするため」というものがありますが、実はこれ、ウソだったりします。

実際に海上自衛隊は毎週金曜日にカレーを食べる習慣はあり、自衛隊員の間でも金曜日はカレーの日というイメージが定着しています。しかしもともとはまだ日本が週休2日制が導入されておらず、土曜日に半日勤務の制度が残っていた頃、毎週土曜日にカレーが提供されていました。これは午後からの休みに楽したいという思いから、後片付けが楽なカレーを土曜日昼に食べようということで導入されたとのことです。

しかし、後に日本全体が週休2日制を導入するようになり、自衛隊も土曜日が丸一日休みになったことから、土曜日に出されていたカレーを金曜日に出そうということで、毎週金曜日がカレーの日になりました。曜日感覚を忘れないためにというウソの理由は、後付で説明されたものが世間に広まったと考えられています。

ちなみに海上自衛隊のHPには様々なカレーのレシピが掲載されています。皆さんもこのレシピを使って金曜日にカレーを作ってみてはいかがでしょうか。

京都の伏見稲荷の参道では、スズメの焼き鳥が売られている

京都の観光名所、伏見稲荷。その参道を歩いていると様々な飲食店がわらび餅やうどんなど様々なメニューを掲げて販売していますが、その中に「すずめ」という目を疑う看板があります。

実は伏見稲荷ではスズメの丸焼きが名物となっています。串に刺されてタレにつけて網で焼いて出されたスズメは見た目ちょっとグロテスクなところはあり、独特な臭みはあるものの、パリッとしていて香ばしく美味しいようです。

なぜスズメが食べられているかというのははっきりとわかってませんが、伏見稲荷は五穀豊穣の神様としても信仰されており、その五穀を食べるスズメは天敵と考えられていました。そのことから見せしめということで食べ始めたのではないかと言われています。

現在、参道でスズメを食べることができる店は3店舗のみです。もし京都に来たら勇気ある人は試してみるのもありかもしれません。

青い看板の吉野家がある

吉野家といえばオレンジの看板をイメージする人が多いと思いますが、実は黒や青の看板の吉野家も少ないながら存在します。しかもこれらは単に色が違うだけでなく、店のコンセプトなども違っているのです。

黒い看板の吉野家は東京近辺で最近広がっているもので、これはカウンター席だけでなくソファ席が設けられていたり、牛丼以外にコーヒーやケーキといったメニューがあったりとカフェのようなスタイルの店舗となっています。またテイクアウトに適したおかずのみのメニューもあり、様々な客層をターゲットにした展開をしているようです。

そして青い看板の吉野家はなんと「そば処吉野家」という名前で、牛丼以外に、店で打った十割そばを提供してくれる店です。それ以外にもマグロ丼といった普段見られないメニューも用意されており、一風変わった吉野家を楽しむことができます。こちらのほうは藤沢や岩槻など都心郊外に何店舗かあるようです。これからいろいろな形態の店舗が生まれてくるかもしれません。楽しみですね。

鍋にひびが入ったとき、おかゆを炊くと良い

土鍋を何度も使っていると次第にひびが入ってきます。というのも土鍋は急激な温度変化に弱いためです。こうなってしまうと使い物にならないと思われるかもしれませんが、なんとおかゆを使えば簡単に直すことができます。

というのもおかゆを炊いたときに米から出てくるでんぷん質が、ひびの中に入り込んで埋めてくれるというわけです。そしてさらには表面のコーティングもやってくれるため水漏れやしみまで防いでくれたりします。またおかゆでなくても小麦粉を溶いた水や米の研ぎ汁でも同じような効果を得ることができます。

また、おかゆはひびを直す以外にも新しく買ったばっかりの土鍋にありがちな土臭さを取り除くことができます。これも同じようにおかゆを炊けばいいだけです。ちなみに茶殻を水で煮立てても同様に匂いが消えるそうなので、どちらか試してみてはいかがでしょうか。

中華料理が大皿で出されるのは、もともと毒を入れられるのを防ぐため

フランス料理や日本料理は最初から一人分の量をお皿に乗せて提供されますが、中華料理は大皿に乗せられて、それをお客さんが取り分けて食べるスタイルが普通です。なぜこのようなスタイルで提供されるかというと、その理由は7世紀の唐の時代までさかのぼります。

