よみもの|聞くトリビア(読む編)

「オスカー像」って、いくらで売れる?
【朗読】疲れた日に聞きたい雑学【聞くトリビア】

どんどん暑くなって、夏バテ気味なこの季節。

聞くだけで元気になれるような雑学の数々を、フリーアナウンサー大橋俊夫氏の朗読とともにお楽しみください。


こちらは動画の内容の書き起こし記事です。

音声と一緒にお楽しみください。

赤い羽根共同募金の赤い羽根は、ニワトリの羽根

毎年10月に始まる赤い羽根共同募金。募金をすると赤い羽根をもらうことができますが、実はあの羽根の正体はニワトリの羽根です。もともとこの運動はアメリカで始まったもので、赤い羽根は「助け合い」「おもいやり」「しあわせ」という意味が込められていることから、募金のお礼として使われるようになったそうです。アメリカでは、赤く染めた水鳥の羽根を使っていましたが、日本では供給量の関係か、ニワトリの羽根で代用してプレゼントするようになりました。

このニワトリの羽根は中国から輸入したもので、1本あたり1.6円と実はそれなりの費用がかかっています。しかも最近では中国で羽根が不足しているため今後供給できるかわからなくなってきているとのこと。そこで代わりに赤い羽根が描かれたシールをプレゼントすることも多くなってきました。実は現在、赤い羽根を使っている国は、日本以外では南アフリカだけです。今後実際に羽根をもらえるのはレアケースになるかもしれません。

イタリア・トリノでは犬の散歩を怠ると罰金を取られる

イタリアは動物愛護の国としてさまざまな活動をしており、野良猫や野良犬などの保護に積極的に取り組んでいます。またペットをいじめたり捨てたりすると1年以下の懲役、そして1万ユーロ(日本円でおよそ160万円)の罰金刑に処せられるという非常に厳しい法律も定められています。さらには、イタリア北部の都市トリノではさらなる厳しいペットに関する法律が議会で承認されており、飼い主を厳しく律しています。

その法律とは、少なくとも1日3回ペットを散歩させないと、500ユーロ(日本円でおよそ7万8千円)の罰金を科せられるというものです。しかもこの散歩、動物を疲れさせすぎてはならないとも決められているため、人間が走ったり自転車に乗って連れて行くことも禁止されています。またペットの毛を染めたりすることも当然禁止、ペットを動物ではなく人間と同様に扱うべきというトリノ市議会の姿勢を感じさせる法律になっています。

しかし、これでも多くのイヌやネコが捨てられているそうです。今後もしかするとより厳しいペットに関する法律が誕生するかもしれません。

ルーズソックスは、もともと男性用の靴下だった

平成のギャルブームで人気となり、そして令和に入ってリバイバルブームとして再び人気が出てきたルーズソックス。女子高生たちが履くものというイメージが強いかもしれませんが、開発された当初は男性向けとして発売されていました。

ルーズソックスはもともと、1982年設立のアメリカのブランドE.G.スミスが「カジュアルソックス」という名前で男性用として発売したもので、実際ニューヨークでは男性が履いている風景がよく見られたそうです。しかしそれを見た女性が、ずり落ちる様子がかっこいいと評判になったことでレディースものも作ってほしいとリクエストが入り、実際に作ってみたところ大ヒットとなったそうです。

後に日本にもルーズソックスは伝わりましたが、当初、茨城と仙台の女子高生がおしゃれではなく寒さをしのぐために履いていたと言われています。それを見てかわいいと思って真似た東京の女子高生が雑誌で紹介されたことで、ファッションアイテムとして日本全国に広まっていきました。

イギリスの成人の3人に1人は、テディベアと一緒に寝ている

2019年、イギリスのある家電メーカーが行った全国調査によると、イギリスの成人の3人に1人がテディベアと一緒に寝ていることが判明しました。またそのうちの15%の人はテディベアがないと寝ることすらできないということもわかりました。

イギリスでは、子どもが生まれるとすぐ、両親や親戚などからテディベアをプレゼントされる風習があり、多くの幼稚園や小学校では自分のテディベアを連れて行ってみんなに紹介するイベントまであるくらい親しまれています。

だから一緒に寝るのは当然で、遊んだり話したり、悩みを打ち明けたり、ぎゅっと抱きしめるという親友以上、いわば家族同然の扱いをしています。日本のように大人になったらぬいぐるみから卒業するという概念がイギリス人には一切ないというわけです。決して彼らが子どもっぽいというわけではなく、人生のパートナーとして一生一緒に暮らしていくというスタイルがイギリス人の間では当たり前にあるということでしょう。

昔の日本のパスポートは、顔などの特徴を文字に書いて表していた

海外に行くときに必要なパスポート。中には当然のごとく自身を証明する写真が貼られており、それを見て空港の職員などが本人であると確認するようになっています。日本でパスポートが初めて発行されたのは江戸時代の終わり。当時写真という技術がまだなかった頃に、どのようにして本人とパスポートの持ち主がと同一人物かと判断していたのかというと、それはことば。中に人相についてくわしく書かれている欄が設けられており、そこに書かれた顔の特徴を見て本人かどうかを確認していたそうです。

