よみもの|聞くトリビア(読む編)

結婚の雑学
【聞くトリビア第30話 読む編】

宇多田ヒカルの両親は7回の結婚・離婚を繰り返している

宇多田ヒカルの母親は昭和の歌姫だった藤圭子、父親は音楽プロデューサーの宇多田照實(てるざね)です。2人は1982年に結婚し、翌年の83年に娘のヒカルが生まれました。

しかし、その後2人はささいな口論がきっかけでそのまま離婚、しかしあとから振り返って離婚する必要はなかったと思い直し、再婚する、というようなことを繰り返す関係だったそうです。なんと、最短で1週間で復縁したこともあったそうです。

「ウェディング」の語源は保証金に関係する

「ウェディング」という言葉の持つロマンチックなイメージを壊すようですが、「ウェディング」の「ウェドゥ」は古い英語で「保証金」や「抵当」を意味します。古代ゲルマンにおいて、結婚のときに花婿側が花嫁側に保証金を出す習慣があったため、保証金を意味していた言葉が、いつしか結婚を表すようになったそうです。

日本では結納金という風習がありますが、今も昔も結婚とは、シビアな契約ごとだったわけですね。

「ブライダル」の語源はビールに関係する

「ウェディング」と同じように結婚を指して使われる「ブライダル」という言葉の語源。「ブライド」は花嫁を意味しますが、その後ろにくっついている言葉の語源は「エール」、つまり「ビール」なのです。

ビールは昔から結婚式に欠かせないもので、女性がそのビールを作る役目をしていたことに由来するのがブライダルという言葉なのです。

ワーグナーの『婚礼の合唱』は、不幸の前兆を表す曲

結婚式で使われる定番のクラシック曲が、メンデルスゾーンの『夏の夜の夢』の一曲『結婚行進曲』と、ワーグナーのオペラ『ローエングリン』に出てくる『婚礼の合唱』です。

問題なのはワーグナーの『婚礼の合唱』の方。この曲は主人公のローエングリンとヒロインのエルザの結婚式の場面で使われるのですが、このあとローエングリンはエルザの前から去り、エルザは結局死んでしまうのです。

つまり、悲劇的な結末を暗示する曲と考えられ、現実の結婚式にはあまりふさわしくなさそうですね。

「最もストリーミングされたライブイベント」は、イギリスのウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式

ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式は2011年にロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われました。この結婚式の模様はYouTubeでライブ中継され、188カ国、7200万人が視聴。それまで記録を持っていた、2009年のバラク・オバマ米大統領の就任式を上回りました。

結婚してから15分後に、離婚した夫婦がいる

中東の国、ドバイであるカップルが結婚式を挙げました。その際、花婿が花嫁の父に持参金を、裁判所で結婚の署名をしたときに半分、裁判所を出た後に半分渡すこととなっていました。

しかし署名時に半分を渡して裁判所を出たときに、花嫁の父は今すぐ残り半分の持参金を持ってこいとせがんできました。花婿は持参金は用意してあるのでもう少しだけ待ってほしいと言ったのですが、父は一切聞いてくれません。そのことからケンカがはじまり、ついには「お前の娘なんていらない」と言い放ち離婚したとのこと。その間わずか15分。おそらく史上最短の夫婦期間だったのではないでしょうか。

ロシアのモデルがもらった婚約指輪の価格は、約9億円

2017年、ロシアの財閥の御曹司であるアレクセイ・シャポバロフとモデルのクセーニャ・タリツィーナが婚約したというニュースが流れました。

そのときに注目されたのが、プロポーズの際に贈られた婚約指輪で、真ん中に70カラットにもなるダイヤモンドがあしらわれており、その価格はなんと9億円相当。インスタグラムにもその指輪をアップしたことでさらなる注目を浴びました。

後に行われた結婚式ではロックバンドやアクロバットショーなどを招き、1日で数億円を費やされるほどの豪華な式だったそう。セレブのお金の使い方はとんでもないものだと改めて感じずにはいられません。

結婚式のキャンドルサービスは、日本生まれ

結婚式で新郎新婦が各テーブルに立ててあるロウソクに火をつけてまわるキャンドルサービス。これは実は日本で独自に誕生したものなのです。

キリスト教の結婚式にユニティキャンドルというセレモニーがあります。それは、祭壇に飾られた3本のロウソクの両サイドを両家のお母さんが点火し、真ん中のロウソクに新郎新婦が一緒に火を灯すというもの。

この話を、ロウソクなどを販売する会社のカメヤマのヨーロッパ駐在社員から聞いた国内の社員が、それをアレンジしたキャンドルサービスを考案。自身の結婚式で行ったところ好評を得たため、全国の式場に協力してもらい全国的に広まっていき、結果今では知らない人がいないぐらい当たり前の演出となったのだそうです。

ウェディングケーキの形は、ロンドンの教会をモチーフにして作られた

結婚披露宴に欠かすことができないウェディングケーキ。何段も重ねられて高さがあるのが特徴的ですが、その形のモデルがロンドンの教会だったというのはご存知でしょうか?

そのモデルとはロンドン、フリート・ストリートにある聖ブライド教会で、そのビジュアルは塔が4段になっており、ウェディングケーキそのものです。

1703年、ケーキ職人の見習いだった青年が雇い主の娘さんに結婚を申し込むために、自分の実力を示そうということで作ったものがウェディングケーキの最初だとされており、その形のヒントとなったのがこの教会だったというわけです。

ブーケトスが始まったのは危険防止のため

花嫁が投げるブーケをとった人は次に結婚できるという言い伝えは有名です。独身女性の中にはこれがどうしてもほしいという方もいるようです。このブーケトスですが、何のために始まったのか、それは危険防止のためだといいます。

花嫁の幸せにあやかりたいというのは昔からあったようで、14世紀のイギリスでは新婦のアクセサリーなどを引っ張って持って帰るのも珍しいことではありませんでした。
しかし、多くの人が殺到し、野盗のように装飾品を奪っていくことは非常に危険なことでもありました。そのため、ドレスなどを守るためにブーケを投げたのがこのブーケトスの始まりだそうです。

現代はくじ引きだったり、親しい友達に上げたというのが多いようですが、もし争奪戦になっても、けがなどには気を付けてください。

ブーケトスの男性版に、ブロッコリートスというものがある

結婚式で新婦が投げるブーケを女性が取り合う風景はおなじみのものとなっています。実は男性に向けても同じようなイベントがあるというのはご存知でしょうか?

それはブロッコリートスというもので、ブーケトスと同じように新郎が投げたブロッコリーを未婚の男性が取り合うのです。

なぜブロッコリーを投げるのかというと、形がブーケに似ており、かつブロッコリーに子孫繁栄を願う意味合いが込められているからだそうです。

これから結婚される方がいらっしゃるなら、試してみてはいかがでしょうか。

キュリー夫人は新婚旅行に、自転車で出かけた

ノーベル賞も受賞している女性科学者のキュリー夫人。彼女の新婚旅行は実に変わったものでした。

彼女と、同じく科学者であった夫は研究熱心で、豪華な結婚式を挙げるよりもそのお金を研究に費やしたいと考える性格でした。
当時収入も少なかった2人は質素な式を挙げたあと、結婚祝いでもらった自転車に乗って新婚旅行に出かけたそうです。

彼女たちのその新婚旅行よりも研究を大事にする熱い思いが、後の偉業につながったのかもしれません。

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