当時の中国では他の料理と同じように小皿で出されていました。しかし家臣に命を狙われているのではないかと考えていた女帝の則天武后は、小皿で出すのではなく大皿で料理を出すように部下に命令しました。大皿だとたとえ料理に毒が盛られていても、全員が同じ料理を食べるため被害は全員に及ぶ、そう考えるとおいそれ家臣たちも毒を入れられないのではないか、と考えてのことでした。そこから現在でもおなじみの大皿料理が登場したというわけです。

ちなみに全員が料理を取りやすいように作られた中華料理おなじみの回転テーブルは、実は日本で誕生したそうです。それが逆輸入という形で中国に伝わり、今では中国のレストランでも使用されています。

スープに入った担々麺は、日本生まれ

最近多くの店が汁なしのものを出してはいますが、一般的に担々麺といえばスープを張って出されるものが普通ではないでしょうか。しかし実は本場中国四川省で出される担々麺にはスープが入ったものはほとんど見られません。というのもスープ入り担々麺は日本で生まれたからなのです。

このスープ入り担々麺を日本に広めたのは「日本の四川料理の神様」と呼ばれた中華料理人・陳建民(ちんけんみん)でした。彼はテレビの料理番組で様々な四川料理を紹介しましたが、そのときに日本人の舌にも合うように様々なアレンジを加えました。たとえばエビチリにケチャップを加えたり、回鍋肉にキャベツを入れたりすることを最初に始めたのも彼です。

彼は自分の店で本場の汁なし担々麺を出していましたが、あまり受けなかったそうです。そこで当時から日本人に愛されていた拉麺をヒントにゴマのペーストを加えたスープを入れる形にアレンジして提供したところ大ヒットしました。それを後に料理番組などで披露し、日本人に担々麺はスープがあるものというイメージを植え付けました。

このアレンジがなかったら日本に担々麺が広がらなかったであろうことを考えると、こういうガラパゴス的な進化もいいのかもしれません。

世界一高価なスパイスは、パエリアで使われるサフラン

世界には様々な高級食材があります。スパイスの世界も同様に高価なものがありますが、世界でもっとも高価なスパイスというのは、実は我々に耳馴染みのある有名なものでした。

それは何かという、パエリアやピラフに欠かすことができないサフランです。たとえばシナモンは1gあたり4円ほど、他のスパイスもそれぐらいの価格なのですが、それに対しサフランは1gあたり1000円くらいと250倍くらいの価格になります。

なぜこんな値段になるのかというと、サフランはサフランの花のめしべを乾燥させて作られますが、この花、年に1度しか咲かないうえにわずか2週間程度でしおれてしまうため、取れる時期が限られてしまいます。さらにこのめしべは機械を一切使わず、ひとつひとつ手作業で摘み取らないといけないので、その人件費もかかります。そして1gのサフランを作るために150個ほどの花が必要になります。他にも栽培もかなり難しい、乾燥させるのにも一苦労、という様々な要因が重なり、このような価格になってしまったというわけです。

しかし、サフランはわずかな量で鮮やかに色付けしてくれるので、レストランでのパエリヤなどの代金にはそれほど影響はないようです。

日本産のキャビアがある

世界三大珍味のひとつ、キャビア。高級であることからなかなか手を出せない人が多いと思われます。そんなキャビア、ロシア産のものが有名ですが、実は日本でも穫れているのです。

きっかけは1983年に宮崎で始まった国産キャビアの生産プロジェクトでした。旧ソ連と日本との漁業技術協力の一環により、水産試験所でチョウザメ200匹を引き受け、養殖を開始。しかし、今までに前例が無かったため、成功するまでに実に20年以上の時間がかかりました。そして2011年には稚魚の大量生産にも成功、さらに2年後の2013年に国産初のキャビアとなる「MIYAZAKI CAVIAR 1983」を東京の百貨店で販売、宮崎キャビアの商業生産がスタートしました。

味のほうは、キャビアマイスターと呼ばれる専門家が一匹ごとに卵の味をチェックし、それぞれの熟成期間を決めるなど厳しいチェックを行っているため、かなり美味しいそうで、値は張るものの入手困難な状態が続くほどの人気だそうです。