年齢はもちろん、身長、顔や目、鼻、口の形などの特徴、人によっては入れ墨の形、大きさなどが墨で記入されていました。本人確認する人はそれを見て判断しますが、似た人だと判断が難しいため、相当苦労していたようです。ちなみに当時のパスポートは広げると1枚の紙で、表面は日本語、裏面は英語で書かれていました。当時の政府機関は江戸幕府で、「The Foreign Office Yedo Japan」と発行主を記してありました。

実際にパスポートに写真を貼るようになったのは大正に入ってからです。イギリスで最初に写真を使ったことから、その流れで日本でも写真が貼られるようになりました。

オスカー像が10ドルで落札されたことがある

映画界最高峰の賞、アカデミー賞。受賞者にはオスカーと呼ばれる像が贈られます。そんなオスカー像、オークションにかけるとさぞかし高額で売れるであろうと思いきや、たった10ドルでしか売ることができなかったことがありました。

というのも、アカデミー賞主催側と受賞者との間で、オスカー像が必要なくなった場合は主催側に10ドルで引き渡さなければならないという契約が交わされているからです。この一件ではアカデミー賞受賞者が亡くなり、その相続人が契約を知らずに出品したのですが、それを知った主催側が規則違反として訴え、その結果、10ドルで主催側が買い取ることが決まりました。

また、テレビ番組『開運!なんでも鑑定団』でオスカー像が出品されたことがありましたが、この時はアカデミー賞の受賞者と関係のない人が売買しているものは1ドルで回収するという決まりがあるため、「1ドル」という特別評価額が出ています。

雷神に向かって「あっかんべー」をしている風神の木彫りが残る神社がある

福岡市博多にある櫛田神社。ここの拝殿の破風と呼ばれる屋根の端の部分には木彫りの風神雷神が掲げられています。しかしよく見ると風神が雷神に向かって「あっかんべー」のポーズを取っていることがわかります。

これは雷神が風神に一緒に博多に暴風を起こして町を荒そうと誘っているものの、神社の氏子の願いを聞き入れた風神は「あっかんべー」とその求めに応じようとしない姿を描いたものだそうです。そのユニークな表情は見る人をくすっと笑わせ和ませてくれます。

また、この櫛田神社、博多の総鎮守としてはもっとも歴史があるという由緒ある神社で、毎年、博多祇園山笠の際には山笠の山車を一台だけ奉納し、それが一年間展示されることでも知られます。風神雷神の木彫りだけでなく、さまざまな見どころがあるため、博多の人だけならず、多くの人に愛されている神社となっています。

トルコでは、占いのときにコーヒーを使う

タロットカードや手相、姓名判断など占いにもいろいろありますが、国によってはあまり考えられない変わった占いがあるようです。そのひとつにトルコの「コーヒー占い」というものがあります。これはコーヒーを飲み終わった後のカップにソーサーをかぶせてひっくり返し、カップの底に残るコーヒーの粉の模様による占いで、手軽にできるということからトルコの人に大変親しまれています。

カップの上半分は未来のことを、下半分は過去のことを表しており、模様がどの位置にあるかによっていつのことが導き出せるか変わってきます。また全体に粉が流れていたら好調、取っ手のほうに流れていたら幸運に恵まれる、取っ手と反対に流れていたら健康に注意といった意味があります。

トルコで出されるコーヒーは鍋などで水から煮立てるちょっと変わったタイプのコーヒーなので、日本で気軽にできるというわけではありませんが、興味がある方はコーヒー作りからはじめてみてはいかがでしょうか。

かつて、「名古屋県」という県が存在した

東京、大阪と並ぶ大都市・名古屋。愛知県の県庁所在地です。「名古屋県」と間違える人もいそうですが、かつて9か月間だけ、実際に「名古屋県」が存在していたことがあります。

愛知県は江戸時代、尾張藩という名称でしたが、明治になり、大名が治めていた土地を朝廷に返す「版籍奉還」が行われた際、尾張藩を別の名前にすることが決まり、そのとき藩内に存在した城の名前を使おうということから「名古屋藩」という名前になりました。

そしてその2年後、藩を廃止して県を置く「廃藩置県」が行われました。名古屋藩も当然、藩から県へと変更することになり、かくして1871年(明治4年)7月、名古屋県が誕生しました。しかし明治新政府が今までの藩の名前をそのまま県の名前として使うのは望ましくないということで変更せざるを得なくなり、翌年4月に名古屋県は廃止、愛知県が誕生することとなりました。もし歴史が違っていたら「名古屋県」と間違えた人が正しい世の中になっていたのかもしれません。

ダ・ヴィンチの『モナリザ』の目には、文字が書かれている

数々の謎を残しているレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画『モナ・リザ』。実はこの目の中にさらなる謎が発見され話題となったことがあります。

2010年、イタリアの研究者が『モナ・リザ』を顕微鏡を使って確認していたとき、目に何かしら不思議なものが描かれていることがわかりました。詳しく調べたところ、肉眼では見えないぐらい小さい「LV」という文字で、研究者いわく、どうやらレオナルド・ダ・ヴィンチのイニシャルではないかとのこと。ただ、500年以上たっているため非常にぼんやりしており、実際に「LV」という文字かはっきりとわからないようです。

