結婚の雑学
【聞くトリビア第30話 読む編】
エベレスト山頂で結婚式を行った夫婦がいる
2005年、あるネパール人のカップルがエベレストの山頂で結婚式を挙げたというニュースが出されました。
このカップル、登山関係の仕事をしており登山慣れはしていたようで、この日は総勢45人のグループに参加し頂上へ到達、厳しい天候でわずか10分の滞在の中、酸素マスクを外しネパール式の結婚式を行ったそうです。
エベレストは現地の人にとっては神聖なる山として信仰されています。2人とってはそういう意味でも最高の結婚式だったことでしょう。
かつてウェディングドレスは、黒が流行っていた
ウェディングドレスといえば純白、というイメージが強いかもしれませんが、16世紀末のスペインの庶民の間では真っ黒のウェディングドレスが流行していたのです。というのも宗教上の戒律の影響があったのと、宮廷の人が多く着用していたことが理由でした。
現在のような白いウェディングドレスが着られるようになったのは19世紀末のこと。イギリスのヴィクトリア女王が結婚式で着用したことから爆発的に流行したそうです。
このような話を聞くと、また白以外のウェディングドレスが流行する時代が来るかもと思ってしまいますね。
ギリシャ神話の最高神の浮気は100回以上
ギリシャ神話の神々はどこか人間臭いことでもよく知られます。その最高神のゼウスは最たるもので、神様であることを除けば浮気性のエロおやじといっても差支えないレベルです。
結婚だけでも3回しているのに浮気でいくとどうなるでしょうか。その数は何と100回を超えるといいます。その相手も姫君から庶民まで様々。気に入った相手のためには自らの姿を変えたり知恵を使ったりと努力は惜しみません。
一応、ゼウスの名誉のために説明すると、最高神のゼウスの血が欲しいというのは人間側の都合です。そのため、いつの間にか浮気となっているというのが正解のようです。
しかし、妻のヘラにはそうはいきません。ゼウスが浮気をするたびにその国を滅ぼしたり、キツイ罰を与えているのにも関わらず懲りない最高神のメンタルはまさに最強なのかもしれません。
沖縄の結婚式はアロハシャツでオッケー
結婚式の正装は秋口くらいでも少し暑かったりするものです。それが常夏の沖縄県だったら、現代はリゾート地での結婚式も珍しくないので、ない話ではありませんし、少々気がめいってしまうところです。
しかし、そこは亜熱帯の風習があります。沖縄県の結婚式の招待状には「当日は暑さも予想されますのでアロハシャツでのご出席も歓迎いたします」という一文が入っていることは珍しくありません。
あまりネガティブな気分にならず、リゾート気分で出席すれば、祝福の気持ちも増すことでしょう。手紙をよくチェックしてみてください。
実際に披露宴を行ったドラマがある
ドラマのリアリティというものは、その作品が名作たるかどうかを左右することもあります。そんなリアリティを重視し、結婚式を本当に行ってそれを撮影した作品があります。
それは1990年のTBSのドラマ『普通の結婚式』というホームドラマです。主演は父親役の緒形拳とその娘・浅野ゆう子。初共演ということでも話題となったタイトルです。
題名にもある結婚式のシーンは、東京都にある高輪プリンスホテルで大規模な本物の披露宴を再現し、7台のカメラと中継車でそのまま撮影しました。細部にもこだわりぬいた作品といえるでしょう。
ケニアの一夫多妻制は上限も拒否権もなし
イスラム教では夫が戦死した場合を想定して一夫多妻制の文化があるというのは世界史でも習ったテーマかと思います。しかし、それとは性質を異にする一夫多妻文化が現存することはご存じでしょうか。
それはアフリカの国ケニア。ここでは法律で妻の数に上限を設けない一夫多妻制が認められています。また、先にいる妻にはそれを拒むすべもありません。
イスラムの風習をベースにしているかというとそうでもないようです。ケニアはイギリスの植民地だったこともあり、キリスト教圏で、ムスリムもいますが多数派とはいえません。
その背景には結婚自体の認識の違いがあります。アフリカではハーレムを設けるようなものではなく、通い婚の概念が浸透しています。各妻と子の住む家に夫が通う形になっています。そのため、母子家庭のような家もあるため、その利益を守るための制度とも考える向きもあります。我々の感覚とは違いますが、どちらがいいのかの判断は難しいですね。
掲載日時 | 2021/10/15 18:00 |
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