現在インターネットでの通信販売もあるので、自分にご褒美を考えている方は一度試してみてはいかがでしょうか。

韓国では、雨の日に韓国のお好み焼き、チヂミを食べる

韓国風のお好み焼き、チヂミ。韓国ではかなりポピュラーな食べ物として多くの人に食べられていますが、特に雨の日になると食べる人が増えるといった現象が起こるそうです。

なぜこんなことが起こるかというのには諸説あり、「雨の音がチヂミをフライパンで焼くときの音に似ているから」とか、「雨が降ると買い物に出るのがめんどくさくなるので、冷蔵庫にあるものを使えば簡単にチヂミを作ることができるから」などといった説があります。

またチヂミと一緒にマッコリを飲む人も多いらしく、チヂミとマッコリはワンセットとして考えられているようです。実際ドラマでも出演者がチヂミとマッコリを楽しむシーンも多く見られます。

もし気軽に韓国気分を味わいたい人がいたら、雨の日にチヂミとマッコリでゆっくり過ごすのも楽しいかもしれません。

ハッピーターンにわさびをどれだけ塗っても、辛くない

亀田製菓の人気のお菓子、ハッピーターン。そしておなじみの調味料、ワサビ。もし両方家にある人はハッピーターンの上にわさびを乗せて食べてみてください。なんとワサビが辛くなくなります。まったく辛くなくなるというわけでなく、ワサビ自体の香りも消えるわけではありません。でも鼻に突き抜けるツーンとした辛さはなく、まろやかな嫌じゃない辛味だけが残り、妙な美味しさを感じることができます。

これは、ハッピーターンの原料に使われているサラダ油が原因のようです。ワサビの辛さは口の中で蒸発して鼻の粘膜を刺激することで生まれるものですが、その辛さをサラダ油がコーティングしてくれることで成分が蒸発せず、鼻に抜けずに胃に収まるから、このような現象が起こるようです。

とはいえ、ワサビをつけすぎるとサラダ油がコーティングしきれなくなり、そのまま辛さが残ってしまうので、ほどほどの量で試してみてください。

宅配ピザ店のピザーラが誕生したのは、映画がきっかけだった

日本を代表する宅配ピザ専門店・ピザーラ。1号店が誕生したのは1987年、東京目白でのことでした。このピザーラ、ある映画が上映されなければ創業されなかったかもしれないという話があるのはご存知でしょうか?

当時、目白でレンタルビデオ屋を営業していた創業者の浅野秀則(あさの・ひでのり)氏はある時、ふと映画館に向かい、スピルバーグ監督の『E.T.』のリバイバル上映を見てました。その最初のほうのシーンで子どもたちが宅配ピザを頼んで美味しそうに食べているシーンが映し出されましたが、それを見た浅野氏が、これを日本でやっても受けるのではないかと思い、映画を見終わった後からさっそくピザの研究に没頭、そして日本人の舌に合うピザを開発し、「ピザーラ」をオープンさせました。すなわち、日本に宅配ピザの文化が導入されたのは映画『E.T.』のおかげだったというわけです。

ちなみにこの「ピザーラ」という名前は「ピザ」という言葉に、日本を代表する怪獣の「ゴジラ」の「ラ」をくっつけたものです。日本生まれでみんなに愛される店になるようにという思いを込めてつけられました。

カツカレーの生みの親は、プロ野球選手

カレーの上にボリュームのあるトンカツが乗せられたカツカレー。子どもから大人まで多くの人に愛されていますが、このメニューが誕生するきっかけは有名野球選手のある一言でした。

その舞台となったお店は1947年創業の銀座の老舗洋食店「銀座スイス」です。創業当初から美味しい洋食が食べられるということで人気だったそうです。そこに常連として訪れていたのが読売巨人軍の人気選手で、後に野球殿堂入りも果たす千葉茂でした。

1948年頃、彼は試合前でお腹がものすごく空いていました。時間もなかったためスピーディーで多く食べられるメニューはないかと考えていた彼は店主にあるお願いをします。「カレーライスにカツレツを乗せて出してくれ」。当時まだカレーに何かを乗せる発想がなかったため、依頼された店主は相当びっくりしたそうですが彼の依頼に応えて出してみました。すると、千葉選手はあっという間にぺろり。たちまち噂となったカツカレーはメニューに加えられ、世間にも広まったそうです。