『モナ・リザ』にはこれ以外にも背景の橋に数字の「72」らしきものが描かれていることがわかっています。これがどのような意味なのか、ダ・ヴィンチ亡き今ではわかりませんが、ダ・ヴィンチは暗号を送ったりすることが大好きだったようで、その遊びの一環でさまざまな謎を込めているのではないかと考えられています。

ヒゲの硬さは、銅線と同じくらい

よく、ヒゲがチクチクするという表現が聞かれますが、実際にどれぐらいチクチクするか調べてみると、人にはよりますが、同じ太さの銅線と同じぐらいの硬さがあることがわかりました。そんな毛が1平方cmあたりおよそ120本、人によっては全部で2万から3万本生えているので、痛いのは当たり前です。

なぜ、こんなにひげが硬いのかというと、ストレスによる男性ホルモンの過剰な分泌が原因と考えられています。また睡眠不足、偏った食生活など生活習慣も男性ホルモンに影響するため、生活が荒れれば荒れるほどヒゲが硬くなっていくのだそうです。

また、親からの遺伝というのも大きい理由のひとつに考えられています。親・親戚にヒゲが硬い人が多い場合は、自分自身も硬いと考えたほうがいいかもしれません。少しでもヒゲが硬いかなと思った方がいれば、残すことなくしっかりそり落として、かつストレスを抱えない健康的な毎日を過ごすことが大事と思われます。

かつて山陽新幹線では、映画が観られる車両があった

バブル真っただ中だった1988年、山陽新幹線に「ウエストひかり」なる新列車が登場しました。かつての車両を改造してさまざまな新サービスが提供されましたが、そのひとつに、新幹線で映画が観られるという「シネマカー」というものがありました。

これは山陽新幹線は路線の半分近くがトンネルで、車窓を楽しむことがあまりできないため、だったら映画でも観て楽しんでもらおうということで誕生したもの。映画を観るには乗車料金の他に600円の整理券が必要でしたが、『となりのトトロ』や『インディ・ジョーンズ』など当時の人気映画が上映されていました。しかし、思ったより利用者も増えず、値下げ、最終的には無料開放までしたものの、結局は廃止となりました。さすがに新幹線に乗ってまで映画を観たいと思う人がそこまでいなかったということでしょう。

アメリカにはマークが青色のマクドナルドがある

マクドナルドといえば、黄色い「M」のような形のマークでおなじみですが、アメリカにはこの「M」が青色の店があります。それはパワースポットとして有名なアリゾナ州セドナにあるマクドナルドで、もともとこの街では周囲の景観を損ねないようにビルなどの外観は自然をイメージさせる色を採用しています。

マクドナルドも例外にもれず、派手な黄色のマークを使うことが禁止されていました。そこで「ターコイズブルー」という鮮やかな青色で描いたマークを採用し、周囲との調和を図ろうとしました。ちなみにこの「ターコイズブルー」はセドナで神聖と考えられている色のため、問題なく受け入れられたそうです。

このターコイズブルーの「M」のマークは世界にここだけということで、それを見るためにだけセドナに訪れる人もいるそうで、多くの人がこのマークを撮影してSNSに載せているとのこと。アメリカに行く機会があり興味がある人がいれば、訪れてみてはいかがでしょうか。

テニスのウィンブルドンでは、選手は下着の色まで決められている

長い歴史を誇るテニスの四大大会のひとつ「ウィンブルドン」。歴史がある大会だけあって独自の厳しいルールがあります。それはウエアやリストバンド、ソックスや下着にいたるまですべて白色で統一しなければいけないというものです。もしこれを破ると試合に出ることはできませんし、試合中に違反していることがわかれば着替えさせられます。

なぜ、こんなルールが採用されているのかは、はっきりとわかっていません。一説によると色付きのウエアだと汗じみが目立ってしまうから、それを避けるためとも言われています。それよりもむしろ、それが伝統だから、というのがもっとも大きい理由のようです。

しかし最近このルールに対して問題提起を起こす選手も少なくなく、2022年には選手による抗議活動が行われるまでになりました。このような状況を踏まえて、2023年からは女子選手に限り緩和されるようになりました。数年後にはもしかしたら白以外のユニフォームを着た選手がウィンブルドンで活躍しているかもしれません。

どれだけ健康でも、がん細胞は毎日5000個以上誕生している

人間にとって恐怖の存在であるがん。できたら一生、無縁で過ごしたいと思うのが常でしょう。しかし、どんなに健康に暮らしていても、がんの細胞は1日5000個も体にできているということが研究の結果、わかっています。

とはいえ、すべてのがん細胞が体を侵食しているわけではありません。体の中には免疫細胞がこれらを退治していく仕組みがあります。免疫細胞は他の細胞を見つけると、それが異物であるかどうかを判断し、そして異物だと認識すれば、その細胞を殺してくれます。このプロセスが毎日繰り返されています。すなわち毎日それらのがん細胞を免疫細胞が退治しているというわけです。

しかし、歳を取ったり体が弱まったりすると、この免疫細胞が正しく働かなくなります。その結果、がん細胞が生き残り、がんの塊になることがあります。これが一般的に言うがんという病気です。がんにならないためには、バランスの取れた食事や適度な運動など、規則正しい生活を送ることで免疫力を高めることが重要です。

ラーメンでおなじみのナルトは、もともとそばの上に乗せられていた

一般的にはラーメンの具として知られているナルト。相当昔からラーメンに乗っていたのではないかと思われがちですが、実はもともと日本そばや吸い物の具として使われていました。ナルトの原型となるものはすでに江戸時代に存在していたそうで、その頃にはすでにそばの具として親しまれていたという資料があります。

ナルトがラーメンの具として使われだしたのは、太平洋戦争敗戦後の闇市でのことだとされています。当時食糧不足でラーメンにおいても何も具が乗らない、いわゆる「素ラーメン」というものが普通でした。そこである屋台の店主が少しでも彩りを加えたいということから安かったナルトを乗せたところ好評となり、他の店でも真似るようになったとのこと。また、そばの具として認識されていたナルトを、中華そばであるところのラーメンに乗せてみようかという思いもあったのではないかとも言われています。

1979年、シャープは任天堂より先に「ファミコン」を発売している

1983年に任天堂が発売して大ヒットしたゲーム機「ファミリーコンピュータ」いわゆる「ファミコン」。実はこの「ファミコン」という商標、当初は任天堂ではなくシャープが持っていたというのはご存じでしょうか?というのもファミリーコンピュータが発売される4年前、シャープはすでに「ファミコン」なる商品を発売していたからです。

さて、この「ファミコン」。実はゲーム機ではなく家庭用のオーブンレンジでした。ただ、あまりヒットしなかったため、その名は知る人ぞ知る形になっています。当時シャープはこの「ファミコン」を販売するにあたり商標を獲得していましたが、オーブンレンジ本来の「家電」の部門だけでなく「玩具」などの部門でも商標を取っていたため、任天堂は発売に際しシャープと何度も交渉を重ね、最終的には任天堂に「ファミコン」の商標を譲ることになりました。

ただしその代償として、シャープはファミコンの機能を拡充させたゲーム機「ツインファミコン」の販売権を任天堂から譲り受け、任天堂の「ファミコン」の恩恵を受けたようです。

ボウリングはもともと悪魔を退治するゲームだった

ボウリングの原型となるゲームは4世紀頃にはすでに行われていたようで、それを裏付ける資料も残っています。しかし、当時は単なる遊びではなく、宗教的な意味合いが深いものでした。

4世紀頃のドイツでは、キリスト教の教会にある長く狭い回廊で、悪魔に見立てて立てられたピンを倒すゲームが行われていたとされています。うまく倒せた場合は信仰心が厚いと評価され、倒せなかったものは異端者だと批判されていたそうです。

当初は僧侶の間でしか楽しむことができなかったこのボウリングは、しばらくすると庶民の間にも広まり、10世紀頃にはイギリス貴族の間で人気となり、アメリカ大陸発見後の17、8世紀には世界各地にボウリング場が建てられるようになりました。しかし当時のボウリングは今のものとは異なるピンが9つしかない「ナインピンズ」と呼ばれるもので、ルールも統一されていなかったようです。

後にちゃんとしたボウリング団体も設立され、ルールも改正、統一され、19世紀頃には現在とほぼ同じスタイルのボウリングが楽しまれるようになりました。

石川啄木は、妻にバレないようにローマ字で日記を書いていた

日本を代表する歌人のひとり・石川啄木。彼は日常生活を記した日記をローマ字で書いていました。それはなぜかというと、日記の内容を妻に読まれたくなかったという非常によこしまな理由からでした。その内容はというと、大部分は普通の生活の様子を記したものですが、一部、浮気の様子が鮮明に書かれている箇所があるため、妻に見せたくないのも当然です。

しかし、妻の節子は小学校の教員であり、英語の知識もあるためローマ字を知らないというわけではありません。しかも日記にはローマ字の解説書がついていたため、読もうと思えば誰でも読めました。そのあたりは詰めが甘かったのではないかと思われます。

さて、この日記、啄木の貴重な交友関係が書かれているため、当時の文壇のことを知る貴重な資料として扱われています。かの歌人・与謝野晶子もこの中に登場しており、意外なつながりにびっくりさせられます。

国会議事堂には、ダンスホールがあった

日本の政治の中枢、国会議事堂。誰もが画像や映像などで目にしてはいるかと思いますが、何階建てかご存じでしょうか?実は中央塔が9階建てで、その9階には展望室があります。かつて国会議事堂がもっとも高い建物だったため、そこから東京中の景色が見下ろせたそうです。

その展望室とらせん階段でつながった8階には、ちょっとしたホールがあり、かつてここでダンスが踊られたことがあるという話があります。木のモザイクでできた床や四方に5個ずつ開けられた窓、装飾が美しい石こうで作られた天井など、たしかにダンスを踊るのにふさわしい雰囲気を持ったホールで、少し狭くはありますが、今ここで舞踏会が行われると言われてもおかしくはありません。

しかし、実際にダンスホールとして使われたという記録は残っていません。かつて進駐軍の誰かが踊ったという話はありますが、ここにたどりつくまでの階段がドレスを着用した女性にとっては厳しいため、どこまで事実かはわかっていないということです。

ちなみにこの展望室とホール、現在は安全性の問題などから公開はされておらず、開かずの間となっています。

富士五湖には、幻の6つ目の湖がある

富士山麓に位置する富士五湖。名前どおり5つの湖で構成されている、と思われる方も多いと思いますが、実は富士五湖には幻の6つ目の湖があり、正しくは富士六湖だということをご存じの方は少ないのではないでしょうか?