この「銀座スイス」は現在でも営業しており、このカツカレーは「千葉さんのカツレツカレー」という名前で販売されています。

福岡では、ウナギの刺身を食べさせてくれる店がある

ウナギの血には毒があるため、刺身として食べることができない、ということはよく雑学本などに書かれていたりします。しかし、なんと福岡県ではウナギの刺身を食べさせてくれるところがあります。

それは福岡県朝倉市にある「松月(しょうげつ)」という、創業90年を超える老舗ウナギ店です。せいろ蒸しや蒲焼などの普通のウナギのメニューも出されますが、刺身や洗い、塩辛といった、普通のお店では食べることができない変わった料理も提供してくれます。

ではなぜ、生のウナギを食べることができるかというと、丁寧な血抜きの処理が行われているからです。通常この処理には特別な技術が必要であるため、まず食べることはできませんが、この店では先代から受け継いだ調理法を引き継いだことから、完全な血抜きを行い刺身で提供することができるというわけです。

味のほうはというと、フグに似た歯ごたえのある食感で、脂もしっかり乗っているため、くせになる人も多いそうです。福岡を訪れることがあれば、話のタネに試してみるのもいいかもしれません。

香川県善通寺には、ものすごい固い「石パン」がある

香川県の善通寺近くにある、1896年創業の老舗菓子屋「熊岡菓子店」。ここの名物にとんでもないものがあることで話題です。

それは「石パン」というもので、その名の通りまるで石のように固いパンです。口の中に入れていきなり噛もうとしたならば、歯が折れてしまうのではないかと思うぐらいのとんでもない固さ。しかししばらく口の中で舐めていると固かったパンはほろりとほどけて溶けていくという不思議な食感を楽しめます。味も生姜の香りが感じられ、くどくない甘さでいくつでも食べられそうな感じです。

もともとこのパンは日清戦争の頃に軽くて腹持ちのいい兵隊さんの常備食として生み出されたもので、かつては「兵隊パン」という名前で販売されていたそうです。

「石パン」の他にもそれより少し柔らかい「角(かく)パン」「中丸パン」など5種類の固いパンが売られています。歯に自信がある人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

お好み焼きのルーツは、千利休が食べていたお菓子

おなじみの食べ物、お好み焼き。そのルーツには様々なものがあると考えられていますが、その中のひとつに茶人として有名な千利休が関わっているものがあります。

彼はお茶会で必ずあるお菓子を出していました。それが「麩の焼き子」というもので、小麦を水で洗いながらこねてできた生地を薄く広げて焼いてクレープ状にし、それで味噌などを包んだ食べ物です。江戸ではこれをヒントに、生地に餡を包んだ「助惣(すけそう)焼」というものが登場するなどさまざまなアレンジが加えられていきました。そして明治に入りその流れは東京ではもんじゃ焼きが作られるようになり、大阪ではお好み焼きが作られるようになったそうです。

千利休は茶人でありながら、様々な料理に造詣が深かったとされています。その証拠にゴマを使った料理には彼の名前が使われているものがいくつかありますが、彼がゴマを好んで食べていたからであるとも言われています。

「皆殺し」というおはぎがある

「皆殺し」「半殺し」という言葉を聞くとドキッとする人も多いのではないでしょうか?実は和菓子屋ではそんな物騒な言葉が飛び交うことがあります。

店にもよりますが、和菓子屋などで販売されているおはぎには餡でくるむもち米を粒を残して作る一般的なものと、粒を無くしお餅のようにして作るものとがあります。この粒を残して作ったものを「半殺し」、粒を無くしたものを「皆殺し」と言うというわけです。

なぜこんな物騒な名前になったかはよくわかっていませんが、徳島や群馬、大阪などの一部地域ではこの名称はよく使われており、和菓子屋以外でも一般家庭でおはぎを作るときにも言われるそうです。またもち米だけでなく、くるむ餡の状態に対してもこの表現は使われるそうです。