この湖、名前は「赤池」といい、いつでも見られるというわけではありません。普段は林に囲まれた草原ですが、7年に1度、たった10日ほど姿を現すというもので、実際に見ることができた人は多くないようです。

なぜこんな湖ができるかというのははっきりとわかっていませんが、台風や大雨の影響で近くにある富士五湖のひとつ・精進湖の水位が上昇して水があふれ、それがたまったものが赤池だと考えられています。この赤池、前回現れたのは2021年。7年に1度とはいいながら、その年の雨の状況で2年連続で現れることもあるので、気になる人はチェックしてみてはいかがでしょうか。

シロクマの毛の色は、白ではなく透明

ホッキョクグマ、通称シロクマといえばその名の通り毛が白いことで有名ですが、実はこの毛、よく見るとナイロンのように透明です。だったら皮膚が白いから透明な毛で透き通って白く見えるのか、と思いがちですが、実はシロクマの皮膚は黒色です。

ではなぜシロクマの体は白く見えるのかというと、実はこの透明な毛の中が空洞のストロー状になっているからです。本来透明であれば光はそのまま通過して中の黒い皮膚がそのまま見えますが、この中の穴で光が乱反射し、その反射した光が白い光となってわれわれの目に届くというわけです。

ちなみになぜ皮膚が黒いかというと、寒い北極で暮らすために太陽光を吸収しないといけません。黒は光を全部吸収する色であるため北極での生活に適しています。彼らは厳しい環境で生き残るために自然と肌が黒くなっていったと考えられています。氷で覆われた北極で敵に見つかりにくい白い毛、光を吸収しやすい黒い皮膚、これらをあわせ持つシロクマは、非常に効率的な生き物と考えられます。

カジノのバカラで使われるトランプは、1回1回使い捨てにされる

一夜で大金が動くカジノ。それだけのことがあって経営側もさまざまなことに気を使っており、特にイカサマに関してはかなり厳重に監視しているようです。その一環として、トランプゲームのバカラでは毎回新しいトランプを使って、使い終わるとすぐに捨てるようにしているそうです。

というのもカードに傷や折れ目などの目印をつけて、そのカードがどこにあるかを判断してイカサマをするプレイヤーが実際にいて、それを防ぐ目的と、また、バカラは裏向きに配られたカードを一部分だけ見えるようにじっくりめくる「絞り」という動作が行われます。そのため他のゲームに比べてカードが折れ曲がりやすくなります。そのことから毎回使うたびに捨てているそうです。その代わり捨てる前提で使われることから、紙でできた安いトランプを使っています。

また同じくトランプを使って遊ぶブラック・ジャックでは、絞りという行為がない分、折り目があまりつきにくいため、傷や折り目ができるまで処分は行わないません。このように使われるトランプをいつ捨てるかはゲーム次第で変わってくるようです。

石垣島や西表島には、青いゴキブリがいる

黒、もしくは茶色の体を持ち、人間に恐怖心を与える害虫・ゴキブリ。実は石垣島や西表島にはわれわれの既成概念を覆す、変わった色のゴキブリが発見されています。その名も「ルリゴキブリ」というもので、名前の通り瑠璃色の体をしており、また金属的な光沢を特徴としています。これらのゴキブリは普通に家に現れるものとは違い、森や洞窟などで木や葉っぱなどをエサに生活しています。そのため野生のものを発見するのは非常に難しいそうです。

しかし2020年、南西諸島でルリゴキブリの新種、アカボシルリゴキブリ、ウスオビルリゴキブリの2種が発見されました。もしかしたらわれわれが見ていないだけで、よりカラフルなゴキブリの新種が沖縄の森などの中に生息しているのかもしれません。これらが多く見つかってくると、ゴキブリに対する見方も変わってくることでしょう。

犬も実は、猫舌

熱いものが苦手な「猫舌」は、もともと猫が熱いものを食べることが苦手とする様子から生まれた言葉ですが、この猫舌、猫特有のものかと思いきや、実は犬も猫舌の持ち主です。

というのも、そもそも熱い食べ物は火を通して作られるわけで、その火を起こす技術は人間以外の生き物は持っていません。そのため動物たちは熱い食べ物を食べるという選択肢がなく、肉など生のままで食べるしかできません。舌が熱いものに慣れていない猫や犬などの動物は、すべて猫舌というわけです。

そのため、ペットにエサを与えるときは温めたりせず、温めたものを与える場合は指で触ってほのかに温かい程度まで冷ましてから食べさせないと、口の中がやけどする可能性もありえます。われわれが思っている以上にエサの温度に関してはデリケートに考える必要があります。

ペルーの世界遺産、マチュピチュのふもとにあるマチュピチュ村の初代村長は、日本人

アンデス山中にある都市遺跡マチュピチュ、行ったことはなくても写真で見たことがある人は多いのではないでしょうか。そんなマチュピチュ遺跡の麓にはマチュピチュ村という人口3000人ほどが暮らす村があります。温泉やおみやげ屋などがあり、多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。実はこの村を創ったのは一人の日本人でした。

その人物とは野内与吉(のうち・よきち)さん。福島県の裕福な農家に生まれた彼は、南米で成功したいという思いを胸に、1917年、21歳の若さで日本人移民としてペルーに渡りました。当時、まだジャングルの中に埋もれていたマチュピチュにたどりついた野内さんは、まだ何もなかったこの地に目をつけ、水を引いて畑を作ったり、水力発電機を作り村に電気をもたらしたり、温泉を発掘して村人に開放するなどして、発展させていきました。そして住民も増え、この地域が正式にマチュピチュ村となった際には、その功績が認められ初代村長に就任しました。

そして彼は1969年に74歳で亡くなるまで、マチュピチュ村のためにさまざまな活動を行ってきました。現在では彼の業績を伝え続けるために講演会や勉強会が各地で行われているそうです。

織田信長が豊臣秀吉につけたあだ名は、「サル」ではなく「ハゲネズミ」

豊臣秀吉につけられたあだ名は何だと聞かれたら、多くの人は織田信長につけられた「サル」という答えを思いつく人は多いでしょう。しかし実は信長はもっととんでもないあだ名で秀吉を呼んでいたという話が残っています。

そのあだ名とは「ハゲネズミ」というもので、その発端は秀吉の妻・ねねが秀吉の浮気に関して悩むようになり、それを信長に相談したことで、完全にねねの味方であった信長はねねに対して手紙を送って彼女を励まします。その内容は「秀吉があなたに対して不満を言っていることは言語道断で、あんハゲネズミがあなたほど素晴らしい女性を今後見つけられるわけがない。だから自信を持って堂々としていなさい。またこの手紙は秀吉にも見せなさい」というもので、後に秀吉もこの手紙を見ることになり、顔を真っ青にしていたそうです。

しかし、秀吉はその後も浮気をやめなかったといいます。もし、この後にも手紙を送るようなことがあったら、もっとひどいあだ名をつけられていたかもしれません。

スケートリンクの氷は、スピードスケートのものより、フィギュアスケートのほうが硬い

氷の上で行われるスポーツにはフィギュアスケート、スピードスケート、アイスホッケーなどさまざまありますが、実はこれらの競技が行われるスケートリンクの氷は、すべて違う条件で準備されているのはご存じでしょうか?

たとえばアイスホッケーの場合、球として使われるパックが氷にくっつかないようにするため、氷を硬めにしてリンクを作ります。これとは逆にスピードスケートでは摩擦を少なくして早く滑れるようにするため氷の表面を柔らかくしています。そしてその中間がフィギュアスケートで、滑りやすくしながらもジャンプ技が出せる程度の硬さがないといけないため、アイスホッケーよりちょっと柔らかめに氷を仕上げます。また美しさを競う競技であるため、ゆっくり水を凍らせて透明感のある氷にする必要があるそうです。

ちょっと違うのがカーリングで、表面をツルツルにせずにわざとデコボコを残す状態で仕上げます。これはデコボコの状態のほうがストーンが滑りやすいからだそうです。またブラシで磨けばそのデコボコが取れるぐらいの氷の硬さ、室内の温度をキープしなければならず、非常に調整が難しいようです。

喜劇王チャップリンは、遺体が盗まれたことがある

1977年12月25日、アメリカの喜劇王チャップリンが亡くなり、多くの映画ファンを悲しませました。しかしその後、2ヶ月ほどたった1978年3月2日、世界中を驚かせるある事件が起こります。それはチャップリンの墓があばかれて遺体が入った棺が盗まれるというものでした。

発生当初は熱烈なファンによる犯行ではないかと噂されましたが、実際は2人組の犯人による身代金目的の事件と判明しました。犯人側は遺体と引き換えにチャップリンの遺族に日本円で9000万円ほどの身代金を請求しましたが、遺族はこれを拒否、焦った犯人たちはお金をなんとか引き出そうと何度も公衆電話から電話をかけて交渉しましたが、その途中に公衆電話を監視していた警察官に見つかり逮捕されて事件は終焉を迎えました。

犯人たちは新しく自動車修理工場を経営するための資金を得るために、有名だったチャップリンの遺体を誘拐する計画を思いつき実行しましたが、当初遺体を隠す場所が都合で使えなくなったため、隠す場所探しで疲弊していたようです。ちなみにこの事件、2014年に遺族の全面協力のもと映画化されました。興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

ドイツの高速道路には、制限時速がない

ドイツの高速道路、アウトバーン。かの独裁者アドルフ・ヒトラーが産業・軍事上の目的と失業対策を兼ねて1933年から建造したもので、総延長1万kmを超える膨大な道路となっています。

このアウトバーン、日本では考えられない特徴があります。それはなんと最高速度の制限がないということです。日本では高速道路の最高時速は100kmと定められていますが、アウトバーンではそれ以上の速度で車が行き交っています。推奨されている速度は時速130kmですが、中には200km、300kmというスピードで走る車もあるそうです。ただ、すべての道路で速度無制限というわけではなく、許可されている区間は全体の50%ほどだそうで、またトラックやバスは安全のため時速100kmが上限となっています。