ちなみに、落語の演目にこの「半殺し」と皆殺しではなく「本殺し」が登場するのものがあります。おはぎで客をもてなそうとした人が「明日は半殺しにしようか、本殺しにしようか」と話しているところを、その客が聞いて慌てふためくという内容のものです。確かに何も知らずにこの言葉だけ聞くと確かに怖くて仕方ないえでしょうね。

天ぷらは、関東大震災がきっかけで全国に知られるようになった

今では和食に欠かせない存在となった天ぷら。実は大正時代までは東京でしか人気はなく、他ではあまり食べられない料理でした。全国で食べられるようになったのは関東大震災が起こってから。震災が日本中に天ぷらを広めるきっかけとなったというわけです。

関東大震災は東京に多大な被害を与え、多くの人が家や職を無くしました。料理人も例外でなく、店を無くし露頭に迷う人も多かったようです。そして彼らは故郷に帰るなり、地方で新しくやりなおそうとするなりで、東京を離れ各地に移り住み、そこで新しい店を開くようになりました。その際に今まで東京でしか流行ってなかった天ぷらが全国で食べられるようになりました。

しかし、当時はまだ油は貴重だったため、油を大量に使う天ぷらは庶民の口に入ることはそうそうなかったようで、一部の金持ちが楽しむ程度だったそうです。しかし戦後、経済が回復するに従い油も流通し始めたために、天ぷらは多くの人が楽しめる料理へと変化していきました。

もし、関東大震災が起こらなければ、もしかしたらここまで天ぷらがメジャーな食べ物にならなかったもしれません。

昔、マグロのトロは捨てられていた

寿司ネタでおなじみのマグロのトロ。今では高級部位としてなかなか手が出せないものになっていますが、実は江戸時代はもったいないことにほとんど捨てていたそうです。

というのも、マグロ自体が非常に腐りやすい魚で、かつ江戸時代にはまだ冷凍技術などが発達していなかったため、切り身は醤油につけた「ヅケ」にして保存されていました。しかし脂が多いトロはヅケにすることができずに、他の部位よりもさらに腐りやすいということから、加熱して食べる以外では捨てていたそうです。また当時の日本人は脂分が多い部位を食べることがそうそうなかったので、人気そのものもなかったそうです。

トロが一般的に食べられるようになったのは1960年代以降のことで、冷凍技術も発展し、さらに日本人の食文化も変わったことから、たちまちトロは人気食材となりました。

佐賀県には、有田焼の容器に入ったカレーの駅弁がある

有田焼でおなじみの佐賀県有田市、そこにあるJR有田駅には有田焼の器を使った焼きカレーの駅弁が販売されています。

これはバブル崩壊後から厳しい状況に置かれていた有田焼をなんとか復興できないかと模索していた際に、有田駅の駅長が中心となって考案され2007年に発売されたものです。

器だけでなく、肉も佐賀牛(ぎゅう)を使い、米も10年連続「特A評価」を受けた佐賀県の米「さがびより」を使うなど、非常にこだわった作りになっています。そのことから九州の駅弁ランキングで1位を取るほどの人気になりました。

器は持って帰って使うことができるため、駅弁としてカレーを食べて、器をお土産に持って帰るという人も多いそうです。価格は1つ1600円と、持ち帰りできる器を考えたら結構お得になっています。有田駅に行けない人でもネットで販売されているので、興味がある方はひとついかがでしょうか。

通風鍋という恐ろしい鍋料理がある

冬に美味しい鍋料理、寄せ鍋やキムチ鍋、すき焼きなど様々な種類がありますが、中には通風鍋という恐ろしい名前の鍋も存在します。

これは2016年頃に宮城県の居酒屋が考案したもので、会社の送別会で面白いサプライズがしたいという常連客のリクエストに応える形で作られたものが由来です。通風鍋という名前から想像できるように、通風の原因であるプリン体を多く含む牡蠣、白子、あん肝といった魚介類の内臓系や魚の卵などをふんだんに使って作られます。現在ではこの居酒屋以外でも多くの店が真似をして独自の通風鍋を販売しています。

味はもちろん美味しいのですが、何しろプリン体の量が尋常じゃないため、体にあまり良くないのが難点。通風とはプリン体が作り出した尿酸が身体の中に過剰にたまって、結晶になって強い関節炎を引き起こす病気です。このプリン体はビールにも多く含まれているので、ビールと一緒に通風鍋、となれば翌日に歩けなくなるぐらい痛みが生じる人もいるかもしれません。召し上がる際には覚悟のほどを。