それだけの速度で走っていて事故は多くないのか、と疑問を持たれるかもしれませんが、アウトバーンがそもそも高速で走ることを前提に造られているため、それほど危険はないそうです。

飛んでる蚊を退治するときは、両手で上下から挟む感じで潰すと効果的

夏にわれわれの天敵となる虫・蚊。刺されてかゆくなるのはもちろん嫌ですが、下手をすると伝染病をわれわれにうつしかねないということで、迷惑物以外の何者でもありません。

そんな蚊の退治、拍手するように左右から手で挟んで潰す人が多いと思いますが、実はこれよりもっと効果的な潰し方があります。それは左右ではなく上下で挟む形で手で潰すというものです。これは蚊は本来飛ぶ力が弱く、落ちそうになったら浮くといった上下の動きを繰り返して飛んでいるため、危険を察知するとこの飛び方を利用して素早く上下に逃げます。すなわち上下の動きに関しては蚊は非常に俊敏なのです。しかし、逆に横の動きはそれほど得意ではありません。そのため上下で挟む形で叩けば簡単に潰すことができます。これを覚えておけば、少し快適な夏を過ごせるかもしれません。

納豆も腐ってカビが生える

物の腐り方には2種類あります。ひとつは食材を美味しくするなど、人の体に良い影響を与える「発酵」と、食材に酸っぱさや臭い匂いなどがつき、体に悪影響な「腐敗」です。納豆は発酵食品、すなわち体に良い影響を与える腐らせ方をしたものです。

しかし、食べずにしばらく放置しておくと次第に腐敗してきます。さらには納豆菌の力も弱まり、鼻にツンとくるアンモニア臭も出てきます。そして保存している環境によってはカビが生えることもあります。もともと腐ってるようなものだから大丈夫だろうと軽く考えてると大変なことになるので、ちゃんと賞味期限内に食べることが大事です。

ただ、納豆を放置すると表面にできる白いつぶつぶはカビではありません。あれは納豆の中にあるアミノ酸が結晶化したもので、食べても害はありませんが、ジャリジャリした食感があるため、美味しく感じられないかもしれません。

腕のないミロのヴィーナス像が持ってたとされるのは、リンゴ

西暦820年、エーゲ海に浮かぶギリシャのミロス島で農作業をしていた男性が、壁を補強する石を探していたときに大理石でできた彫刻のパーツを発見しました。それを組み合わせてみたところできたのが『ミロのヴィーナス』でした。しかしいくら探し回っても両腕だけはどこにも見つかりませんでした。結果現在のように腕のない状態でパリ・ルーヴル美術館に展示されています。

ところで、この欠けた腕がどのような形をしていたのか、何かを持っていたのか、多くの研究家が調査してきましたが現在になっても解明することができずにいます。

しかし、ここであるひとつの説が浮上しています。それはミロのヴィーナスが手にしていたのはリンゴだというものです。これはギリシャ神話で女神アフロディーテが黄金のリンゴを与えられたエピソードがあり、ヴィーナスはローマ神話でアフロディーテと同一視される女神であるため、ヴィーナスもリンゴを持っていたのではないか、という理由で考えられた説です。しかし当然この説も確証がありません。果たして無くなった腕は今後発掘されるのであろうか、今後の調査が期待されます。

うな丼の並、上、特上の違いに、ウナギの質は関係ない

うなぎ屋で出されるうな重。多くの店では特上、上、並などとランク付けされていて、値段も特上がもっとも高く設定されています。やはり特上となるとウナギの質も良く、天然ものを使っていて、並だとそれほどではない、と思いがちですが、実はこのランク、ウナギの質で決まっているものではありません。ウナギの量や丼のウナギと米の割合で決まっています。ウナギ自体の味はまったく同じです。

たとえばうな丼の並だとウナギは1切れから1切れ半ほどで、下にあるご飯も見てわかるぐらいの量ですが、これが特上になるとウナギが2、3切れと、ウナギでご飯が隠れている量となっています。また店によっては肝吸いなどのお吸い物やちょっとした小鉢がついているところもあります。

上質なウナギが食べたいけどお金がそんなにないと迷っていた人がいたら、質自体はまったく変わらないので、今後は迷わずに並を選んでもいいのかもしれません。

こんにゃく橋と呼ばれる橋があった

徳島市内を流れる鮎喰川(あくいがわ)の下流にかつて存在した浜高房橋(はまたかぼうばし)。この橋は「こんにゃく橋」いう変わった別名で呼ばれていました。

というのも、もともとは木造の橋だったこの橋は1961年に洪水に耐えうるように建て替えられましたが、その構造が独特なもので、コンクリート製の橋桁の上に板を乗せて、万が一洪水で水があふれそうになったときにはその板を取り除く形で被害を抑えるものとなっていました。ただ洪水に関してはこれで安心かもしれませんが、橋を渡る人にとっては、ぐにゃぐにゃ不安定に揺れる板に乗らないといけないため、大変だったそうです。そして地元の人はぐにゃぐにゃと揺れる様子をこんにゃくに例えて「こんにゃく橋」と呼ぶようになったそうです。

そんなたこんにゃく橋ですが、やはり非常に危険だと市から判断されたため、2007年、ついに撤去されました。現在その橋があった場所にモニュメントが建てられています。確かに危険ではありますが、地元の人にも愛された橋がなくなってしまうというのは何か寂しいものがあります。

アメリカで販売されているカップヌードルは、麺が短め

日本生まれの偉大な発明品、「カップヌードル」。世界各国に進出し、現在では多くの国の人に愛される食品となっています。このカップヌードル、実はそれぞれの国に合わせていろいろと作り変えられているというのはご存じでしょうか?