昔はトリュフを探すときに、ハエを使っていた

高級キノコのトリュフ。森の中で犬や豚が探すことでもご存知の方は多いのではないでしょうか。実はトリュフ探索に犬や豚が使われる前は、なんとハエが使われていた時代がありました。

というのも、ハエの中にはトリュフの近くに卵を産み付ける習性を持つものがいて、トリュフの香りにひきつけられて近くにやってくるそうです。すなわちこのハエを見つけて後を終えばトリュフの場所にありつけるというわけです。しかもこのハエは成熟したものにしか近づかないので、間違って未熟なトリュフを掘り出す危険性もありません。このハエを使った探し方を現在でも行っている人がいるとか。

ちなみに最近はトリュフ探しに豚を使う人は少なくなってきています。なぜなら豚は見つけるとそのまま食べてしまうからだそうです。トリュフが好きなのは人間も豚も同じのようです。

ケンタッキーが、フライドチキンの味がするマニキュアを作ったことがある

2016年、香港のケンタッキーフライドチキン社がキャンペーンのために、フライドチキンの味がするマニキュアというとんでもないものを開発し話題となりました。

色はベージュとオレンジの2種類で、これだけ聞くと普通のマニキュアですが、舐めてみるとそれぞれオリジナルとホット&スパイシーの香りと味がします。

これはケンタッキーフライドチキンのスローガンである「指までなめたくなるほど美味しい」をマニキュアで表現したもので、実際に舐めてしまっても天然成分で作られているため安全だとのこと。

あくまでこのマニキュアはPR用だったそうですが、Facebook上でどちらの味がいいかという人気投票が行われ、1位になったほうは実際に商品化する計画もありました。反響はというと好評な意見も多い一方、やはり衛生的に不安という意見もありました。あまりに斬新すぎるものはやはり一定数の反対意見も出るようですね。

大阪の駅のそば屋には、フライドポテトがトッピングされたそばがある

大阪市淀川区に位置する阪急電鉄十三(じゅうそう)駅、その宝塚線ホームにある「阪急そば 若菜」では変わったメニューがあり人気だそうです。

そのメニューの名は「ポテそば」で、そばと一緒にカリカリのフライドポテトが出され、これを上に乗せて食べるというものです。ポテトの量はかなり多く、全部乗せると下のそばが見えなくなるぐらいです。もちろん自分で調節することができるので、少しずつ乗せて食べるのもいいかもしれません。

味はというと、一見脂っこそうに思えますが、ポテトの塩味とあっさりとしたつゆの味の相性がよく、思ったよりしつこく感じないで食べることができます。もしかしたら感覚的にはコロッケそばのような感じに似ているかもしれません。

夏にはこのポテそばのざるそばバージョンも販売されたとのこと。ポテトの熱さとつゆの冷たさのギャップが楽しめるということもあり、話題になったそうです。また、うどん派のあなたにはうどんバージョンもご用意されています。

ピーナッツはナッツの仲間ではない

我々になじみの深いピーナッツ。名前に「ナッツ」と入っているため勘違いされている方も多いかもしれませんが、実はナッツの仲間ではありません。

というのも、ナッツとはいわゆる「木の実」のことを言い、名前の通り木に成るものを言いますが、ピーナッツは地面の下で育ちます。ピーナッツは実は大豆やえんどう豆などと同じマメ科の植物なのです。

ではなぜ「ナッツ」という名前がつけられているかというと、一般的な豆の成分は炭水化物が半分以上占めているのに対し、ピーナッツは脂質が半分以上占めています。これはアーモンドなどのナッツ類に似た配分となっています。また味や食感もナッツ類に近いというのもあり、名前に「ナッツ」がつけられました。またピーナッツの「ピー」は英語で「豆」という意味があります。「豆のナッツ」がピーナッツの語源というわけです。

たまにミックスナッツの中にピーナッツが紛れ込んでる場合がありますが、あれは厳密に言うと商品名が間違っていることになります。

江戸時代、カステラに大根おろしを乗せていた

長崎銘菓のカステラ。もともとは江戸時代初期にポルトガルの貿易商人などによって伝えられたものですが、当時は今のようにそのまま食べるのではなく、大根おろしを添えたり、お吸い物に入れたりして食べられていたそうです。

というのも、実は当時輸入されたカステラは基本材料こそ同じではあるものの、味は全く違ったそうです。食感もパサパサしていて食べにくいということもあり、何かしら美味しく食べられる方法はないかとかなり模索していたそうで、大根おろしやお吸い物の具はその一環だったようです。

現在のような味のカステラが誕生したのは明治時代以降のことで、材料も江戸時代のものに比べて良質なものが手に入り、かつしっとり感を出すためにはちみつや水飴などを加えたことによって、日本人の口に合う美味しいカステラができあがったそうです。

さすがに今のカステラを当時の方法で食べるとあまり美味しくないとのこと。そんなことしなくても十分美味しいので、そのまま食べるのがやはり一番ですね。

アンパンの上にゴマが乗っているのは、中に何が入ってるか見分けるため

日本生まれの菓子パン、あんぱん。上に黒いゴマが乗っているのが特徴的ですが、中には白ゴマやケシが乗っているものがあります。実はこのトッピング、もともとは中の餡を見分けるようにするために誕生したものでした。

あんぱんが誕生したのは明治時代、当時はまだ工場で機械生産というわけにいかず、ほとんどの工程を手作業で行っていました。そうなると途中で中に何が入っているかわからずに混乱することがたびたびあったそうです。そこで上に乗せるゴマを工夫することで中見を判断するというアイデアが誕生しました。つぶあんには黒ゴマ、白あんには白ゴマ、こしあんにはケシと分けて乗せたことにより、ちゃんと区別できるようになったそうです。もちろんそれ以外にも香りや見た目を良くするためという理由もあります。

現在は機械化も進み、区別する必要がないため、つぶあんが必ず黒ゴマであるということはなくなりました。このトリビアを過信して黒ゴマだからつぶあんだと思い込まないように気をつけてください。

ニンニクの芽は、実は芽の部分ではない

中華料理に使われることが多いニンニクの芽。その名の通りニンニクの芽の部分を食べていると思う人も多いのではないでしょうか。しかし、あれは本当はニンニクの芽ではありません。

では、何を食べているかというと、茎の部分です。厳密には花をつけるために伸ばす(花の茎と書く)「花茎(かけい)」と呼ばれる部分で、実際の芽は火を通すと焦げやすいことからあまり料理で使われることはありません。

では、なぜ茎なのに芽という名前がついたかというと、もともと産地である中国ではちゃんと茎ニンニクと呼ばれていましたが、なぜか日本に伝わったときにニンニクの芽と呼ばれるようになったそうです。理由は定かではありませんが、芽のように柔らかいから、花の芽が伸びた部分であるから、という理由ではないかと考えられています。

ちなみにニンニク自体は淡色野菜に分類されていますが、ニンニクの芽は同じものでありながら緑黄色野菜に分類されるというひとつで二度美味しいものになっています。

たい焼きには、天然物と養殖物がある

魚の鯛には天然物と養殖物がありますが、なんとたい焼きにも天然物と養殖物があります。

ではどのように区別されるかというと、それは焼き上げるときに使う釜の違いにあります。養殖物は生地を焼き型に流し込んで焼き、その片側にあんこを乗せて両側を合わせる形で一度に6から10匹ほど焼き上げて作ります。それに対し天然ものは一度に1、2匹しか焼けない特別な釜で作ります。

かつてはたい焼きは天然物だけでしたが、人気が高まるにつれ一度に大量に作る必要が出てきたため、それを解消すべく養殖物が考案されました。これらはタイマーを設定できたり、火の調整が簡単だったりするため、誰でも作れるということもあり、多くの店が養殖物を販売するようになりました。ただ、天然物は作るのにかなりの技術やコストもかかりますが、養殖にない皮のサクサク感があるため人気も高いようです。

これらが区別されるようになったのは2002年とつい最近のことで、写真家の宮嶋康彦が著書『たい焼の魚拓』の中で初めて分類し、それがたい焼き好きの間で広まっていったとのこと。

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