たとえばアメリカ。ここでは箸でカップヌードルを食べるという文化がなく、フォークで麺をすくって食べています。そのため、食べやすいように麺の長さを数センチと短く切って販売されています。逆にタイでは麺の食べごたえを重視する人が多いため、日本のものよりやや長めにしているそうです。

味に関してだと、インドはやはり何種類もの香辛料を組み合わせたスープが定番のため、非常にスパイシーな味わいとなっています。メキシコではチリ味が利いたスープ、シンガポールや香港などでは魚介類のうまみが強いシーフードスープを使っています。

それぞれ宗教上の理由などのお国事情があり、日本では考えられないようなさまざまなカップヌードルが発売されています。一度食べ比べてみるのも面白いかもしれません。

ベルサイユ宮殿の中には、アスパラガス畑があった

フランスの観光名所・ヴェルサイユ宮殿。17世紀にフランス王ルイ14世により建設されたバロック式の宮殿で、その豪華さは目を見張るものがあります。そんなヴェルサイユ宮殿でかつて6000本にもなるアスパラガスが栽培されていたという資料が残っています。

ルイ14世はもともと熱心な園芸家であり、過去にさまざまな野菜を栽培していました。そんな彼が愛してやまなかった野菜のひとつがホワイトアスパラガスでした。誰よりも早くホワイトアスパラガスを食べたかったという彼は農園から取り寄せる時間ももったいないということでわざわざ宮殿内で栽培して、収穫したてのものを食べていたそうです。実際ホワイトアスパラガスは収穫して時間がたってしまうと中の糖分が減ってしまうため、宮殿で栽培するということは理にかなっていたわけです。

このアスパラ畑、ひ孫にあたるルイ15世の時代もまだあったそうで、ヴェルサイユ宮殿の人々は長らく美味しいアスパラガスを堪能していたようです。

にんにくの芽は、芽ではなく茎

中華料理屋などのメニューによく「ニンニクの芽の炒めもの」があります。私たちは名前をそのまま受け止めてニンニクの芽はああいうものだと思いがちですが、実はあれはニンニクの芽の部分ではありません。あれはニンニクが花をつけるために伸ばす花茎と呼ばれる茎の部分で、「茎ニンニク」という別名でも呼ばれています。

ではなぜ、茎なのに芽と呼ばれるようになったのか…、というのは実ははっきりとはわかっていません。中国から日本に伝わったときに間違って芽と名付けられたのではないかとも言われていますが定かではありません。

ちなみに現在日本で流通しているニンニクの芽はほとんど中国産のもので、しかも茎専用のニンニクとして品種改良したものだそうです。ニンニクを保存しているといつの間にか芽が生えてきたりしますが、これを私たちが言うところの「ニンニクの芽」と勘違いして料理しても全然違うものになるので、ご注意のほどを。

タコは自分で自分の足を食べる

海に暮らすタコ。実はその生態には不思議なものが多く、いまだに解明されていないものも少なくありません。そのひとつが、タコは自分の足を食べる習性があるというものです。

なぜこのような行動を起こすかというのは、まだはっきりとわかっていません。一説ではおなかが空いたから食べると言われていますが、ある学説では神経に影響を与えるウイルスがタコの体に入り込み、その結果足を食べるようになったとも言われています。

ただ、足を食べたタコの中には、同じところから再び足が生えてきて次第にもとに戻るものもあるそうです。すべてのタコがそうではないようで、なぜこのように復活するのかはっきりとはわかっていません。身近な生き物でありながら謎が多いタコ、もしかしたらわれわれが知らないもっとすごい能力を持っているのかもしれません。

どじょう鍋のお店ののれんが「どじょう」ではなく、「どぜう」と書かれているのは、縁起がいいから

東京の下町で見かけることがあるどじょう専門店。一度でも周辺を訪れた方はご存じだと思いますが、これらのどじょう専門店に掲げられたのれんには必ずと言っていいほど「どぜう」と書かれています。

なぜ「どじょう」ではなく「どぜう」なのか。これはどじょうの名店、浅草の「駒形どぜう」を江戸時代に開業した初代越後屋助七の発案によるものです。

開業当初江戸では火事が多く起こり、駒形どぜうも店舗が燃えるなど被害を受けました。そのとき、のれんや看板には「どじょう」の4文字が書かれていましたが、この4文字が縁起が悪いのではないかということで、縁起がいいと言われていた奇数の文字数となる3文字の「どぜう」に書き直しました。これが功を奏したのか、店は大繁盛。次第に他の店も真似るようになり、現在にいたります。もし何も変えずにのれんも4文字のままだったら、どじょう文化は今も続いていなかったかもしれません。

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